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[書籍] 捨てられ傷つけられても生きる…多摩川の猫物語

 人間に捨てられ、傷つけられてなおたくましく生きる猫たちを、東京都府中市や川崎市などの多摩川河川敷で23年間、カメラに収めてきた写真家小西修さん(57)(川崎市中原区新丸子町)が作品を「多摩川猫物語」にまとめ、出版した。

 小西さんは「命の重みを伝えたい」と話している。

 小西さんと妻・美智子さん(57)は1990年から、多摩川河川敷などで暮らす猫にえさを与えたり、去勢・避妊手術を受けさせたりといった世話を続けている。小西さんは広告写真の仕事の合間を縫い、東京都大田区から奥多摩町まで多摩川沿いを巡回し、美智子さんは自宅近くを毎日巡る。

 世話を始めた小西さんは、えさに毒を混ぜられたり、けしかけられた飼い犬にかみつかれたりする猫が後を絶たないことに心を痛めた。捨てられるだけで虐待なのに、さらに傷つける人間がいる。自分にできるのは、写真で現実を伝えることだけ」。世話や撮影と並行し、猫の性格や特徴をそれぞれノートにメモしてきた。

 本で取り上げた猫は51匹。撮影後に死んだ猫も多い。生きた証しを記録するように、それぞれの猫に紹介文も添えた。

 アカは、ふっくらとかわいらしい外見が印象的なオス猫。穏やかな性格とともに、出会って10年後に何者かに背中を刃物で切りつけられ、姿を消したことが淡々とした筆致でつづられている。

 左前脚がないメス猫ミーヤは、両目を見開いて3本の脚で疾走する写真と、他の猫と争って左目を失った後の写真が並ぶ。飼い主が見つかり、幸せに暮らしていることも書き添えられた。

 病気で毛並みがぼろぼろだったり、虐待されて血を流したりしている写真もあえて収録した。「色んな現実を知ってほしい」という意向からだ。

 「お前が(猫を)増やしているんじゃないのか」などと罵声を浴びせられることもある。小西さんは、「猫が好きだからといって、世話をできるわけではない。原因は人間にあり、やらなければいけないことだから、やっている」と言い切る。

 「多摩川猫物語」は角川書店が出版。A5判96ページで1800円(税別)。

読売新聞 2013年4月21日




多摩川猫物語 それでも猫は生きていく
多摩川猫物語 それでも猫は生きていく

著者 小西修さんのブログ「小西修の動物ドキュメンタリーBLOG」より

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事実を包み隠すことのない、あるがままの現実の記録です。

多摩川の猫たちに限らず、日本全国に遺棄され続けている猫に共通することと思います。

一人でも多くの方に手にとって頂き、もの言えぬ猫たちの気持ちになり代わって考えて下されば幸いです。

よろしくお願い致します。

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[書籍] 偏見・暴力…野良猫たちの過酷な日常


 12月に入って、都内もかなり冷え込むようになり、外出するのがおっくうな季節がやってきました。我々人間にとっても辛い冬ですから、外で暮らす動物たちにとってはより過酷な時期に違いありません。
 『さよなら、猫よありがとう』(猫咲スノー/訳、ウインク・パブリッシャーズ/刊)は、韓国の詩人、イ・ヨンハンさんがソウル郊外の野良猫たちの姿を、独特の鋭い視点で切り取ったフォトエッセイ。本書からは我々が思っている以上に外敵が多く、困難な野良猫の生活が浮かび上がってきます。
 どうやらそれは、冬の寒さだけではないようです。

■氷点下20℃にもなるソウルで暮らす

 本書に掲載されている猫たちの写真で特に目を引くのが、身を切るような北風から子猫たちを守るべく身体を丸める母親と、母の後ろに寄り集まって冬をやり過ごそうとする子猫たちを写したスナップです。
 全身が毛に覆われているとはいえ、韓国の冬は氷点下20℃にもなる過酷きわまりないもの。こんな環境でも、野良猫たちには暖炉もヒーターもなく、できることといったら、少しでも暖をとれる毛布や発泡スチロールなどを求めてゴミ捨て場をさまようか、何匹かで身を寄せ合ってじっと耐えるかだけ。
 あたたかい場所が大好きな猫ですが、野良猫たちには互いの体と体温が唯一の暖炉なのです。

■「猫は不吉」の偏見と暴力

 猫好きが多い日本とは違い、韓国では「猫は不吉」「猫は人間に害を与える」といった偏見がまだまだ根強く残り、猫の虐待も少なくありません。
 ヨンハンさんが雪遊びをしている野良猫を撮影しようとした時、こんな場面に出遭ったそうです。
 近くで雪かきをしていた老人がやってきて、ヨンハンさんに「そこで何をしている?」と尋ねました。ヨンハンさんが「猫の写真を撮っているんです」と答えると、老人は「猫はみんな殺してしまえ!」と言い、猫に向かって雪かき用のスコップを振りかざしました。それは、単に猫を追いやろうというものではなく、明らかに殺してしまおうというものだったそう。
 野良猫一匹であっても命があります。人間にはそれを好きに殺したり生かしたりする権利はないはずですが、残念ながら多くの人はそのことを忘れているとヨンハンさんはいいます。
 人間が持つ偏見や暴力とも野良猫たちは戦っていかなければならないのです。

 ここで描かれているのは、ふわふわとした毛に包まれ、温かい日なたで居眠りする飼い猫ではなく、厳しい環境や偏見、暴力に耐えながらたくましく生き抜こうとする野良猫たちです。本書が韓国でベストセラーとなり、映画(「Dancing Cat」)の題材となったのは、彼らの真の姿が描かれているからかもしれません。
 本書を手に取ったら、猫好きの人に限らず全ての人が心を揺さぶられ、勇気をもらわずにはいられないはずです。
(新刊JP編集部)

新刊JP 2012年12月7日




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動物愛護センター(保健所)より。
翌朝にはもうこの世にいないかもしれない犬たちの最後の叫び。
犬 殺処分

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[書籍] 動物たちの反乱 増えすぎるシカ、人里へ出るクマ



 わたしたちはいつのまにか、気配に対してやや鈍感になっていやしないだろうか。見えなくても何かがいる気配、見られている気配。それは危機を察知するためだけではなく、日常の中で感じる生き物との楽しい交流でもある。

 本書のタイトル「動物たちの反乱」とは、生存に対する「無法な圧力」に対し、やむをえず反抗することであり、動物たちにそうさせた理由について河合雅雄さんは「(一)里山の崩壊、(二)動物の数が増えた、(三)農村の構造的変化、(四)野生動物の保護管理行政の貧困」と書いている。その四つは密接に関係しあっているが、いちばん大きな原因は里山の崩壊である、と。

 遠くから眺めていると気づかないが、日もささず、倒木だらけの山を多く見かけるたびに、ため息が出る。

 人里の近くにある低い山は、農家にとって田畑と同じ価値を持った土地であり、「山」とか「裏山」と呼んで、薪や山の幸を採るなどさまざまに利用してきたのだ。

 林学ではこの低山を「農用地」と名づけているが、いかにも硬い感じがするということで、林学者の四手井綱英(しでい・つなひで)が「里山」と呼ぶと、それが詩的な響きを持つ言葉だったことから急速に普及したという。

 しかし、昭和30年代後半に燃料革命が起こり、薪、炭、石炭に代わって石油、ガス、電気が利用され始めると、里山は一挙に薪炭林の役割を剝奪(はくだつ)され、遊休地化してしまった。

 田畑への肥料の供給源であった堆肥(たいひ)も化学肥料となって、人が耕地にいるのは農繁期だけ。農業を人力で行っていた時代は、年中誰かが田畑にいたので、山の動物も警戒して里へ出ることはなかった。しかし、今日では里へ出ても追い払われることが少なくなり、里は餌場のひとつになってしまったのだという。

 もちろんこれも、理由のひとつだけれど、私たちはもともと野生動物と共に暮らしていることを、つい忘れてしまっているのではないのだろうか。

 地球規模でみて、特別に生物多様性が高く、かつそれが破壊の危機に瀕(ひん)している地域を「生物多様性ホットスポット」という。そんな場所は、地球の陸地面積のわずか2・3%しかない。そのひとつが日本列島だ。狭い国土に23科59属105種もの野生哺乳類が生息している日本の森林こそ、まさに野生動物の宝庫なのだ!!

 こんなに大切な彼らの棲(す)む家を荒らし放題にしておくというのは何事かと、つい言いたくなる。

 「明治に入って、日本は西洋諸国に追いつくために、あらゆる面で近代化に必死の努力を傾注した。文明開化を合言葉にして、驚異的な発展を遂げていった。そのために、惜しげもなく過去の習慣や美風の多くを捨ててしまった」

 明治6年に来日し『日本事物誌』を著したバジル・チェンバレンは、その中で「一般的に言って、教養ある日本人は彼らの過去を捨ててしまっている。彼らは過去の日本人とは別の人間、別のものになろうとしている」「古い日本は死んだ」とさえ言い切っている。しかし彼は、日本人は過去を捨てたつもりでも基本的な性格は少しも変わらず、新しい水路に偏っていっただけだとして、捨てた過去よりも残した過去のほうがはるかに大きいと、その後の復元力に期待をかけていた。

 幕末から明治初期に訪れた欧米人は、野生動物の豊かさと日本人の動物に対するやさしい態度に感嘆する。北海道開拓使として招かれたエドウィン・ダンは「芝、上野、東京中の草むらに雉(キジ)がおり、英国大使館前の濠(ほり)にはガンやカモなどの水鳥が真黒になるほどいた。雄狐(ギツネ)の鳴き声がしきりにし、狸(タヌキ)もいる。朝、食堂のテーブルの上に雄狐がおり、バター皿の中身を食べていた」と記し、野生の鳥や獣が人間と共存している状況に心を動かされている。当時、東京は世界でも有数の大都市だったが、欧米の都市でこのように「動物の幸う所」はなかったそうだ。

 タイムマシンがあれば、その時代の東京に行ってみたい。が、それとてつい最近のことなのに……。

 クマやシカやサルが出没したというニュースを、「また、出たか」で終わらせるのではなく、その続きを本書で掘り下げてみてほしい。

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奇跡の猫 でかお

明日もいっしょにおきようね 捨て猫、でかおのはなし


竹脇麻衣/穴澤賢
草思社
ISBN:9784794218940

寒い冬のある日、保健所に収容された一匹の大きなオス猫。
ちょっと不機嫌そうな顔をしているけど、おっとりした食いしん坊。
なんとかその猫の命を求おうと思い悩むノリコさん。
しかしそのとき猫はすでに…。
ある保健所で本当にあった猫と人との悲しいけれど、ぬくもりのある物語。





以下、日経ウーマンオンラインより

奇跡の猫~それでも生きていた、でかお

 「犬や猫をとりまく人」として、これまでたくさんの人に会いに行ってきたわけですが、取材を進めていく中で、ある不思議な猫がいるという情報が寄せられ、よくよく聞いてみると、これが実に、なんとも信じがたいような猫であるらしいというので、実際に会いに行ってきました。

 向かったのは、岐阜県多治見市。そう、この夏「日本で一番暑い町」と話題の多治見。なぜよりによってこの時期に。いや、それとこれとは別問題。この町に、問題の猫がいるという。名前は「でかお」。顔がでかいからそう名付けられたんだそうな。

 そしてその「でかお」は、そもそも保健所に収容された猫だったという。そこで信じられないようなことが起こった。はたして「でかお」は何を起こしたのか。その場面を目の当たりにし、現在は「でかお」の飼い主でもある好田さんから話をうかがうため、ある場所で待ち合わせることに。

 その場所とは、保健所。好田さんは、日頃からここに収容された犬や猫の世話を個人的に行っているのだという。「でかお」が収容されていたのもこの場所。あいにく都合がつかず、訪れたのは日曜だったため休館日だったが、「事件」はこの場所で起こったという。

 到着してまず驚いたのは、その小ささ。本館とは別の、隅の方にあるのが、犬や猫を収容する建物らしい。しかも向こう半分は倉庫になっているそうで、残るスペースは8帖くらいしかないのではないだろうか。あの中にケージがいくつかあり、収容された犬や猫はそこに入れられるのだという。

昨年12月に起こった「事件」

 「土日は鍵がかかっていて入れないから、金曜日にきれいに掃除して、エサもたくさん置いて、水も用意するんですけど、この暑さでしょう。少しでも暑さをやわらげようとよしずも置いたんですけど、それでも週末はいつもすごく心配で」と話す好田さん。

 たしかにあれは窮屈だろう。しかも暑いだろうに。好田さんによれば、ここの収容日は月曜となっていて、迷い犬として保護される犬もいるが、飼い主自らが持ち込むこともあるという。また、猫の場合は、野良猫が近所で産んだと言って持ってくる場合も多いらしい。迷い犬の場合は、飼い主を捜すため公示期間があり、5日間の猶予があるが、持ち込まれた場合それはなく、水曜日に定められている処分を待つだけとなる。

 好田さんは、職員の許可を得て、月曜から金曜まで毎日この場所に通い、そうした犬や猫の世話をすると同時に、里親捜しなどの活動を8年間続けてきたのだという。そして、昨年の12月、ここで「でかお」に出会ったらしい。

 「最初は、恐かったんです。ここに入れられた猫って、だいたい警戒心から攻撃的になっていることが多いし、そのうえ大きいし。だから、おそるおそるケージの外からトイレシートを敷いたりしていたんですけど、おとなしかったんですね、この子は。で、大丈夫かなあと触れてみても全然平気で、それから行く度に撫でたりしていて、なんかすごく気になっていたんです」

 好田さんによれば、「でかお」が収容された週は、たまたま職員の都合か何かで水曜日の処分がなかったのだそうだ。月曜日に持ち込まれて、中1日であっけなく処分されてしまう犬や猫に比べたら、その時点で「でかお」は一度難を逃れていたことになる。その間、好田さんの中で葛藤が続いていたらしい。自分自身でも、すでに何匹もの猫を引き取っているが、それにも限界がある。だけどやっぱり出してあげたい…。

 「選んじゃいけないとは思うんですけど、それでも全部は救えないから、どうしようって。オスだし、家にいる猫と喧嘩するんじゃないかとかずっと悩んでいて。でも木曜の夜にやっぱり引き取ろうと心に決めて、次の日、金曜の夕方に保健所に向かったんです。そしたら、もう処分したと言われて、もうびっくりして。てっきり翌週まで処分されないもんだとばっかり思ってましたから」

 処分、という表現が適切であるかどうかはひとまず置いといて、実際の現場では広く使われている言葉であるのはたしか。もっといえば、どこの保健所の職員だって誰も好きこのんで処分なんぞしたくはないはず。それでも持ち込まれる犬や猫がいる以上、全部の面倒を見られるわけもない。自治体によっても処分方法は異なるが、この保健所の場合、筋弛緩剤が用いられるらしい。好田さんがかけつけたときには、「でかお」は筋弛緩剤を注射されて、すでに1時間近くが経過していたという。

 「それでもう慌ててしまって。注射を打たれた後は冷凍庫で一時保存されるんですね。私、それを知ってたから、最後のお別れをしようと思って、冷凍庫のところまで行って扉を開けたんです。そしたら黒い袋があって、よく見たら、がさごそと動いてたんですよ。で、驚いて職員さんに『動いてます!』と叫んだら、そんなはずはないと。でも何度見ても動いてるんですね。そのうち職員さんも来て、確かめてもらってもやっぱり動いてる。だから、連れて帰っていいですかと言ったんですけど、もう注射した後だし、絶対助からないから諦めなさいと。それで、袋の上からもう一回注射を打たれてしまったんですよ。それを見て、ああ、もう駄目だと思って……」

奇跡の猫(2)~でかおが生き延びた理由

 「私、実は、以前にも筋弛緩剤を打たれた犬や猫を見たことがあったんです。たいていは1分も経たないうちにぐったりしてしまうんです。だけど、そのときは2回も注射されたのに、黒い袋はずっとがさごそと動き続けていたんですよ。それでもう、たまらなくなって袋をばりばり破いて中を確かめたんですね。そしたら、そこには2匹の猫が入れられていて、黒い猫はすでに死んじゃってたんですけど、もう一匹は、目をあけてこっちを見てたんです。それで慌てて抱き上げたら、体が冷たくなっていて。その体を必死でさすって」

 好田さんはそのときの状況をこう話す。それはとても信じられるようなことではなかったが、たしかに目の前の猫は生きていた。それと同時に、でもやっぱりもう駄目かもしれないという思いもしたそうだ。だけど、それでも、この猫を家に連れ帰ろうという気持ちだったという。

 「それで職員さんに、この猫連れて帰りますって言って。もう助からないかもしれないけど、引き取るって決めたんだから連れて帰りますって。そこで息を引き取るならそれでもいいからと、とにかく車で家に連れて帰ったんです。知り合いの獣医さんに電話しても、いつ何がどうなるかわからないから様子を見るしかないと言われて。だけど、夜になっても見たところなんともなさそうだし、エサをあげたらペロッと平らげて。それでも心配だから、次の日も、その次の日も、ずっと見てたんですけど、普通に元気で、それから半年以上何もなく、今日にいたるという…」

冷凍庫で1時間…

 すごい。そんなことがあるんだろうか。だけど目の前の「でかお」は、たしかに元気そうだ。突然連れてこられて若干迷惑そうではあるが、体を撫でても嫌がらないし、顔をむにゅっと掴んでも平気。たしかに顔はでかい。でも、これくらい大きな猫はいくらでもいる。どこかが特別だとは思えない。よく見ると、特徴のある目をしていて、なんとも愛嬌のある顔をしている。なかなかの美猫だ。というか、めっちゃ可愛い。それにしても、こんなおっとりした猫が。

 「後でいろいろな人に聞いたんですけど、獣医さんによれば、冷凍庫の中というのが良かったんじゃないかと。いったん低体温で仮死状態になってたんじゃないかと。筋弛緩剤については、普通の猫より体が大きい分、量が足りなかったんじゃないかって。でも、2回打たれて大丈夫ってわけはないでしょうし、結局はわからないんです。だけど、この子は何かの理由があって生かされたのかもしれないなあと思うことはあります。普通じゃ、まずありえないことですから」

 好田さんが保健所の犬や猫の世話をするようになって8年の間でも、こんなことは初めてだったという。それはそうかもしれない。それにしても、そもそも好田さんは、どうして個人で活動を始めるようになったのだろうか。

 「私、ペットシッターをやっていて、あるお宅の犬の世話をしに行ったときなんですけど、保健所から回覧板が届いたんです。で、読んでみたら、近所の空き家に住み着いている野良犬を捕獲するために、いついつ睡眠薬入りのエサをまくから、飼い主は自分とこの犬が拾い食いしないように注意してください、みたいなことが書いてあったんですよ。そのときなぜか気になって、保健所にその犬が捕獲されたら見に行こうと思ったんです」

 好田さんが保健所に問い合わせたところ、野良犬は3匹いて、近所から苦情が寄せられていたという。それを捕まえるために、すでに餌付けを始めており、まもなく睡眠薬入りのエサで捕獲する予定だとのこと。それから数日、再び問い合わせて、例の野良犬が捕獲されたと聞いた好田さんは、保健所に向かう。

 「そしたら犬は1頭しかいなかったんですよ。聞けばそれがボス犬らしく、何かを感づいたのか、他の2頭のエサも全部食べちゃったみたいなんです。だから致死量の睡眠薬が体に入っちゃって、目の前でぐーぐーいびきをかいて寝ていたんです。大きな、白い犬だったんですけど」

 他の犬を助けようとしたのかどうかは定かではないが、そのときに限って、まかれたエサをボス犬が全部食べてしまったのだという。結果的に、他の2頭は姿を消して、どこかへ行ってしまったらしい。

 「結局、その犬は助からなかったんですけど、そのときに思ったんです。犬でも、自分を犠牲にして仲間を守るんだと。その犬のことがすごく心に残って、それがきっかけというか、もともとどうぶつが好きというのもあったんですが、これからは保健所に入れられた犬や猫を少しでも助けようと思ったんです。もしあの大きな白い犬と出会っていなければ、こんなことやってないかもしれない」

 好田さんが活動を始めてから8年の間に保健所から救い出した犬や猫の数は、500匹を超えるという。もちろんそれらは収容された全体の数から見れば一部かもしれない。でも結果的には、一頭の野良犬が好田さんを突き動かし、多くの犬や猫を救ったといえなくもない。そして「でかお」とだって、出会ってなかったかもしれない。

奇跡の猫(3)~救った命に思うこと

 「でかお」は、強運というか、奇跡というか、ものすごい生命力というか、偶然もいくつか重なった結果、助かった。そこに何か特別な理由があったのかどうかはわからない。だけど、その影でひっそりと処分される犬や猫が多いのも事実。そのあたりについて、好田さんはどう思うのだろう。

 「たとえばその猫が明日処分されるとわかっていても、私はやっぱり生きている以上は最低限のこと、汚物で汚れないように綺麗に掃除してあげるとか、お腹を満たしてあげるとか、そういうことはやってあげたい。老犬だって、そこら辺を少し散歩させたり、おやつをあげたり、最低限そのくらいのことはしてあげたい。それが一応信念というか、そういう気持ちでやってます」

 収容される犬や猫の中には、病気を持っていたり、老齢のため弱っていたりして、どうしても譲渡の対象にはなりにくいものもいる。そうした場合、たとえ処分されることが決まっていても、好田さんは最後まで面倒を見るのだという。

 「だけど首輪をしていたり、明らかに飼われていただろう思われるものとか、飼い主が持ち込んだ子猫なんかを見ていると、どうして最後まで面倒を見てくれないんだろう、どうして去勢や避妊をしないんだろうという気持ちにはなります」

 やっぱりそこに尽きるのかもしれない。聞けば岐阜県も昔に比べたら野良犬の数はかなり減っているという。ということは、保健所に収容されるほとんどの犬が誰かに飼われていたわけで、飼い主が自ら持ち込むケースが多いのだろう。最初に書いた通り、そうした場合、保健所では猶予期間がなく、即処分の対象となる。

 「県には、動物管理センターがないんですね。だからもしそれが出来てくれれば、保健所は一時預かりにみたいな感じになって、すぐ管理センターに移ることになるだろうし、そしたら収容スペースも増えるだろうし、環境だって良くなるだろうし、猶予期間もある程度ながくできるだろうし、そうすれば譲渡できる犬や猫の数がもっと増えるのにという願いはあるんですけど」

 それでも、好田さんが関わるようになってから、猫もできるだけ里親を捜す努力をつづけてきたという。それは、県の統計(猫の引き取り及び状と頭数)にも結果が表れている(他の保健所では猫の譲渡数が0からせいぜい10数件なのに対し、好田さんが関わっている保健所では177件)。他の保健所の猫はほとんどといっていいほど譲渡されていない現状において、ひとりでここまでやるというのはすごいことだと思う。

 「でも一番いいのは、動物管理センターなんか作る必要がないくらいになることだと思うんです。保健所だってそうですけど、職員さんだって、本当は処分なんかしたくないわけですよ。誰かが持ち込んでくるから、どうしようもないだけで」

 たしかにそうかもしれない。こういう問題を取り上げるときに、施設の人を責めるのはおかしい。以前、ある動物愛護センターの職員も、辛いし、やりたくないけど、どうぶつに愛情がない人がやるくらいなら自分が手厚く最後まで見届けてやろうと思ったと語っているのを聞いたことがある。好田さんが通う保健所の担当者もそうなのだろう。実際、担当者が協力的だったからこそ、8年もの間こうした活動を続けてこられたんだという。

 いずれにしても個人でできることには限りがある。そんな中で、好田さんは、これからも活動を続けていくんだろうか。

 最後にそう聞いてみると「やり出した以上は。全部が全部はもちろん無理だけども、それでも助かっている犬や猫は少しはいるので、私がやめちゃったら、それもなくなるでしょ。それに、でかおを見ていると、やっぱりこの子たちは生きたいんだなと思って。それなら、少しでも助けられる命は助けてあげたいという思いが、でかおの一件でより強くなりました」とのことだった。

 そう話す好田さんの姿を、突然のおでかけにやや迷惑ぎみのでかおが、ケージの中から「早く帰ろうよ」とばかりに眺めていたのだった。ごめんごめん、外へ呼び出したりして悪かったな。でも会えて良かったよ。元気でな、ま、お前なら大丈夫か。しかし、お前、すごい奴だな。そう語りかけても「なにが?」という目をするだけの「でかお」だった。



でかおは、2012年7月18日に息を引き取ったそうです。

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[書籍] 明日もいっしょにおきようね―捨て猫、でかおのはなし

エキサイトニュース 2012年06月21日

 元記事:http://www.excite.co.jp/News/product/20120621/JCast_136569.html

明日もいっしょにおきようね

明日もいっしょにおきようね
著者:竹脇麻衣
価格:1,260円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る



2009年、岐阜県の保健所である女性が出会った捨て猫「でかお」。思い悩んだ末に彼を飼うことに決めた女性だが、でかおはすでに殺処分に回されていて――そんな実話を元にした絵本『明日もいっしょにおきようね―捨て猫、でかおのはなし』(竹脇麻衣・絵、穴澤賢・文、草思社、2012年4月21日発売)が反響を呼んでいる。
毎年20万の犬・猫が殺処分される国・日本

かわいらしくあたたかいタッチで描かれた同著だが、上記のストーリーからもわかるように、背景には毎年20万頭以上の犬や猫が『処分』という名目で殺されていることへの問題意識がある。その多くは飼い主により捨てられた犬・猫だ。アマゾンのブックレビューでも、
「子供と一緒に泣きながら読みました。読み終えた後、飼い猫を抱きしめました。辛い現実にとても考えさせられました」
「たくさんの子ども達に読んでほしいと思いました」
など、でかおが起こした「奇跡」に感動するとともに、この問題に思いをめぐらせるコメントが多数寄せられている。



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8週齢未満で親から引き離された子犬子猫には、
健康面や社会化の面で問題が発生すると言われています。
その問題が原因となって捨てられたり殺処分される犬猫が少なくありません。
今年行われる動物愛護法の改正で、
8週齢になるまでは親から引き離さないよう規制される事を願っています。

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[書籍] 不幸な犬猫減らして 捨て猫殺処分めぐる岐阜の話、絵本に

岐阜新聞 2012年05月14日

 元記事:http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120514/201205141658_17027.shtml

 岐阜県内であった実話を基に、保健所に収容された捨て猫の運命を描いた絵本「明日もいっしょにおきようね 捨て猫、でかおのはなし」(A5判変型、64ページ)が草思社から出版された。施設に入れられた猫と女性の触れ合いを写し出した物語で、不幸な犬猫を少しでも減らすため、命の大切さを呼び掛けている

 物語は2009年、保健所に収容された犬猫の世話を続ける県内在住のノリコさん(主人公)が実際に体験。「顔がでかいから、でかお」と名付けられた捨て猫は、殺処分のため2本も注射を打たれたが一命を取り留め、今はノリコさんと暮らしている。

 「でも大切なのはそこじゃない。でかおは奇跡的に助かったけれど、それ以外の犬や猫は死んでしまう」と著者穴澤賢さんは言う。

 県生活衛生課によると、室内飼いが増え、避妊や去勢手術も積極的に行われている犬に比べ、圧倒的に保健所の引き取り件数が多いのが猫。ほとんどが飼い主不明の野良猫だ。

 県内の猫の殺処分数は2011年度速報値で2221匹。02年度の4737匹と比べ2516匹減った。一方、県内の猫の譲渡数は、11年度速報値が482匹。02年度は、持ち込み数が11年度の倍近くにも関わらず、譲渡数は253匹にとどまっていた。行政も殺処分を減らそうと取り組み、この10年間で殺処分数は減少傾向にある。

 「でかおは今も元気です」と話すノリコさんは、週5日間は保健所に通い、処分される犬や猫の世話を無償で10年間続けている。

 「持ち込まれる猫のほとんどは子猫。野良猫に餌を与えるなら、避妊や去勢手術をして増やさないようにしてほしい」と願い、「むやみに産ませる無責任な飼い主の尻拭いを保健所がさせられている。目を背けたい現実を知ることで、一度飼うと決めたら最後まで面倒をみるという意識を広めたい」と話す。

 絵はイラストレーター竹脇麻衣さんが手掛けた。絵本は税込み1260円。売り上げの一部は動物愛護、保護の活動に寄付される。



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[書籍] さよならの合図―ペットロスから再び笑顔を取り戻すまでの90日間

【送料無料】さよならの合図

【送料無料】さよならの合図
価格:1,029円(税込、送料別)


15年間連れ添った愛犬エルザが旅立ってしまった…。
後悔と自責の念にさいなまれ、ペットロスに苦しむ著者を救ってくれたのは、作者不詳の詩「虹の橋」とエルザとの楽しい思い出の数々だった。
何かを失い、凍てついた心を抱えこんでいる全ての人々に贈る、喪失と希望の物語。
詩「虹の橋」の世界をイラスト化して収録。


1 それは突然に…(エルザはゆかいな高齢犬;手術の選択 ほか)
2 本当のさよならへ(動物霊園へ;みんな一緒 ほか)
3 ペットロスから虹の橋へ…(ごめんねエルザ…;泣いてもいいんだ ほか)
4 そして今…(姿が変わっても…;お骨について ほか)



大切なペットが亡くなると、程度の差はあると思いますが、誰でもペットロスの状態に陥るのではないでしょうか?

それまで毎日のように、撫でて、話しかけて、遊んで、寝て、と家族だった子が居なくなるのですから当然だと思います。

いつも仕事に行くときに玄関までお見送りしてくれた子が居ない。

いつも仕事から帰ってくると玄関で待っていてくれた子が居ない。

いつもご飯の時間になると催促していた声が聞こえない。

リビングでは、いつも手の届く範囲に居た子が居ない。

自室では、いつもひざの上で寝ていた子が居ない。

等、事ある毎にその子を思い出し涙を流す日々が続くのでしょう。



人によっては、「たかがペットが死んくらいで」と言う人も居るかも知れませんが、私は他人なんか気にせずに泣けばいいと思います。

悲しくて悲しくてと言う気持ちは、その子を愛していた事の証です。


| 書籍 | 06:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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[書籍] 被災犬が見た苦難と希望 仙台のペット関連会社の実話が児童書に

河北新報社 2012年3月24日

 元記事:http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120324t13022.htm

 東日本大震災で被災した動物を描いた児童書が、角川書店(東京)から出版された。県内の被災地をさまよった犬2匹が飼い主と再会した実話を基に、動物の保護に奔走した仙台市内のペット関連会社の活動も盛り込み、動物の目線で、震災の苦難と生きる希望の大切さを訴えている。

 タイトルは「東日本大震災で迷子になった犬 ロックとマック」。ともに美里町と東松島市で保護されたダックスフント2匹が、人々の善意で飼い主の元にたどり着く内容。引き取られたロックは間もなく、家族に見守られ亡くなってしまう。

 物語の下地になったのは、仙台市青葉区芋沢のペット関連サービス会社「ドックウッド」の取り組みだ。震災直後から宮城、岩手、福島の被災地を回り、飼い主とはぐれた犬や猫を無償で預かるなどの支援を続けてきた。

 昨夏、一連の活動を写真集にして自費出版したところ、角川書店の編集者の目にとまり、「震災の悲惨さや人の優しさをペットを通じて子どもたちに伝えたい」と全国出版が決定。絵本作家のなりゆきわかこさんが実話を基に書き下ろした。

 ドックウッドを経営する我妻敬司さん(42)は「震災から1年で延べ450匹を保護したが、飼い主の元に帰ったのは4割にとどまる。被災者がペットを飼える状況に戻っておらず、ニーズはまだまだ減らない」と話す。現在も135匹を預かっていて、物語に登場するマックも飼い主が仮設住宅暮らしのため引き続き保護している。

 「ロックとマック」は新書サイズで158ページ、609円。ドックウッドの活動記録写真集をリメークした「待っている犬 東日本大震災で被災した犬猫たち」(A5判、1260円)も角川書店から発行されている。

ロックとマック

ロックとマック
著者:なりゆきわかこ
価格:609円(税込、送料込)
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待っている犬

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著者:ドッグウッド
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| 書籍 | 23:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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[書籍] 犬は捨てられても飼い主を忘れない

新刊JP 2012年2月29日

 元記事:http://www.sinkan.jp/news/index_2546.html

 動物と一緒にいると日々の疲れが癒されたり、心が安らいだりしますよね。そんな理由で、人は犬や猫などをペットとして飼うわけですが、一方で殺処分になる犬と猫の数は毎年20万匹以上にのぼることをご存じでしょうか。

 殺処分となる犬・猫の中には飼い主が捨てた動物が多く含まれます。一度は飼っていたわけですから、ペットを捨てる飼い主の多くは動物が好きなはずです。それにも関わらず捨てるということは、その飼い主には命あるものを預かっているという覚悟が足りなかったと言わざるを得ません

 『ボクものがたり』(And yu、舞坂ゆき子/原案、いもとようこ/文絵、金の星社/刊)は、人間に捨てられた犬の視点で動物の悲しさを描いた絵本。

 冒頭で子犬の「ぼく」は「ちび」と名付けられ、かわいがられます。

 「ぼく」も人が好きになり、飼い主のことを「たったひとりのかぞく」だと感じて、幸せな日々を過ごしました。

 “ぼくを なでる きみの て、なんて あったかいんだろう…なんて しあわせなんだろう…ぼくは なでられるたびに おおきくなっていくみたい。”(本文より引用)

 しかし、ある時から、飼い主は「ぼく」の名前を呼んでくれなくなります。「ぼく」は年を取り、体がだんだん動かなくなっていきます。それでも「ぼく」は「たったひとりのかぞく」である飼い主を守ろうと決めています。

 ついに「ぼく」は捨てられて、檻に入れられてしまいます。そして、その檻の中で最期を迎えるわけですが、死ぬ時まで自分をやさしくなでてくれた飼い主の手を思い浮かべ、彼への愛情は変わることがなかったのです。

 犬は忠誠心の強い動物だと言われています。もし犬が、捨てられて殺処分になっても尚飼い主に愛情を抱き続ける動物だとしたら、犬を捨てるというのはとてつもなく罪深い行為だと言えるのではないでしょうか。もちろん、これは犬に限らずあらゆる動物に言えることです。

 『ボクものがたり』に描かれているいもとようこ氏の印象的な絵と文章は、動物を飼うことの楽しさと、その楽しさを味わうためにその動物が死ぬまで世話をするという覚悟が必要だということを訴えかけます

 絵本というと子供が読むものだと思われがちですが、本書には子供だけでなく大人も心を動かされるはずです



【送料無料】ボクものがたり

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価格:1,470円(税込、送料別)



小さなお子様が居るお家では、お母さんとお父さんの間に子供をはさんで一緒に読むのも良いですね。

各家庭で自分の子供に親が「犬猫にも人間と同じ命があること」「その命は人間と同じ重さがあること」を教えていれば、その子供が大人になる頃には、人にも動物にもきっと今より良い未来があると思います。




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[書籍] 原発被災地のペットの現状 現地で活動川崎の獣医師が絵本

東京新聞 2012年1月27日

 元記事:http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120127/CK2012012702000048.html


 福島第一原発付近に置き去りにされたペットの保護救助活動をしている馬場総合動物病院(川崎市中原区)の馬場国敏院長(63)が、絵本「さくら 原発被災地にのこされた犬たち」を出版した。印税は全額、動物救護活動に充てられる。

 主人公はシバイヌの「さくら」。原発事故で避難を余儀なくされた飼い主のひとみちゃんと離れ離れになり、再会の日を夢見ながら、苦難を乗り越え、生き抜いていく-という物語だ。「原発被災地の現状を多くの人に知ってもらい、ペット救護活動や、ペットとの同行避難の必要性を理解してもらいたかった」と馬場さん。

 馬場さんは昨年五月から八カ月間、緊急災害時動物救援本部のスタッフとして原発二十キロ圏内の警戒区域で活動。鎖につながれたまま骨になった犬や、餌を求めて道路に飛び出し、工事車両にひかれた犬など、置き去りになったペットのさまざまな姿を見てきた。

 「親子一緒に読んでもらえれば、いつか避難しなければならない状況になった時、ペットも同行避難できるのでは」。馬場さんは、こんな願いを絵本に託している。定価は千三百六十五円。問い合わせは金の星社=電048(989)1291=へ。




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