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[報道] 作文「78円の命」に反響 豊橋の中学1年

 飼い主に捨てられたペットが殺処分されていく現実への複雑な胸の内や命の大切さをつづった愛知県豊橋市立青陵中学1年の谷山千華(ちか)さん(12)の作文「78円の命」に静かな反響が広がっている。娘の思いを知った母親の泰代さん(44)は、地域で捨て猫の命を救う取り組みを始めた。

 千華さんは小学6年生の時、夏休みの宿題でその作文をつづった。近所でかわいがっていた捨て猫の産んだ子猫が県動物保護管理センターに引き取られたと知ったのが発端だった。

 千華さんがインターネットで調べると、全国では1年間に20万匹以上が殺処分され、1匹につき78円の費用がかかるとあった。殺処分の様子を再現するアニメーションもあった。

 「動物の命の価値が78円でしかないように思えて胸が張り裂けそうになった」。作文の題材にしたことについて、千華さんは「一人でも多くの人に現実を知ってほしかった」と振り返る。

 昨年10月、豊橋市内の小中学生が参加した「話し方大会」で、千華さん自身が朗読した作文は最優秀賞に選ばれた。その後、コミュニティーペーパーやインターネットのブログなどで作文が紹介された。

 動物愛護団体「東三河動物福祉の会『ハーツ』」には、千華さんの作文を読んだ人たちから「無責任な大人たちよりもよっぽど物事を深く考えている」「命を命とも思わない無責任な大人たちに読んでほしい」「少女の驚きと悲しみを思うと心が痛む」など、数十件のメールが届いた。同会では、命の大切さを考えてもらおうと、「78円の命」の絵本づくりを進めている。

 市教育委員会も「78円の命」を学校の道徳教育に生かしていこうと検討を始めた。

 母親の泰代さんは、千華さんの作文に背中を押されたという。

 近所には雌の捨て猫が3匹いた。昨年、10匹近い子猫を産んだ。泰代さんは「すぐにどこかへ行くだろう」というほどの軽い気持ちで餌を与えていた。

 千華さんから殺処分の話を聞いた泰代さんは心が痛んだ。「無責任な行動で猫の命を奪い、子どもたちに悲しい思いをさせてはならない」

 同じように近所で猫の世話をしていた人たちに声をかけ、保健所に相談。猫を増やさない方法として、不妊・去勢手術をしたうえで世話をする「地域猫」の活動を始めた。

 4軒の住民と一緒に、昨年10月から今年1月までに雌7匹に不妊手術を施した。手術費用は1万5千円かかるが、市の助成金制度を利用して原則として5千円の負担で済んだ。

 泰代さんは「現実に目を背けないで、命を救えることを知りました」と話す。

 作文を書いた後、野良猫との接し方に悩んでいた千華さんも、「地域猫」を理解し、かわいがっている。(松永佳伸)

●谷山千華さん「78円の命」(抜粋、原文のまま)

 近所に捨てネコがいる。人なつっこい性格からいつの間にか近所の人気者になっていた。2年たった頃にうれしい出来事があった。赤ちゃんを産んだのだ。行き場のない子ネコを近所の鈴木さんが預かってくれた。毎日のように子ネコたちを見に行って、まるで自分の飼いネコのようにかわいがった。

 ある日、突然子ネコの姿が見えなくなった。鈴木さんに尋ねてみると、「○○センターに連れて行ったよ」と、うつむきながら言った。

 たぶん新しい飼い主が見つかる所に連れて行って幸せに暮らせるんだなと思った。次の日、学校でこのことを友達に話したら「保健所だろ? それ殺されちゃうよ」と言った。「そんなはずない。絶対幸せになってるよ」。殺されるという言葉がみょうに心にひっかかり、授業中も保健所のことで頭がいっぱいだった。

 走って家に帰ると、急いでパソコンの前に座った。「保健所」で検索するとそこには想像もできないざんこくなことがたくさんのっていた。飼い主から見捨てられた動物は日付ごとにおりに入れられ、そこで3日の間、飼い主をひたすら待ち続けるのだ。そして飼い主が見つからなかった時には、死が待っている。

 10匹単位で小さな穴に押し込められ、二酸化炭素が送り込まれる。数分もがき、苦しみ、死んだ後はごみのようにすぐに焼かれてしまうのだ。

 動物の処分、1匹につき78円。動物の命の価値がたった78円でしかないように思えて胸が鳴り、はりさけそうになった。

 現実には年間20万匹以上の動物がこんなにも悲しい運命にある事を知り、さらに大きなショックを受けた。動物とはいえ、人間がかけがえのない命を勝手にうばってしまってもいいのだろうか。もちろん人間にも、どうしても動物を育てられない理由があるのはわかっている。一体どうすればいいのか分からなくなった。

 命を守るのは私が考えるほど簡単なことではない。かわいいと思うだけでは動物は育てられない。生き物を飼うということは一つの命にきちんと責任を持つことだ。おもちゃのように捨ててはいけない。

 だから、ちゃんと最期まで育ててやれるという自信がなければ飼ってはいけない事を学んだ。今も近所には何匹かの捨てネコがいる。私はこのネコたちをかわいがってもいいのかどうか、ずっと悩んでいる。…

朝日新聞 2013年6月29日




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[報道] 京都市立太秦中学校 動物通じ道徳教育 /京都

 京都市右京区の市立太秦中学校(日下部和宏校長)は、今年度から動物を通じた道徳教育に力を入れている。今月5日には動物愛護ボランティア団体などによる出前講座「きょうとアニラブクラス」が開かれ、1年生241人が犬と接しながら命について考えた。

 同校の校区は住宅街。自宅で犬や猫などのペットを飼っている生徒は3分の1程度と、動物と直接触れ合う機会が少ない。実際に犬と関わることで動物愛護の精神を育て、命の大切さを体感してもらおうと学校側が出前講座を依頼した。

 講座では獣医師が犬の身体の特徴や習性などを説明。「まず飼い主の許可をもらってから、ゆっくりと近づいて」と指導を受けた後、生徒たちは恐る恐る犬に触れた。犬の胸に聴診器をあて心音を聴いた和泉智也君(1年)は「犬の心臓の鼓動は人より速い」と驚きの声を上げた。

 捨てられた犬や猫などのペットが、市内で年間1000匹以上処分されている現状も生徒たちは学んだ。出前講座を担当した野浪健史教諭は「日常的に、いじめや自殺といったニュースが流れている。犬や猫という小さな生き物から、命の大切さを感じ取ってほしい」と期待している。

毎日新聞 2013年06月29日




殺処分数減へ売れ残り犬猫を拒否 京都市が業者対策

 京都市は、犬や猫の殺処分数の削減に向けて、ペットの持ち込みを拒否する要件を設け、引き取り時間を制限する方針を固めた。引き取り手数料の増額も検討していく。京都府と協議しながら、今秋までに、常習的に持ち込む業者の対策などを盛り込んだ要綱を策定する。

 今年9月から施行される改正動物愛護管理法で、犬猫の引き取りを自治体が拒否できるようになった。市は4年前に策定した動物愛護行動計画を基に、ペットの終生飼育を徹底する施策を進めており、法改正を機に一層の殺処分削減を目指す。

 具体的には、業者に対し売れ残った犬猫の持ち込みを拒否し、引き取り日時を現在の平日日中から週1回程度に変更して時間帯の制限も考える。1件(頭)2千円の現行の引き取り手数料の増額も検討する。

 市の犬猫の殺処分数は2008年度から11年度で、犬が150頭から24頭、猫が1823頭から1511頭と減少傾向にある。市によると、引き取り窓口での飼い主への説得や、新たな飼い主へ譲渡する取り組みが奏功しているという。

 猫は収容数の8割が野良猫で繁殖抑制のための避妊去勢手術が効果を上げているが、規制強化で飼い主に飼育放棄を考え直す機会を持ってもらう。

 市は「法施行に伴う政省令など改正の状況を注視しながら要綱の内容を固め、安易な飼育放棄をいさめていきたい。来年度内に設立する京都動物愛護センターは譲渡機能を強める予定で、さまざまな方法により殺処分を減らしたい」としている。

京都新聞 2013年05月01日




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[映画] 動物たちの被災を追って…映画「犬と猫と人間と2」上映中 /新潟

 東日本大震災で被災した犬や猫、牛などの動物と、飼い主や動物保護にかかわる人々を描いたドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」が29日から新潟市中央区の映画館「シネ・ウインド」で公開された。宮城県出身の宍戸大裕(だいすけ)監督(31)が来県し、「新潟の方々は、東日本大震災で福島の被災者をたくさん受け入れてくれ、身近に感じる」と親しみを込めて語った。

 映画は、津波で愛犬を失った宮城県石巻市の夫婦が気持ちを変化させる様子や、多くの人が行方不明のなか、福島県大熊町の男性が愛猫を探すことをためらいながらも「おれにとってはかけがえのない猫だ」と語る姿など、震災がもたらした一面を描いている。

 震災当日、宍戸監督は東京の福祉施設で働いていた。宮城県名取市の実家や親戚の無事は確認したが、「地元の人々の生き抜く姿を記録したい」と思いがつのり、発生8日目に仕事を休職、被災地で撮影を始めた。

 「犬と猫と人間と」(平成21年)の監督で今作のプロデューサーを務めた飯田基晴さんから、石巻市の動物愛護団体代表、阿部智子さんを紹介され、動物も被災していたことに気づかされた。犬猫の犠牲数が自治体で把握できていない事実については「身近でありながら、犬の数もほとんど分からないというのは驚きでした」と宍戸監督。

 飯田監督の「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」(24年)ではスタッフの一人として、福島県南相馬市から新発田市に避難した人々を取材するなど、新潟への思いは強い。「新潟の方々が寄り添ってくれる福島の人たち、その隣にいたであろう動物たちに想像をめぐらせてほしい」と話す。

 今作は29日から使用されるデジタルシネマ再生機による第1弾で、上映は7月12日まで。問い合わせはシネ・ウインド(電)025・243・5530。

産経ニュース 2013年06月29日




杉本彩、被災地の猫たちを引き取り保護 動物愛護の必要を語る

 東日本大震災と原発事故で、警戒区域に取り残されたペットや家畜の過酷な実態を追ったドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』のトークイベントに女優の杉本彩が出席した。「弱い存在である動物の命を切り捨て軽視できるこの国のモラルって」と語った杉本は、「一人でも多くの人に観て、考えてもらいたい」と作品を強くアピールした。この日は宍戸大裕監督、プロデューサーの飯田基晴も登壇した。

 本作について率直な感想を聞かれた杉本は「見終わって放心状態でした。テレビやマスコミにあふれた震災報道ですが、取り上げられていない現実がまだまだたくさんあるのだと驚いた」とコメント。続けて「一方で人生の全てを賭けて、動物の救援活動に携わる人たちの姿も観ることができた。勇気をもらいました。背中を押された感じです」と動物愛護家の面ものぞかせる。

 子どもの頃から捨てられたペットを見ると連れて帰り育てていたという杉本は、現在もチャリティーイベントを企画するなど、動物愛護運動に尽力している。震災後は、被災地で行き場のなくなった7匹の猫を自宅や事務所に引き取って保護し、里親を探したりしているという。

 「宮城に救援物資を届けに行ったときに出会った被災猫たちを引き取り、テレビ番組の『ダウンタウンDX』に出演した際、家の中を歩くその猫の映像がたまたま流れたんです。それを観た飼い主の方が連絡を下さって、うちの猫は生きてたんだって」と杉本。「『避難生活でいま猫は飼えないので、どうかよろしくお願いします』とお手紙をいただいた。動物の向こうには、飼い主の方がいるのだなと実感しました」と感慨深い様子で語る。

 最後に杉本は「ペットたちの問題だけでなく、原発のこと、わたしたちが食べるために飼育している牛たちのことなど、この映画を観ると、生活の基盤について考えてしまいます。1回観ただけでは、なかなか整理がつかない。でもじっくり考えないと、いけないんですね。『人と動物と自然が共存する』ということの大変さを教えられます」と思いを新たにしたようだった。

楽天woman 2013年06月25日




被災地の動物の命 考える催し

 東日本大震災で被災し、今も厳しい状況に置かれている被災地の動物について考える催しが東京・渋谷で開かれ、参加した映画監督らが「人間も動物も同じ大切な命として考えてほしい」と呼びかけました。

 この催しは、震災で被災した動物の現状を記録した映画の上映に合わせて開かれ、映画を撮影した宍戸大裕監督や被災地の動物の支援活動を続けている女優の杉本彩さんらが参加しました。

 映画は、津波で飼い主を失って路頭に迷ったり、原発事故のあと警戒区域に取り残されたりして、衰弱する犬や猫、それに牛などの現状のほか、ボランティアの保護活動の様子などが1年8か月間にわたって記録されています。

 映画の上映後に開かれたトークショーでは、宍戸監督が「福島では今も警戒区域にボランティアが入って犬や猫に餌をあげています」などと現状を説明しました。

 また、杉本さんは「こうした現実を知ってもらい自分でできる支援を継続していくことが大切だ」と訴えていました。

 このあと宍戸監督は「支援が間に合わず鎖につながれたまま死んでいたペットは、ずっと助けを待っていたと思います。人間も動物も同じ大切な命として考えてほしい」と話していました。

 映画「犬と猫と人間と2動物たちの大震災」は、東京・渋谷のユーロスペースで来月5日まで上映されるほか、大阪や名古屋など、全国で順次公開されます。

NHK NEWS 2013年06月25日




動物好きほど観るのを躊躇う…被災地の犬猫を追ったドキュメンタリーへの思い

 東日本大震災で被災した犬や猫、原発事故で取り残された牛などの動物にスポットを当てたドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』の公開初日舞台あいさつが上映館のユーロスペース(渋谷)で行われ、宍戸大裕監督と飯田基晴プロデューサーが、観客に「この映画を、どうかいろいろなところで話題にしてください」と呼び掛けた。この日は宮城県石巻市で動物保護活動を展開するNPO法人アニマルクラブ代表の阿部智子さんも、会場に駆け付けた。

 本作は、ペットが殺処分される現実を静かに訴え、注目された飯田基晴監督の『犬と猫と人間と』に続く第2弾で、飯田監督の下で学んだ宍戸大裕監督が初めてメガホンを取った。宮城県出身の宍戸監督は、震災1週間後に故郷に戻り、600日にわたる撮影を敢行。甚大な震災被害の中、飼い主に遺棄された犬猫や、原発事故で被曝したために殺処分される家畜を追い、人間の都合で生命を左右される動物の尊厳を守ろうと奮闘する人々の姿を伝えている。

 宍戸監督は「公開初日を迎えたらどんな気持ちになるだろうと楽しみだったが、ここに立つと急に頭の中が真っ白になった」と笑いながらも「もう震災の話はいいのでは? もう終わったことだし、何もできないという声も聞きますが、この映画に描かれていることは、残念ながら今も続いている」と明かすと、「被災地で動物たちに起こったことは、次の災害のときにも起こりうること。このことは忘れてはいけないんだと思います」と静かに語った。

 本作ではプロデューサーという立場で関わった飯田は、続けて「僕たちの映画は楽しくないし、動物が好きな人ほど見るのをためらわれる。(この映画の)104分の中には、たくさんのことが詰め込まれていて、一度には咀嚼しきれないくらい。ぜひ何度も観て、いろいろな人とこの作品の内容を話し合ってください」とアピールした。

 震災時には急な判断を迫られて愛するペットを置き去りにし、そのことをいまだに悔やんでいる人たちもいるという。遺棄された犬猫や家畜の悲しみは、同時に人間の悲しみでもある。「震災での特別な出来事と考えるのではなく、福島や宮城で犠牲になったあの子たちの命を無駄にしたくない。今はそういう思いです」と宍戸監督は最後に強い決意を語っていた。

映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』は本日よりユーロスペースほかにて全国順次公開中

MSNトピックス 2013年6月1日




被災した犬猫の記録映画 あすから上映 必死な姿、人間との絆感じて

 東日本大震災で被災した犬や猫と人間とのつながりを描いた記録映画「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」が6月1日、東京都渋谷区の「ユーロスぺース」での公開を皮切りに全国で順次上映される。宮城県名取市の宍戸大裕(だいすけ)監督(31)は「生と死の境で必死に生きる動物たちや人間との絆を感じてもらいたい」と語る。(清水麻子)

 宍戸監督は震災当時、東京都内の福祉施設で働いていた。当初は人間を記録しようと震災1週間後に地元に戻った。しかし、動物も被災したことに気づき、心を動かされ、昨年11月まで約600日余りをかけて撮影した。

 宮城県石巻市。鉄柱につながれたまま津波にのまれた犬の飼い主の夫婦は「助けられなかった」と自分たちを責める。宍戸監督は、喪失を受け止めながら生きる夫婦2人に寄り添っていく。

 東京電力福島第1原発事故では、宍戸監督は警戒区域内で動物の保護活動を行う団体らに同行。人間が避難した後の街をさまよい歩いて命が尽きた犬、反対に保護され、命を拾った猫など明暗さまざまの姿を追う。

 家畜の多くは餓死。かろうじて生きていた牛は生と死の間をさまよい、つらそうに涙を流す。大半は殺処分にされたが、生かしたいと奮闘する畜産農家の姿を通じ、命の意味を問う。

 宍戸監督は「人間よりも救出が後回しにされがちな動物だが、命の重みは同じはず。動物は『苦しい』とも『助けて』とも言わないが、恐怖を感じる心や叫びは人間と同じ。ぜひ、多くの人に見てほしい」と話している。

 上映映画館やスケジュールは、ホームページ(http://inunekoningen2.com/)に掲載されている。鑑賞料金は上映館によって異なり、当日一般は1700~1800円。学生やシニア割引あり。問い合わせは東風(電)03・5919・1542。

今なおシェルターに 里親を募集中

 東日本大震災から2年以上が経過した今もなお、各地の動物愛護団体のシェルターには被災地で保護された犬猫が数多く暮らす。各団体は里親を募集中だ。

 一般社団法人「UKC JAPAN」(京都府亀岡市)の神奈川県寒川町にあるシェルターには、主に福島県内に取り残されていた犬200匹、猫100匹が生活している。

 「UKC JAPAN」の細清乃(ほそすがの)さんは「シェルターは狭く、満杯。ぜひ多くの人に里親や一時預かりのホストファミリーになってほしい」と訴える。

 里親募集中の犬猫の情報は、「UKC JAPAN」のブログ(http://ameblo.jp/dog-rescue/)で公開している。問い合わせは、細さん(電)090・1157・2499。

 定期的に福島県を訪れ、保護活動を続けている広島市のNPO法人「犬猫みなしご救援隊」(http://www.minashigo.jp/)も被災地の犬70匹、猫250匹の世話を続けている。代表の中谷百里(ゆり)さんは「飼い主はいるが、避難生活が長引き、保護される猫も目立っている」と話す。

 犬猫みなしご救援隊でも随時、里親を募集している。広島県と福島県の間なら、どこでも受け渡しが可能だ。月に1度は上京する。希望者は救援隊(電)082・812・3745。

産経ニュース 2013年05月31日




「犬と猫と人間と2」情報

Low Position BLOG!」様から転載です。



転載、ここからです。


公開まであと1週間!
6/1(土)から渋谷ユーロスペースでのロードショー!

引きつづき多くの方に映画のこと、被災地の動物たちと人びとのことを
知ってもらえるよう頑張ります!
初日1回目,2回目には舞台挨拶も行いますのでぜひお越しください!
                        (宍戸、飯田)

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 1.渋谷・ユーロスペース情報
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■6/1(土)より公開!
 1回目11:50 2回目14:00 3回目16:40 4回目18:50
 ※全席自由席 各回入替制 整理券制

 渋谷・文化村交差点左折
 電話:03-3461-0211 http://www.eurospace.co.jp/

●料金
 一般1700円/大学・専門学校生1400円/会員・シニア1200円/
 高校生800円/中学生以下500円

●劇場トークイベント

 6/1(土) 1回目&2回目上映後:宍戸監督、飯田基晴プロデューサー
 6/2(日) 2回目上映後:渡辺眞子さん、宍戸、飯田トーク
 6/8(土) 2回目上映後:浅田美代子さん、宍戸、飯田トーク
 6/9(日) 2回目上映後:穴澤賢さん、宍戸、飯田トーク
 6/15(土) 2回目上映後:坂本美雨さん、ゆーないとさん、宍戸、飯田トーク

 公開はじめの土日には、作家やタレント、ミュージシャンなどそれぞれの
 分野から多彩なゲストをお招きしています。ゲストの方はあの震災を
 どう経験されたのか、そしてこの映画を観て、何を感じられたのか。
 ご覧になった方が映画を受け止め、歩みだすための大切なヒントを
 与えてくれるかもしれません!

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 2.新着ニュース!
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■【ラジオ】
 5/24日(金)10:20~ JFN「OH! HAPPY MORNING」に監督出演!
 http://www.jfn.co.jp/jfn_top/

 ラジオの生出演は緊張していつも不慣れな監督…。
 うまく最後まで話せるか、聴いてくださる方を緊張させないよう頑張ります!

 その他にも新聞や雑誌に続々掲載されています。
 詳しくはHPで! http://www.inunekoningen2.com/

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 3.公開直前イベント!
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●5/25(土),5/26(日) いぬのきもち スプリングフェスタ
  http://inuneko.me/fes/2013/spring.html

 トーク「今の被災地でのペット環境について」
 【時間】12:00~12:20 「今の被災地でのペット環境について」
       松本秀樹さん、穴澤賢さん、宍戸によるトーク
     13:00~13:45 ダイジェスト版上映&宍戸トーク
 【会場】お台場ヴィーナスフォート

 松本さん、穴澤さんは実際に被災地を歩かれた方々。
 3人が見て、聞いて、体験した現地の本当の姿や想いを、
 この際、言えることも言えないことも、すべて話します!


●5/27(月) 公開記念イベント「わたしたちにできること」開催!
  http://inunekoningen2.com/news/?p=269

   宍戸、飯田に加え、タレント松本秀樹さんをお迎えして
“動物と人間の関係“について語ります。
 【時間】19:00~20:30 参加費:無料・要事前予約
 【会場】代官山 蔦屋書店1号館 1階
 【お申込み】
  ・メールフォーム⇒https://business.form-mailer.jp/fms/387ab87d22617
  ・GREEN DOG代官山店頭/お電話にて(受付TEL:03-6427-8739)

 震災後、被災地ではペットの販売数が増えていた。
 映画は、安易に命が買えてしまう、以前から変わらぬ
 日本の姿を捉えていた。
 あの日から変わったこと、また変わっていないことは何だろう?
 ペット番組で名を馳せる松本秀樹さんに、
 ペット業界で生きるGREENDOG佐久間社長。
 「ペット業界への疑問や不満など何でも聞いてください。
  強烈な質問を待ってます!」と2人から不思議な誘いを受けた飯田と宍戸。
 果たしてどんな話が飛び出すのやら…。
 熱い真剣勝負にご期待下さい!

●5月28日(火),29日(水)「震災・原発事故で動物たちはどうなった?」
  https://www.facebook.com/events/452656484820856/?ref=2

 ダイジェスト版上映&宍戸トーク

 【時間】28日 19:30~20:30
 【会場】浜田山会館 第一集会室
   http://www2.city.suginami.tokyo.jp/map/detail.asp?home=H05080
【時間】29日 18:00~19:00
 【会場】永福和泉区民センター 第一集会室
   http://www2.city.suginami.tokyo.jp/map/detail.asp?home=H04940

 【参加費】200円
 【定員】15名
 【お申込み】
  (1)参加日(2)お名前(3)E-mailアドレスをご記入のうえ前日18時までに
   convitz@yahoo.co.jp (担当:福島)までメールでお申込みください。
   件名は「動物たちの大震災 イベント申込」として下さい。

 企画してくれたのは、宍戸の学生時代からの親友・福島くん。
 学生時代から環境問題に取り組んできた僕たちは、原発事故を
 止められなかった責任に生涯向き合っていくのかもしれません。
 ダイジェスト版の上映とトークはこれがおそらく最終回。
 お近くの方はぜひ見納めに(?!)お誘い合わせの上お越し下さい。
 親友交歓もお楽しみに!

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 4.応援団募集中!
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■全国共通特別鑑賞券を販売中!

 6月1日のユーロスペースでの公開に向けて、
 全国共通の特別鑑賞券(前売り券)を販売しています。
 1枚¥1,400ですので、当日一般券より300円もお得です!
 (当日/一般¥1,700/大学・専門学校¥1,400/会員・シニア¥1,200)
 ユーロスペースの劇場窓口もしくは、プレイガイドなどで発売中ですが
 郵送でも承ることが出来ます。

■特別鑑賞券お預かり(委託販売)のお願い

 特別鑑賞券(前売り券)をお預かり頂ける方も
 募集しています。何枚必要か分からない、
 という方には「委託販売」をお勧めしております。
 委託の際には、通常より安い金額でご提供いたします。
 公開終了後に販売手数料を引いた金額をお振込み頂き、
 残った券はご返却頂くことになります。

■チラシ配布・ポスター掲示のお願い

 映画のチラシ配布・ポスターの掲示にご協力頂ける方を
 募集しています。必要枚数をお知らせ頂けましたら、
 こちらより発送させていただきます。
 行きつけの動物病院やお店、周りの方々へお渡し
 頂ければ幸いです。
 ご協力いただける方、ご興味持ってくださった方は下記まで
 お気軽にご連絡ください。

 配給・宣伝:東風(とうふう)
 電話:03-5919-1542(平日11:00-18:00)
 FAX:03-5919-1543
 Email:info@inunekoningen.com

 また応援団のみなさんをご紹介するページを公式サイトに
 作っていますので、よろしければぜひ!
 http://inunekoningen2.com/news/?cat=7

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 5.公開劇場!
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現在、全国13の映画館で上映が決定しています。
今後もどんどん増やしていきます!

【公開日決定】
■神奈川県 ジャック&ベティ 045-243-9800 6月22日(土)~
■栃木県 フォーラム那須塩原 0287-60-7227 6月22日(土)~
■新潟県 シネウインド 025-243-5530 6月29日(土)~
■岡山県 シネマクレール丸の内 086-231-0019 7月20日(土)~


【夏以降公開】
■山形県  フォーラム山形 023-632-3220 7月公開
■宮城県  フォーラム仙台 022-728-7866 7月公開
■福島県  フォーラム福島 024-533-1515 
■愛知県  名古屋シネマテーク 052-733-3959 
■大阪府  第七藝術劇場 06-6302-2073 
■京都府  京都みなみ会館 075-661-3993 
■兵庫県  神戸アートビレッジセンター 078-512-5500 
■広島県  横川シネマ 082-231-1001 
■福岡県  KBCシネマ 092-751-4268 

   

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 6.関連情報
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●映画「犬と猫と人間と」関連商品
 ・「犬と猫と人間と」DVD
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    (ダイジェスト版 映画「犬と猫と人間と」)
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 いずれも好評発売中!
 全国の書店、DVDショップ、Amazonなどのネット通販でご注文可。

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転載、ここまでです。



『犬と猫と人間と2』 大震災の被害に遭ったのは人間だけじゃない! 被災地に取り残されたペットと家畜の過酷な現状

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犬と猫と人間と2』の宍戸大裕監督(画像左)と飯田基晴プロデューサー。
物いわぬ被災動物たちの現状を取材して回った。



 動物たちの命の大切さを知ってもらえる映画を作ってほしい。ドキュメンタリー映画を撮る飯田基晴監督は“猫おばあちゃん”こと稲葉恵子さんから頼まれ、ペットブームに沸く日本で犬や猫たちがどのような状況に置かれているのかを取材し、4年がかりで『犬と猫と人間と』(09)を完成させた。飼い主が手放した犬や猫たちの多くは各自治体が設けた保護施設で殺処分に遭い、その数は年間30万頭以上にも及ぶことに言及した同作は、単館上映ながら大きな反響を呼んだ。

 前作から4年、第2弾となる『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』が公開される。サブタイトルにあるように、2011年3月に起きた東日本大震災によって被災地で暮らしていたペットたちはどのような状況に陥ったのか、さらには福島第一原発事故によって警戒区域に残されたペットや家畜たちはどうなったのかを追っている。今回、飯田監督はプロデュースに回り、宮城県在住の若手映像作家・宍戸大裕監督がカメラを手に1年8カ月にわたって被災地を訪ね歩いた。宮城から上京した宍戸監督には『犬と猫と人間と2』の撮影の裏側を、そして飯田プロデューサーには前作で取り上げたペットの殺処分問題がその後どうなったかについても語ってもらった。

──前作『犬と猫と人間と』は、当サイトでも大変な反響がありました。飯田さんは中学校で動物たちの命の大切さを考える授業を行うなど、映画の公開後も様々な活動を続けていますね。

飯田 映画の作り手がそこまでやる必要があるのか分かりませんが、子どもたちと一緒に考えることは自分にとっても大切だと思うんです。最初に稲葉さんに頼まれたときに「大人にも子どもにも命の大切さを教えてほしい」と言われました。『犬と猫と人間と』は各地で上映会が開かれましたが、上映時間が118分ということもあり、子どもたちに気軽に観てもらうのは難しかった。そこで再構成した20分のダイジェスト版を作り、学校の授業などで活用してもらっています。学校で「犬や猫の命について考えてみよう」と問い掛けると、自分で考えることができる子は「じゃあ、犬や猫以外の動物はどうなの?」と思うかもしれません。ペットとして飼う犬や猫の命と、牛や豚の命はどこが違うの? と。僕が授業をするときは、そんなことも子どもたちと話し合っていますが、大人でも答えられない問いです。また結果として、今回は犬と猫だけではなく、福島の警戒区域に残された牛たちについても触れています。

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福島市にある動物シェルター「SORA」の代表・菅野利枝さん。
警戒区域で保護された犬30匹、猫20匹前後の世話をしている。



──宍戸監督は学生時代に飯田さんからドキュメンタリー製作のレクチャーを受けたそうですが、最初から『犬と猫と人間と』の続編を作ろうという意識でカメラを回し始めたわけではなかった?

宍戸 そうですね、最初から映画にしようと考えていたわけではないですね。震災までは東京の北千住で暮らしていたんですが、実家のある宮城がどんな状況なのか心配で2011年3月19日に帰郷し、そのときからカメラを回し始めました。地元の人たちが生きている姿をとにかく映像として記録しようと思ったんです。でも、被災した方たちにカメラを向けることができなかった。カメラを向けたら、何か言葉を掛けなくちゃいけない。『犬と猫と人間と2』の冒頭で全壊した家の前に佇んでいた男性に「ご実家ですか?」と僕が話し掛けて無視される様子が映っていますが、被災地の真っただ中で、まともに取材することができなかったんです。

飯田 被災地の現実に、自分なりに向き合おうとしたわけだよね。意気込みはあっても、実際に被災した人にカメラはそうそう向けられない。

宍戸 被災地を回って3日間は何も撮れませんでしたが、石巻で一匹の猫が瓦礫だらけになった商店街を横切るのに気づいて、慌ててカメラで追ったんです。そのとき「いい画が撮れた?」と声を掛けてきたのが、お好み焼き屋のご主人・小暮榮一さん。震災前から野良猫に餌をあげていた小暮さんから話し掛けられたことで、ようやく落ち着いてカメラを回せるようになったんです。その後、飯田さんから動物愛護団体「アニマルクラブ石巻」の様子を見てきてほしいと電話で頼まれ、アニマルクラブを通して被災動物たちの実情を知りました。そこで被災地が復興していく様子、震災を生き延びた動物たち、それに復興に大きな影響をもたらしている原発事故問題を、ひとつの作品にできないか考えるようになったんです。

飯田 僕も最初は宍戸くんの撮った映像が、映画になるとまでは考えてなかった。被災地の動物たちの状況が分かればいいなくらいに思っていた。ドキュメンタリー作品は、実際にどんな人に出会っていくか次第で全然変わってくるもの。アニマルクラブ石巻の代表・阿部智子さんに会うことは僕から頼んだわけだけど、宍戸くんは「飯田監督の弟子ですが……」なんて自己紹介しながら取材してたよね。僕は弟子なんか取った覚えは全然ないのに(笑)。

宍戸 すみません。阿部さんが施設内の片付けで忙しそうにしていたので、「何か言わなきゃ」と、咄嗟に出てしまった言葉なんです(苦笑)。

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宮城県名取市在住の宍戸監督。「幸いにも自分の実家は無事でしたが、
自分の故郷がどう復興していくのか記録しなくてはと思ったんです」



──最初はなかなか取材が覚束なかった新人監督が、ペットたちを介することで被災者たちの心情に寄り添っていくようになる。動物たちを題材にしたドキュメンタリーですが、宍戸監督自身が成長していくセルフドキュメンタリー的な側面もありますね。

宍戸 自分ではセルフドキュメンタリーを作ろうなんて意識はなかったんですが、結果的にはそうなったかもしれません。僕としては取材先で出会った人たちの人柄に魅了されて、カメラで追い続けたという感じなんです。取材を続ける中で、足りない部分を少しずつ自分で考えて取材していくうちに、作品にまとまったという感じですね。

■原発事故が招いた惨状。無言で語る動物たちの記録

──津波被害の大きかった石巻で動物たちはどうなったのか、宍戸監督はペットを飼っていた被災者たちを取材するように。避難所や仮設住宅は、ペットの持ち込み禁止だったところが多かったと聞いています。

宍戸 避難所での生活が長引くようになり、話し合いによって棟ごとにペットOK、ペットNGと棲み分けがされるようになったんです。でも、避難所の中にはペットが認められず、仕方なく車の中でペットと一緒に寝泊まりしている方もいました。映画に登場する小野夫妻は、3,000人くらいの被災者が滞在した中学校で避難者のリーダーを務めていたんですが、ご自身が犬を飼っていたこともあり、早くから話し合いでペット持ち込みOKな教室を設けていました。ただ、教室の中で猫を放し飼いにしていたところ、夜中に猫が眠っている人たちの布団の上を走り回るので、夜間はケージに入れるなど、避難所ごとにルールが作られていったんです。話し合いで改善されていったように思います。

飯田 でも、ペットの持ち込みが認められるようになるまで、数カ月を要した避難所もあるわけだよね。避難所ごとに異なるのではなく、ペットと一緒に暮らしている社会として事前に考えておくべきだと思うよ。避難所が早くから受け入れることを決めていれば、救うこともできた命もあるわけだし、飼い主も苦しまずに済んだはず。福島の避難指示区域でもペットの避難を認めるか認めないかが地域によって異なり、多くのペットたちが取り残されることになってしまった。2013年になってから環境省がそれぞれの自治体に、ペットとの同行避難を原則とすると言い渡しました。中越地震が起きた新潟ではペットに対応できる避難所が作られた一方、いまだにペットを認めない自治体もある。震災を経験した地域だけ改善されるのではダメだと思う。被災地では何が起きたのか、きちんと見つめ、それを他人事にするのではなく、教訓として自分たちのもの、社会の共通認識にしていくことが大事でしょう。

──自宅を失った上に、可愛がっていたペットたちを死なせてしまったことで、より深い傷を負った愛犬家、愛猫家たちが少なくなかったようですね。続いて宍戸監督は福島第一原発事故の避難指示区域へ。無人化した街に犬や猫たちの死骸が散在する光景は胸が痛みます。事故死、衰弱死した動物たちの痛ましさに加え、その動物たちを飼っていた家族も離散し、生活が営まれていた街そのものが崩壊してしまった恐ろしさを感じさせます。

宍戸 撮っていて自分も辛かったです。避難指示区域に残された犬や猫たちに水や餌を与えていたボランティアの岡田久子さんは、街の中心まで何度も入っていたので、もっと悲惨な光景を目撃していると思います。鎖でつながれた状態の犬の亡きがらに僕も触れたんですが、とても冷たく硬くなっていました。辛かったんだろうな、苦しかったんだろうなと、そのときは当たり前のことしか想像できませんでした。でもその後、残された牛たちが段々と弱って死んでいく様子を見たことで、より具体的にそのことを感じるようになりましたし、怒りも込み上げてきました。

──その怒りは、誰に対するものでしょうか?

宍戸 原発事故を招いた東電や国の責任者への怒りですね。飼い主への怒りではないです。同時に自分への憤りも感じたんです。岡田さんから避難指示区域がどんな状況かは話してもらっていたんですが、実際に自分の目で見るまでは想像できなかった。動物たちの死体を見て、「なかったことにはできない」「彼らが存在した証しを残そう」と強く思いましたね。

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犬と猫と人間と2』の飯田プロデューサー(画面右)。
『犬と猫と人間と』(09)の続編と発表され、全国から多くのカンパが寄せられた。



 『犬と猫と人間と2』の後半は、福島第一原発事故の警戒区域に残された牛たちの世話をするボランティアスタッフたちがクローズアップされる。その中心となっているのが岡田久子さん。2011年3月下旬から避難指示区域に残された犬や猫たちに水や餌を与えに、宮城から片道2時間かけて通っていた岡田さんは、同年6月からは牛たちの世話もするようになった。20km区域内の家畜たちは区域外への持ち出しを国から禁じられ、鶏と豚はほぼ全てが餓死もしくは殺処分に。牛も2,600頭が死に追いやられた。殺処分に踏み切れなかった牧場主もいるが、牧舎の中には餓死した牛が倒れ、その横では糞尿まみれで痩せ細った牛たちに死が迫っている。ボランティアの手が足りず、どうにもならない。区域内では獣医を呼ぶこともままならない。人間の都合によって命を左右される動物たちの過酷な現実をカメラは記録していく。

宍戸 実のことを言うと、今回はタイトルにある通り、犬や猫たちのドキュメンタリーにするつもりだったので、岡田さんから牛たちの話を聞いたときは、「取材しても、作品に盛り込めないしなぁ」と消極的でした。牛たちの取材は見送ろうとしたんですが、「農水省や県に牛の惨状を訴えても、なしのつぶて状態。せめて、この状況をweb上で訴えたいので、動画撮影をしてほしい」と頼まれて、「動画撮影だけなら」と協力することにしたんです。牧舎を訪ねたところ、もう驚きました。「これが現実なのか……」と。無関心を決め込もうとしていた自分自身への怒りが湧いてきました。

飯田 僕も追加取材の段階で、宍戸くんの取材に同行しました。宍戸くんの現場に口を挟みたくないので、なるべく行かないようにしていたんです。浪江町の「希望の牧場」と「やまゆりファーム」をもう一度撮影するので一緒に訪ねたのですが、情けないことに僕は牛たちの遺体置き場に近づけなかった。死んだ牛の腐敗臭がすごく、吐き気を催してしまったんです。映像には臭いまでは映りませんが、近づいただけで服に臭いが移るほど強烈でした。夏場の牧舎の中での撮影は、本当にきつかったと思います。

──国は全頭殺処分の方針を、震災から1年後には「区域内で生かすだけならよい」と方向転換。300頭以上の牛を生かしてきた「希望の牧場」に、岡田さんらが世話をする「やまゆりファーム」の65頭の牛たちが迎え入れられていくことに。牛たちが大移動していく様子は、まるで神話「ノアの方舟」を思わせる感動的なシーンです。しかし、感動だけでは済まないシビアな現実が……。

宍戸 岡田さんが「牛の面倒は自分たちでやるから」という条件付きでお願いして、「希望の牧場」の牧場主である吉沢正巳さんが引き受けることになったんです。ですが、吉沢さんとボランティアである岡田さんたち2~3人で、400頭近い牛たちの世話をするのは不可能なこと。生き延びた牛たちの間で生存競争が起き、餌にありつけない牛はどんどん弱っていくんです。

飯田 厳しい状況なんだけど、宮城から片道2時間かけて浪江町まで週5日通い続ける岡田さんに対して、吉沢さんが「なんでそんなに頑張れるの? これって何かの宗教?」って冗談っぽくツッコミを入れるよね。あのシーンが良かった。しんどい状況の中で、ふっと人間味が感じられる。ああいうやりとりをカメラが拾うことで、ドキュメンタリーの雰囲気ってずいぶん変わってくるよね。

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福島第一原発の20km圏内に残された牛たち。行政は商品価値のない
経済動物として殺処分を求めたが、踏み切れなかった牧場主も少なくなかった。



──確かに動物ボランティアのスタッフたちの献身ぶりは、一種の宗教のようにも感じさせます。岡田さんは笑って「宗教じゃない」と首を振っていますが、どうしてあそこまで熱心に活動できるんでしょうか?

宍戸 岡田さんに限らず、ボランティアのみなさんの声を公約数にすると「動物たちの現状を知ってしまったから。自分が行かないと、動物たちが死んでしまうことが分かっているから」ということです。岡田さんは、ご主人が神奈川に単身赴任していて、休日にはご主人も一緒にボランティア活動を手伝っているんです。岡田さんからは「人手が足りないので、牛の世話を手伝ってくれないか」と、取材していた僕も頼まれました。現場を見てしまうと、やはり断れないんです。「やまゆりファームが軌道に乗るまででいいから」と言われたんですが、なかなか軌道に乗らずに、その後も手伝い続けています(苦笑)。

──『犬と猫と人間と2』は宍戸監督がいろんな状況に遭遇していく、巻き込まれ型サスペンスならぬ“巻き込まれ型ドキュメンタリー”。各取材先で手伝いもしていたそうですが、実際のところ、カメラを回していた時間と手伝いをしていた時間は、どちらが長かったんでしょうか?

飯田 鋭い質問だ!(笑)

宍戸 それはですね……正直なことを言うと、ボランティア作業を手伝っていた時間のほうが、カメラを回していた時間よりも長かったと思います(笑)。「アニマルクラブ石巻」でも手伝い、原発事故で飼い主とはぐれた犬や猫たちを保護している福島市の動物シェルター「SORA」でも手伝い、「やまゆりファーム」でも牛の世話を手伝っていました。どこも人手が足りていない状態でしたから。

飯田 岡田さんも「この人なら、口説き落とせる」と踏んで、宍戸くんに頼んだんじゃないかな(笑)。でも、撮影を忘れなかっただけ、エライよ。最初、「ボランティアをしながら撮影をしたい」と相談してきた宍戸くんに対して、僕は「どちらかにしたほうがいい」とアドバイスしたんです。どっちを取れとは言いませんでした。それは本人が決めればいいことですから。このとき宍戸くんは「撮ります」と答えたんだよね。はっきり言うと、“撮る”ことのほうが難しい。ボランティアとして手伝うほうが、役に立っていることを自分も実感できて、その場での満足度は高い。カメラなんて、その場では何も役に立たないですから。だから両方をやろうとすると、ボランティアのほうに走ってしまうんじゃないかと思った。そのことが僕は心配だった。勘違いしてほしくないけど、僕も取材のときは、最低限の撮影が済んだら相手を手伝ったりすることはあります。取材で相手の時間を奪うわけですし、長期間の取材になると、かなりの精神的な負担も掛けてしまいます。手伝うことで相手とコミュニケーションを図るという一面もあるんです。「撮影だけしろ、手伝いはしなくてもいい」と言ったわけじゃないからね(笑)。

■義援金で購入したペットを手放す、悲しいスパイラル

──終盤、カメラは再び石巻へ。被災者たちは仮設住宅で新生活をスタートさせますが、義援金や給付金で新たにペットを購入。そのペットたちを早々に手放すはめに陥るという悩ましい問題が生まれているんですね。

宍戸 震災で家族や住まいを失った寂しさを紛らわすためにペットを衝動買いしてしまうんですが、結局ペットの世話ができなくなるというケースが生じています。僕が取材したペットショップのペット購入率は、震災後、通常の1.5倍に伸びたそうです。

飯田 失ったものをもう一度手に入れたい、という被災者の心情は理解できる。被災地では車や家電製品も売れていると思います。でも、ペットの場合は生活必需品ではないわけですよね。身近に動物がいてくれることで救われる人もいれば、やっぱり動物と一緒に暮らすのは無理だったと手放してしまう人もいる。

宍戸 そうですね。今回の取材を通して、やっぱり人間は犬や猫や牛たちに対して、緊急時でも責任を持って面倒を見なくちゃいけないということを強く感じました。また、災害によって日常を奪われてしまった人たちに接することで、人生は突然に変わってしまうこともある、それだけに人であれ動物であれ、命と命との出会いは大切にしよう、と今まで以上に考えるようになりましたね。

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社会の弱者へ眼差しを向ける飯田プロデューサー。
「問題点が浮かび上がり、また問題が解消されていない今、公開する意味があると思うんです」



──取材先で「飯田さんの弟子」を名乗った宍戸監督の成長ぶりを、師匠の飯田プロデューサーはどう感じていますか?

飯田 今回、編集は僕がかなり主になってやってしまったけど、撮影に関して本当に頑張った。特に牛たちの様子は、密着してよく撮影したなと思います。取材を始めた最初の頃とは全然違っている。ひとりのドキュメンタリー監督の成長記としても観ることのできる作品になったんじゃないかな。今日みたいに取材に答えることで、監督自身が気づかされることって多い。今はドキュメンタリーの監督って、ひとりでカメラを回していることが多く、取材中は頭を下げてばっかり。監督という自覚が持てない(苦笑)。だから、ある意味、ドキュメンタリー監督は作品の公開が決まり、取材を受け、舞台あいさつを重ねていくことで監督らしくなっていく部分があると思います。宍戸くんには、これからも取材を続けてほしいですね。特に牛たちがどうなるのか、最後まで見届けてほしい。

宍戸 もちろん、今回の取材で出会った人たちのその後は、これからも追っていきたいです。実家のある名取市から離れていることもあって、頻繁には行けてないんですが、「やまゆりファーム」には月1~2度は手伝いに行っています。

──最後にもうひとつ。前作『犬と猫と人間と』の公開から4年。ペットの殺処分をめぐる問題は、かなり状況が変わってきたように思います。飯田さんは、どのように現状を見ていますか?

飯田 『犬と猫と人間と』では年間30万頭以上の犬や猫たちが殺処分されているという2006年度のデータに触れましたが、2011年度は17万頭に減っています。これまでは10年間かかって半減していたのが、5年間でほぼ半減している。改善されてきていると評価していいでしょうね。野良猫の不妊手術や棄てられた犬や猫の譲渡先を探す、民間のボランティアスタッフや動物愛護団体、各自治体の職員のそれぞれの努力が実ってきているということだと思います。僕が思っていたよりも速いスピードで、社会が変化しましたね。

──人間の意識が変わることで、殺処分に遭わずに済む動物たちも多いわけですね。

飯田 そうですね。ただし、現場の努力だけでは限界がある。これからは殺処分数を減らしていくことが難しくなるでしょう。制度そのものを見直すことが求められる。ペットを販売している業者などを含め、ペット産業そのものを規制しないと、数字は減らないように思います。17万頭という数字は、まだまだ多いです。より多くの人に動物たちの置かれている状況を知ってもらう必要があるでしょうね。

 * * *

 『犬と猫と人間と』、そして『犬と猫と人間と2』は動物たちを主題にしたドキュメンタリーだが、動物たちを必要とする人間社会そのものを描いた作品でもある。8年前、“猫おばあちゃん”こと稲葉さんが飯田さんに託した願いが、徐々にだが静かに広まりつつある。

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『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』
監督・撮影・ナレーション/宍戸大裕 構成・編集・プロデューサー/飯田基晴 音楽/末森樹 製作/映像グループ ローポジション
配給/東風 6月1日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショー (c)宍戸大裕 http://inunekoningen2.com

●ししど・だいすけ
1982年宮城県仙台市生まれ、名取市在住。学生時代に飯田基晴主宰の映像サークル「風の集い」に参加し、映像製作を学ぶ。学生時代のドキュメンタリー作品に『高尾山 二十四年目の記憶』がある。福祉関係のNPO勤務を経て、現在は映像製作に携わる。本作で劇場デビューを果たす他、飯田監督の『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』(12)を共同取材した。

●いいだ・もとはる
1973年神奈川県横浜市生まれ。新宿で野宿生活する“あしがらさん”の日常を追った『あしがらさん』(02)で劇場デビューを飾った。2006年に「映像グループ ローポジション」を仲間と共に設立。地域猫の世話をしていた稲葉恵子さんから依頼を受けた『犬と猫と人間と』(09)が反響を呼び、ダイジェスト版DVD『いぬとねことにんげんと』(11)も製作した。大震災時に東北沿岸部で犠牲になった障害者の割合が健常者の2.5倍だったことを伝える『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』(12)が現在DVDとしてリリース中。

日刊サイゾー 2013年05月28日




一般社団法人 SORA

アニマルクラブ石巻

希望の牧場

やまゆりファーム

犬と猫と人間と2 動物たちの大震災





宍戸大裕監督『犬と猫と人間と2』 フクシマの牛が流した涙の重さ――打ち捨てられた震災“生き証人”

 4年前に飯田基晴監督の『犬と猫と人間と』を見て、日本には犬と猫合わせてなんと2700万匹も飼われていると知って驚いたが、犬と猫が1日1000匹も殺処分されている「ペット大国」の裏側を知ってさらに驚いた。

 その飯田がプロデュースし、“弟子”の宍戸大裕が監督した『犬と猫と人間と2』が完成した。副題に「動物たちの大震災」とあるように、大震災で犬、猫、牛たちがどんな被害を受けたかに焦点を当てていて見応えがあった。

 これまでの被災ドキュメンタリーといえば、もっぱら人間を題材にしていて、捨てられた動物たちは被災風景の添え物でしかなかった。それが動物に光を当てることで、彼らが飢え、傷付き、人間不信となって心まで病んでいる姿が見えてくる。ペットと家族同様に暮らしてきたのに、手狭な仮設住宅では一緒に暮らせない避難者のやりきれない気持ちもとらえていて、胸を打つシーンもある。

 なかでも、原発事故の放射能で汚染された「警戒区域」での動物たちの惨状は目にあまる。カメラは、宮城県から2時間かけてやってくるボランティアの岡田久子さんに密着し、その保護活動を撮り続ける。最初は犬と猫だけだったが、放置された牛舎の牛にも餌をやるようになる。被曝牛を350頭も飼っている「希望の牧場」の吉沢正己さんに窮状を訴え、同じ敷地に65頭も牛をおかせてもらう。

 映画の、そんな二人の共同作業や問答シーンが興味深い。吉沢さん「どうしようもなくなったらどうする? 追っ放すね!」。岡田さん「支援金が成りたたなくなったら殺処分しかない。これが日本の動物のおかれた姿なんだと!」

 被曝牛は「復興の邪魔だ」と切り捨てる福島県庁と違って、人間と同じ「生き物」ととらえることで原発惨事への「生き証人」とする。牛舎で生き残った一頭がカメラをじっと見つめ、涙を流すシーンがある。

レイバーネット 2013年05月21日





震災や原発事故の犠牲者である動物たちに迫る感涙のドキュメンタリー完成

 東日本大震災で被災した動物や人々と真摯(しんし)に向き合ったドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』の宍戸大裕監督と飯田基晴プロデューサーが、本作の生みの苦しみや、人間社会の中では弱者である飼育動物たちの視点から見た作品の魅力について語った。

 動物愛護の現実や殺処分の問題を掘り下げた2009年公開のドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』を監督した飯田基晴がプロデュースを担当し、気鋭の映像作家・宍戸大裕が監督を務めた本作。昔から動物が大好きで、かつては獣医を志したこともあるという監督が、津波による甚大な被害を受けた故郷の宮城県に戻り、被災地で必死に生き抜こうとする人々や動物たち、そして彼らを物心両面からサポートする人々の姿を通して、命の輝きや尊さを訴える。

 宮城県仙台市の隣の名取市に実家があることもあり、とにかく「帰りたい!」という気持ちが募り、東日本大震災発生後、8日目には現地入りして撮影をスタートしたという監督。「最初は『被災地の生の姿を撮り抜いてやる!』という意気込みで現地入りしたものの、あまりの惨状に僕自身が言葉を失ってしまい、被災者の方々に掛ける言葉すら見つかりませんでした……」と当時を振り返る。

 ドキュメンタリー作家としては大先輩の飯田プロデューサーは、「最初に宍戸監督に被災地の撮影をしたいと相談を持ち掛けられたときから、とにかく『本気で応援する!』という強い気持ちでした」と意気込みを披露。そしてこの作品のすごさは、原発事故後も福島県の警戒区域内に残る「牛」のシーンに表れていると力説した。「監督自身肩入れし過ぎてしまっているという部分もあるんですが、家畜動物として育てられていた牛を“生かそう”とする人々のパワーには圧倒されました。あれは彼にしか撮れない映像だと思います」と絶賛する。

 大津波に襲われた宮城県石巻市、原発事故に翻弄(ほんろう)される福島県、そして東日本大震災で被災した犬や猫、牛などの動物たちと人々の姿を取り上げた本作。監督は「今も必死に生きる被災者や動物たちの姿を世界中に伝えたいです」と力説する。さらに「これまで誰も伝えなかった切り口で被災地の姿を初めて描いた作品なので、たくさんの人に観てもらいたいです」と飯田プロデューサーも公開に意欲を見せた。

映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』は6月1日よりユーロスペースほかにて全国順次公開

MOVIE ENTER 2013年05月06日




『犬と猫と人間と2』初日が決定!

『犬と猫と人間と2』初日が決定!



『犬と猫と人間と』から 4 年。ふたたび、いのちをめぐる旅が始まります

東日本大震災では多くの人々、犬や猫などの動物たちが被災しました。しかし被災した動物の数は自治体でも把握しきれていません。今なお保護活動が行われていますが、私たちにはその現状を知ることさえ難しいのです。

「まだ新しい犬は飼えないけど、いつかまた…」津波で愛犬を失った夫婦が、喪失を受け止めてゆく長い道のりに寄り添いました。津波を生き延びた男性と野良猫が再会し、次第に家族となっていく姿など、いくつもの別れと出会いを見つめます。

原発事故に翻弄される福島では、取り残された犬や猫を待っていた苦難が今も続き、飼主やボランティアの人々の複雑な思いが交錯します。

残されたのは犬や猫だけではありません。被ばくした牛たちを生かすべきか否か、畜産農家とボランティアの人々が立場を越えて困難に立ち向かう姿を通して、いのちの意味を問うていきます。

僕らがまだ知らない、動物と人間のいま 未来につなぐため、いのちと向き合う

監督は、宮城県出身の映像作家・宍戸大裕。変わり果てたふるさとに戸惑い、カメラを向けることが出来ずにいた監督。

しかし、懸命に生きる動物たちと彼らを救おうと奮闘する人々と出会い、600 日に渡り正面からいのちと向き合っていきます。

プロデュースを手掛けたのは、一人の猫好きのおばあさんの「不幸な犬猫を減らしたい」という思いから生まれ、09 年に劇場公開され話題となった『犬と猫と人間と』の飯田基晴。本作はスクリーンを見つめる私たち自身がともに生きるいのちについて考え、未来へと繋いでいくための物語なのです。

2013年6 月1 日(土)より、ユーロスペースにてロードショー他全国順次公開

CINEMA TOPICS ONLINE 2013年4月11日




 東日本大震災で被災した動物と人々を描くドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』のプレミア先行上映会が27日に都内で行われ、上映後にコピーライターの糸井重里、宍戸大裕監督、飯田基晴プロデューサーがトークイベントを行った。

 本作は、動物愛護の現場や殺処分の問題に切り込んだ2009年のドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』を監督した飯田基晴がプロデュースし、新鋭の宍戸大裕がメガホンを取ったドキュメンタリー。東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県出身の宍戸監督が故郷に戻り、被災地で震災後の厳しい現実に向き合う人々や動物たちの姿を通して命のぬくもりを伝える。

 前作を自身の主宰するウェブサイトで大きく取り上げるなど、本シリーズを熱心に応援している糸井は「飯田監督作品もそうだったけど、今回の宍戸監督の作品からも、ネガティブなウソを感じないんですよ。『オレは怒っているからこうしろ!』と言っている部分がない。撮り始めたら事実が次々にやってきて、答えが出ないのだけど映画を撮っている、という姿勢が観ていて楽にしてくれた。わからない状態のままで現地を歩いていく人の足跡を感じました」とその作風を称賛する。

 また、本作では被災地に置き去りにされた犬や猫のほかにも、福島県の警戒区域内にいる牛など家畜動物の殺処分問題も捉えており、糸井はトーク中その問題について熱心に二人と語り合った。宍戸監督は「実際に殺処分をしなければならないのは福島県の職員の方ですが、現場で彼らからは『誰も好きこのんで殺しているわけではない。そのせいでおかしくなってしまう職員もいる』という話を聞きました」と現場の悲惨な状況を明かした。

 最後に、宍戸監督は「あの震災の中で、『犬猫どころじゃない』という声はいろんなところで聞こえてくる。でも、そういう人たちにこそ、これだけ(動物を)思っている人たちがいるということを伝えていきたい。その役割をこの映画が果たせれば。映画を応援してください」と言葉に力を込めた。

映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』は5月下旬よりユーロスペースにて公開、ほか全国順次公開


【関連情報】

映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』オフィシャルサイト

映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』トークイベントフォトギャラリー

被災地では白骨化した家畜の姿も…被災動物たちが悲惨すぎる…動物の命の大切さを子どもたちに伝えたい

MSNトピックス 2013年3月28日




2013年03月27日 追記
Low Position BLOG!様で「犬と猫と人間と2」の劇場用予告編が公開されていました。






2012年11月05日 追記
Low Position BLOG!様で「犬と猫と人間と2」の予告編が公開されていました。





Low Position BLOG!様で「犬と猫と人間と2」が告知されていました。

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<作品紹介>

大津波に襲われた宮城県石巻市。原発事故に翻弄されつづける福島県。東日本大震災では犬や猫、牛などの動物たちも被災しました。

動物たちが伝える無言の声、その声に耳を澄まし動きだす人々。

別れ、再びめぐり逢ういのちといのち。

動物たちと人々が過ごした3・11からの500日を見つめます。

2009年に劇場公開され話題を巻き起こしたドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と」監督の飯田基晴がプロデューサーとして製作を指揮、宮城県出身の若手監督・宍戸大裕が、震災下を生きぬく動物たちと人々に迫ります。

<概要>

完成予定:2013年1月/95分(予定)/ハイビジョン

監督・撮影・編集:宍戸大裕

プロデューサー :飯田基晴

製作:映像グループ ローポジション

<お問合せ>

Email:info@inunekoningen.com

・映像グループ ローポジション

電話:045-228-7996 FAX:045-228-7976

・「犬と猫と人間と2」製作上映を応援する会

電話:090-1932-9965(宍戸)

http://www.daifilm.com/



【先行試写会のご案内】

2012年8月26日(日) 13:30開場 14:00開幕(16:30終了予定)

宮城県多賀城市文化センター 小ホール(450名収容)

関係者挨拶あり:阿部智子(アニマルクラブ石巻)、宍戸大裕(監督)、飯田基晴(プロデューサー)

※作品をより良くしていくため、当日はぜひアンケートのご協力をお願いします。


<監督より>

多賀城市文化センターは東日本大震災から1年あまり、避難所として利用されていました。私は、多くの動物たちや人々に出会うなかで、試写会の開催は宮城県からはじめたいと考えるようになりました。本作を、大震災により失われたすべてのいのちに捧げます。(宍戸大裕)

主催:アニマルクラブ石巻、「犬と猫と人間と2」試写会実行委員会

入場料:500円(当日券のみ)

お問合せ:d_shishido@yahoo.co.jp

電話:090-1932-9965(宍戸)

会場までの行きかた:(会場連絡先 Tel:022-368-0131)

●電車 JR仙石線・多賀城駅下車(仙台から20分)→徒歩7分

●自動車(無料駐車場240台)仙台から国道45号・産業道路で約25分/三陸自動車道仙台港北ICから約10分 



【完成記念上映会のご案内】

2013年1月13日(日) 東京・表参道

 1回目:10時半開場 11時上映開始/2回目:13時半開場 14時上映開始

会場:東京ウィメンズプラザ 

料金:予約なし、当日受付のみ 一般1500円 シニア・高校生以下・障害者手帳をお持ちの方1000円

主催:映像グループ ローポジション

問合せ:info@inunekoningen.com

電話:045-228-7996 電話&FAX:045-228-7976



現在、「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」の完成に向けて、資金集めを行なっています。

ドキュメンタリー映画の製作および上映には、多額の資金を必要とします。

自己資金だけでは限界があることに加え、上映活動で全額を回収することも容易ではありません。

本作の完成と上映のためには、まだ製作費を集めていく必要があります。

どうか皆さまにも、ご寄付をお願いできましたら幸いです。

寄付の目標額は、映画の完成に必要な200万円です。

ご協力、どうかよろしくお願いいたします。

<お振込先>

【郵便振替】

口座番号:02220-8-112225 

加入者名:「犬と猫と人間と2」製作上映を応援する会

(他金融機関からお振込の場合:二二九店 当座 0112225)

※5,000円以上のご寄付を下さった方は、映画のエンドクレジットに、協力としてお名前を記載させて頂きます。もし匿名をご希望の場合は、その旨をお知らせください。

1万円以上のご寄付を下さった方には、エンドクレジットへのお名前の掲載とともに、映画DVDをプレゼントいたします。お届けはDVD発売開始後となります。

お振り込み後、info@inunekoningen.com まで、お名前とご連絡先をお伝えください。



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| 報道 | 00:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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[報道] 動物愛護家からの支持も熱い、ベジタリッシュなカフェ登場

 オランダで選挙が行なわれるたび、必ずや話題に上る党がある。「動物のための党」(Partij voor de dieren)だ。ペットや家畜の理不尽な取り扱われ方に疑問を持った代議士たちにより結成されたユニークな存在で、動物愛護精神に則り、あくまでも動物の立場から、その権利を訴える党員らの真摯な態度は、国民からも圧倒的な支持を得ている。

 この「動物のための党」の党員たちから、“お墨付き”を頂戴したファーストフード店が、政治の中心地・デン・ハーグにお目見えした。その名も「ベジタリッシュ・スナック・バー」というこの店、国内初・ちょっとおしゃれなベジタリアン専用店として、開店以前から多くのメディアで取り上げられ、多くの話題を各界に提供している。

 国内の、どの街角にもある、ごく普通のファーストフード店でオファーされるメニューはというと、ソーセージ、ハンバーグの類、といったものばかりだ。これらは、万人に愛されるテイストではあるものの、油脂や塩分含有量が多く、栄養バランスの点で満点とは言い難い。

 しかし、大豆が原料のソイミートで作られたファーストフードなら、低脂肪でたんぱく質も摂取でき、何といっても動物の命を犠牲にする必要がない。これならば大歓迎、とベジタリアンならずとも、動物愛護精神あふれる一般人からも注目を浴びている理由は、ここにあるようだ。

動物愛護家からの支持も熱い、ベジタリッシュなカフェ登場 1



この店を考案し、オーナーでもあるのは、レストランやカフェ経営に携わってきたオランダ人・ユルゲン・フェルヴード氏だ。彼によれば、厳格なベジタリアンを自称し公言する人であっても、湯気の立つファーストフードを目の前にすれば、やはり食指が動き、信念も揺るぎがちになり、つい“掟破り”をして、ビーフ・バーガーをぱくつく、ということになりかねないという。

動物愛護家からの支持も熱い、ベジタリッシュなカフェ登場 2



 しかし、彼の店で仕入れている100%ベジタリッシュ・プロダクツなら、一般の肉製品とほぼ同じ味わいが堪能できる、と厳格なベジタリアンたちからも太鼓判を押されているという。フェルヴード氏による最近のお薦めは、ソイミートで作られたエビのカクテル・サラダだ。ソースには、卵抜きで作られたマヨネーズが使用されており、隠し味は豆乳が原料のチーズである。ここまで徹底したこだわりが、人気の一因となっていることに間違いはない。

 ドイツやアメリカにはすでに、こういったベジタリアン専用のファーストフード店が増え始めているそうだが、フェルヴード氏も負けてはいない。店をまず国内でフランチャイズ化させ、将来的には、世界規模でビジネス展開したいと意気盛んだ。そのまず第一歩として、世界中のベジタリアンたちにアピールするため、フェイスブックやツイッターなどのSNSを積極的に活用し、宣伝・情報拡散に余念がない。

 ファーストフードとは思えないほど洗練され、手の込んだ彼独自のベジタリッシュ・メニューが、世界中に紹介される日は、そう遠くなさそうだ。

PUNTA 2013年6月26日




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| ベジタリアン | 01:56 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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[報道] 子猫5匹を放置死 鳥取の収容施設

 飼い主がいない猫や犬を収容する鳥取県東部生活環境事務所の施設で5月、子猫5匹にミルクを十分に与えないまま放置し、その後すべて死んでいたことが分かった。規定では、収容後の3日間は餌を与えて保護。飼い主が現れない場合は、殺処分か、引き取り手を待つかを判断することになっており、担当者は「管理体制に問題があった」としている。

産経ニュース 2013年06月23日




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| 動物愛護センター | 01:02 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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[報道] 犬猫殺処分 広島県が最多

犬猫殺処分 広島県が最多 1



 広島県内の四つの動物愛護施設が2011年度に殺処分した犬と猫が計8340匹に上り、都道府県で最多だったことが環境省のまとめで分かった。野外で繁殖する犬猫が多いためで、引き取りの有料化などにより抑制効果は出ているものの、動物愛護団体は「殺さないための努力をさらに進めるべきだ」と訴える。

 同県内では動物愛護管理法に基づき広島県動物愛護センター(三原市)と広島、呉、福山の3市の施設が、飼えなくなった犬猫や野良犬、野良猫を引き取る。

 11年度、犬は3206匹持ち込まれた。195匹が飼い主に返還され、675匹に新たな飼い主が見つかった。引き取り先がなく殺処分されたのは2342匹。猫は6312匹持ち込まれ、返還は11匹、譲渡は321匹。5998匹が殺処分された。

 殺処分は計8340匹。県と呉市が11年7月から引き取りを有料にしたことで、10年度に比べ788匹(8・6%)減少した。

 ただ10年度に都道府県最多だった大阪府は20・7%減の7428匹、ワースト2だった愛知県も27・4%減の6665匹になった。大阪府は6年前から病気やかみ癖がなく、いったん譲渡すると決めた犬は飼い主が決まるまで保護する。愛知県は、県内全域で引き取りを有料化。それらの効果が働いたとみる。

 両府県が大きく減らす中、ワースト3だった広島県が最多となった。

犬猫殺処分 広島県が最多 2


中国新聞 2013年06月25日





...兵庫県が2位。



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動物愛護センター(保健所)より。
翌朝にはもうこの世にいないかもしれない犬たちの最後の叫び。
犬 殺処分

地球生物会議ALIVE 家庭動物
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アニマルライツセンター 殺処分をゼロに
アニマルライツセンター 動物売買禁止

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[報道] 犬や猫の殺処分減へ 譲渡の専用施設整備へ /佐賀

 佐賀県は、年間2千匹を超える犬や猫の殺処分を減らそうと、武雄市内に譲渡のための専用施設を造る。既存の収容施設でも希望者に譲っていたが、「イメージが暗い」という声があり、誰でも訪れやすい温かみのある雰囲気にする。犬、猫を合わせて十数匹を収容する予定で、来年度中の完成を目指す。

 県生活衛生課によると、施設は杵藤保健福祉事務所が管理する犬の一時収容所(武雄町)の敷地に開設。延べ床面積約120平方メートルの木造平屋建てで、檻(おり)の中で1匹ずつ管理し、来所者と触れ合える場所も設ける。6月補正予算案に、設計費420万円を計上している。

 譲渡するのは、収容後も飼い主が見つからず、健康状態などを見極めて譲渡できると判断した犬や猫。引き取り手を増やすため、しつけや健康管理も行う。動物愛護団体への協力依頼も考えている。

 県内の保健福祉事務所が野良犬を捕獲したり、飼い主が飼育を放棄したりして収容した犬は、2001年度の7155匹から11年度は867匹に減少。猫も3338匹から1816匹に減った。これに伴い、殺処分も減ってはいるが、11年度は犬419匹、猫1785匹が県動物管理センター(佐賀市三瀬村)で炭酸ガスによる安楽死という方法で処分されている。

 9月に施行される改正動物愛護法は自治体に対し、殺処分の減少に努めるよう求めている。県生活衛生課の担当者は「殺処分をゼロに近付けるため、飼い主の意識向上にも取り組みたい」と話している。

佐賀新聞 2013年06月22日




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動物愛護センター(保健所)より。
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地球生物会議ALIVE 家庭動物
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[報道] 犬50頭 無登録飼育容疑 /群馬

 犬約50頭を群馬県太田市に登録せずに自宅敷地内で放し飼いしていた疑いで家宅捜索を受けた市内の80歳代無職の男について、太田署が狂犬病予防法違反(無登録、未接種)で太田区検に書類送検していたことが21日、分かった。

 送検は20日付。

 同署幹部によると、男は生後91日以上の犬39頭を無登録で飼育し、そのうち26頭は狂犬病の予防接種を受けさせていなかった疑い。男は「(登録と予防接種を受けさせる)お金がなかった」と供述しているという。

 同署などは今月3日、約50頭のうち41頭を捕獲。そのうち登録や予防接種の状況を精査して確認できた容疑について書類送検した。

 県などによると、男の自宅には、捕獲の際に縁の下に隠れるなどした犬約10頭が残っており、県東部保健福祉事務所による引き取りを申請するよう、男を指導している。放し飼いされていた成犬は人間に懐かないなど譲渡が難しく、41頭のうち38頭は殺処分になるという

読売新聞 2013年6月22日




犬50頭 無登録飼育容疑

犬50頭 無登録飼育容疑



 犬約50頭を太田市に登録せずに自宅敷地内で飼育していたなどとして、太田署が市内の80歳代の無職男の自宅を狂犬病予防法違反(無登録)容疑で捜索していたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。男は「金がなかったので、登録や狂犬病の予防接種をやらなかった」などと供述しているといい、同署は6月中にも同法違反(無登録、未接種)容疑で太田区検に書類送検する方針。

 同署幹部によると、捜索は3日午前10時半から午後2時頃まで行われ、同署員と県東部保健福祉事務所の職員計約20人が、男の自宅敷地内に放し飼いにされていた41頭を捕獲した。残り約10頭は縁の下に隠れるなどしたため、同事務所が捕獲を検討している。

 県によると、「敷地外で犬がウロウロしていて危ない」という近隣住民の苦情が少なくとも2001年頃から寄せられ、口頭や書面で繰り返し指導したという。

 男は取材に対し、「迷子の犬がかわいそうで飼い始めたら、次々に子どもが産まれた。近所の人には悪いことをした」と話した。近くに住む40歳代男性は「犬は好きだけれど、さすがにうるさ過ぎた」という。

読売新聞 2013年6月5日




「迷子の犬がかわいそうで飼い始めた」

優しい人なのかも知れませんが、不妊去勢を怠った為に50頭もの命を路頭に迷わす結果に。

手術をするのは可哀相って人も居ますが、こうならない為にも必ず手術して下さい。

飼い主を求めている犬猫が全国に沢山居ます。

もう増やす必要はありません。




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[報道] 犬猫殺処分の実態知って 水戸でパネル展 /茨城

犬猫殺処分の実態知って 水戸でパネル展



 殺処分された犬の数が七年連続で全国ワーストという県の実態を知ってもらうパネル展が二十二日、水戸市のイオンモール水戸内原で始まった。主催する県動物愛護推進員は「生きるために生まれてきた命を殺さないで」と訴える。

 昨年度に県内で殺処分された犬と猫は六千三百七十四匹。十年前の約一万七千匹から大幅に減らしているものの、減少傾向は全国的に同じ。犬に限っては二〇〇六~一二年度で全国ワーストになっている。要因は保護された犬が全て笠間市の殺処分する施設に集められて遠方の飼い主が気付きにくいこと、農村部での放し飼いが多いことなどが考えられる。

 パネル展では施設内で殺処分される犬や猫の写真など約三十五点を展示している。推進員の飯塚みどり代表は「現実を知ってもらって、何ができるか、何をすべきかを考えてほしい」と話す。

 展示は三階で、三十日まで。

東京新聞 2013年6月23日




~イオンモール水戸内原HPより~

犬猫殺処分の実態知って 水戸でパネル展 2

犬の殺処分頭数 全国ワースト1位(7年連続)
茨城県動物指導センターに収容された犬猫の写真及び統計資料等の展示。
~ここで最期を迎えさせてはいけない~



 日 程  2013.06.22(土) - 2013.06.30(日)
 時 間  10:00~22:00(最終日18:00)
 場 所  3F ブランシェス前ブリッジ
 備 考  主催:茨城県動物愛護推進員
 後援:公益社団法人 茨城県獣医師会、茨城県動物指導



飼い主は責任もって 殺処分前の犬猫の写真

飼い主は責任もって 殺処分前の犬猫の写真



 県内で年間6000匹以上の犬や猫が、飼い主が飼育放棄したことなどにより殺処分されている現状を知ってもらおうと、殺処分前の犬猫の写真や統計などをパネルで紹介する写真展が水戸市見和2の市立見和図書館で開かれている。13日まで。

 写真展は県動物愛護推進員の有志が主催。代表を務める飯塚みどりさん(56)は「県内に収容場所が1カ所しかないことが問題」と指摘する。路上で保護されたり、飼育放棄された犬や猫は全て笠間市の県動物指導センターに収容される。センターではホームページで写真や特徴を公開し飼い主を捜すが、1週間以内に見つからない場合は殺処分となる。

 県などによると、2011年度に県内の公的施設で保護された犬が、殺処分されずに飼い主の元に戻った「返還率」は全国ワースト2位の6・4%。10年度までは6年連続で最下位だった。全国平均は30・8%で、トップの東京(90%)とは大きな差がある。11年度にセンターに収容された猫2986頭の約9割が子猫。飼い主がペットを捨てる理由は「数が多すぎる」ことが最多となっている。飯塚さんは「ペットに避妊や去勢をさせることで、命が奪われることは防げる」と強調する。

 会場ではセンターで処分された犬や猫の生前の写真20枚が掲示された。飼育委員を務める見川小6年、飛田風香さん(12)は「生きるために生まれてきた命なのに……。飼い主は責任を持って育ててほしい」とうつむいた。

 飯塚さんは「この写真を見て『可哀そう』と思うのではなく、どうすれば命が奪われずに済むか考えてほしい」と話した。

毎日新聞 2013年01月13日




犬・猫殺処分減らそう 水戸・パネル展で訴え

犬・猫殺処分減らそう 水戸・パネル展で訴え



 保護された犬や猫が殺処分される比率が全国最悪レベルにある県の実態を知ってもらおうと、県動物愛護推進員の有志が水戸市立見和図書館でパネル展を開いている。

 厚生労働省の調査によると、行方が分からなくなるなどして公的施設に保護された犬が、殺処分されずに飼い主の元に戻される「返還率」が昨年度の県は全国ワースト二位の6・4%。トップは90・0%の東京都で、農地が多く自然環境が似ている近隣の福島県(40・1%)や群馬県(36・5%)と比べても歴然とした差がある。

 推進員の飯塚みどり代表は「一カ所だけで犬や猫を管理しているのが要因としてある」と指摘する。県では十二カ所にある保健所が動物保護を行っておらず、路上などで見つかった犬や猫は全て笠間市の県動物指導センターに集められる。センターではおおむね、保護して五~七日で殺処分する。

 飯塚代表は「飼い主が地元を捜しても見つからず、センターの存在を知ってたどり着いた時には殺処分されている。そんな現実があると多くの人に知ってほしい」と来場を呼びかける。

 展示は殺処分される前の犬や猫の写真、資料など約五十点。来年一月十三日まで。金曜と一月一~四日は休館。

東京新聞 2012年12月21日




足を運べる距離にお住まいでペットと暮らしている方に是非見て頂いて、無責任な飼い主によって捨てられた犬猫たちの表情から殺処分の残酷さを知って貰いたいです。

今は愛犬や愛猫でも、飼い主の心変わりで一転して邪魔者扱いされる子たちが居ます。

自分はこんな飼い主にはならないと、御自分の愛犬や愛猫の一生を守り抜く覚悟を持つ為にも殺処分と言う現実をまっすぐ見つめて欲しいと思います。


会場地図


大きな地図で見る




茨城県動物指導センター
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/dobutsu/index.html

茨城県動物指導センター

茨城県動物指導センター地図

譲渡情報
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/dobutsu/index.html




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[イベント] 小さな命を大切にして 鳥取、きょう(6/23)まで写真展

 殺処分される運命の犬、猫の写真で生命の尊さを訴える「小さな命の写真展」が鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館で開かれている。23日まで。

 人間の身勝手で見捨てられたペットなどの“最期”を多くの人に知ってもらおうと、動物愛護活動を行う同展実行委員会が主催。会場では、児童文学作家、今西乃子(のりこ)さんの著書「犬たちをおくる日」に掲載された写真約30点を紹介。死ぬのを知っているかのような犬や猫の悲しげな表情や、焼却の様子などを伝えている。

 また、東京電力福島第1原発事故によって、警戒区域で飼い主を待つ動物たちを撮影したポスターもある。全国で年間約30万匹が殺処分され、鳥取県の処分率は全国2位という。入場無料。午後6時まで。

産経ニュース 2013年06月23日







とりぎん文化会館





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