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[書籍] 犬は捨てられても飼い主を忘れない

新刊JP 2012年2月29日

 元記事:http://www.sinkan.jp/news/index_2546.html

 動物と一緒にいると日々の疲れが癒されたり、心が安らいだりしますよね。そんな理由で、人は犬や猫などをペットとして飼うわけですが、一方で殺処分になる犬と猫の数は毎年20万匹以上にのぼることをご存じでしょうか。

 殺処分となる犬・猫の中には飼い主が捨てた動物が多く含まれます。一度は飼っていたわけですから、ペットを捨てる飼い主の多くは動物が好きなはずです。それにも関わらず捨てるということは、その飼い主には命あるものを預かっているという覚悟が足りなかったと言わざるを得ません

 『ボクものがたり』(And yu、舞坂ゆき子/原案、いもとようこ/文絵、金の星社/刊)は、人間に捨てられた犬の視点で動物の悲しさを描いた絵本。

 冒頭で子犬の「ぼく」は「ちび」と名付けられ、かわいがられます。

 「ぼく」も人が好きになり、飼い主のことを「たったひとりのかぞく」だと感じて、幸せな日々を過ごしました。

 “ぼくを なでる きみの て、なんて あったかいんだろう…なんて しあわせなんだろう…ぼくは なでられるたびに おおきくなっていくみたい。”(本文より引用)

 しかし、ある時から、飼い主は「ぼく」の名前を呼んでくれなくなります。「ぼく」は年を取り、体がだんだん動かなくなっていきます。それでも「ぼく」は「たったひとりのかぞく」である飼い主を守ろうと決めています。

 ついに「ぼく」は捨てられて、檻に入れられてしまいます。そして、その檻の中で最期を迎えるわけですが、死ぬ時まで自分をやさしくなでてくれた飼い主の手を思い浮かべ、彼への愛情は変わることがなかったのです。

 犬は忠誠心の強い動物だと言われています。もし犬が、捨てられて殺処分になっても尚飼い主に愛情を抱き続ける動物だとしたら、犬を捨てるというのはとてつもなく罪深い行為だと言えるのではないでしょうか。もちろん、これは犬に限らずあらゆる動物に言えることです。

 『ボクものがたり』に描かれているいもとようこ氏の印象的な絵と文章は、動物を飼うことの楽しさと、その楽しさを味わうためにその動物が死ぬまで世話をするという覚悟が必要だということを訴えかけます

 絵本というと子供が読むものだと思われがちですが、本書には子供だけでなく大人も心を動かされるはずです



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小さなお子様が居るお家では、お母さんとお父さんの間に子供をはさんで一緒に読むのも良いですね。

各家庭で自分の子供に親が「犬猫にも人間と同じ命があること」「その命は人間と同じ重さがあること」を教えていれば、その子供が大人になる頃には、人にも動物にもきっと今より良い未来があると思います。




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COMMENT

こんばんは。
この絵を見ただけで胸が熱くなります。

動物の暖かい体温、飼い主を信頼する無垢の心
会話できないけれどいつも見つめ返してくれます。
この目でどれだけ癒されているか・・・

”動物は面倒な存在”と思う人は自分にも
愛情をかけれない可哀相な人に思ってしまいます。

| kinnogoma | 2012/03/02 01:15 | URL |

Re: タイトルなし

kinnogoma様

こんばんは。

> 動物の暖かい体温、飼い主を信頼する無垢の心
> 会話できないけれどいつも見つめ返してくれます。
> この目でどれだけ癒されているか・・・

そうなんですよね。
これを経験した事が無いなんて、人生の半分を損してると思います。

> ”動物は面倒な存在”と思う人は自分にも
> 愛情をかけれない可哀相な人に思ってしまいます。

こんな人は自分には甘く、他人には優しく出来ない人が多いですね。
小さい頃に親に教えて貰えなかったんでしょうね。

| ぐーパパ | 2012/03/03 02:30 | URL |

こんな本もあります(^^)

 犬の幸せは飼い主次第です。だから、犬を飼う人にはきちんと飼い方を理解していてほしい。

 絵本で子供たちにも分かりやすく伝えていくことは大切なことですよね。もちろん大人にも。

 テーマは少し変わりますが、私の町出身の獣医さんがこんな本を書かれたそうなので紹介させていただきますね。

さくら 原発被災地にのこされた犬たち
2011年12月発行
作者 馬場国敏 画家 江頭路子 発行所 金の星社

| マネージャーJ | 2012/03/04 00:20 | URL |

Re: こんな本もあります(^^)

マネージャーJ様

コメント有難うございます。

1月28日の記事で紹介させて頂いています。(^^)
http://animalexp0711.blog135.fc2.com/blog-entry-961.html

マネージャーJさんの町出身の獣医さんだったんですね。

これも大事なテーマですよね。

一緒に暮らしている者にとって動物もかけがえのない家族である事、次の災害時にはその家族を見殺しにしなくて済むように、たくさんの人に読んで貰いたい本ですね。

| ぐーパパ | 2012/03/05 05:13 | URL |

失礼しました(^^;)

ぐーパパ様

 釈迦に説法でしたね。過去の記事全部見てなくて、大変失礼しました。

 本当に言葉だけより、音楽や絵と組み合わせると、心の中枢っていうか、ど真ん中に届く気がします。

 たくさんの方に読んでいただきたいですね。

 カフェにも本を置きたいと思っていますので、またおすすめの本があったら教えてください。

| マネージャーJ | 2012/03/05 11:50 | URL |

Re: 失礼しました(^^;)

マネージャーJ様

こんばんは。

怒っているように伝わったんだったらすいません。

全然そんな事はありませんので。

>  カフェにも本を置きたいと思っていますので、またおすすめの本があったら教えてください。

了解しました。

| ぐーパパ | 2012/03/06 00:12 | URL |















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