[報道] 奄美の森で外来種排除 探索犬と力合わせ
毎日新聞 2012年4月16日
元記事:http://mainichi.jp/feature/news/20120416ddm016040005000c.html
「あっ、アマミノクロウサギだ。2頭いる!」。突然、茂みの中から黒くて丸いウサギが飛び出してきました。この冬、鹿児島県奄美大島の山中で調査をしていた時の出来事です。アマミノクロウサギは、世界中で奄美大島と徳之島にしか生息しておらず、環境省の絶滅危惧種に指定されています。亜熱帯の湿潤な森の中で、神秘的な雰囲気をまとったこのウサギは、次の世界自然遺産登録を目指す奄美のシンボルとなるでしょう。
また別の日、「探索犬のタワと○○さんがマングースを捕獲しました」と連絡が入りました。探索犬とは、奄美大島でマングースを捕獲するため特別に訓練された犬です。マングースは、今でこそ侵略的な外来種として知られていますが、昔は人々を悩ます毒蛇・ハブを退治してくれるヒーロー的存在で、30年ほど前、奄美大島に放されました。しかしその後、マングースが、ハブではなくアマミノクロウサギなど大昔から島で暮らしてきた動物たちを襲っていることが分かりました。
そこで、2005年に「奄美マングースバスターズ」が結成され、総勢42人と探索犬3頭がマングースの根絶作戦を展開しています。この作戦は順調に進み、00年に5000〜1万頭いるとされたマングースは、現在では1000頭を下回るまで減ったと推定されています。それに応じるように、国の天然記念物のトゲネズミなどマングースの脅威にさらされてきた動物たちが増え始めました。ハブを恐れず毎日山に入るバスターズ、目撃情報や助言をくださる研究者や地元の方々、そして我々レンジャーが力を合わせてできた大きな成果です。
奄美大島(面積712平方キロ)ほどの大きな島で外来種の完全排除を目指すこの作戦は、先進的なチャレンジとして世界からも注目されています。奄美野生生物保護センターのレンジャーとして、この作戦に携われることを誇りに思う一方、一度人の手で持ち込まれた動物が問題を起こし、再び人の手によって捕獲されている現状に、常に自然と謙虚に向き合う姿勢が必要なのだという思いを強くしています。バスターズがより一体感を持って取り組める雰囲気をつくるにはどうしたらいいか。限りある予算をどのように効率的に使うべきか。奄美の森のことをもっと理解しなければなど、悩みながらも、マングースの根絶、そして世界自然遺産登録を目指して取り組んでいます。
数が少ないから大切に保護、数が多いから乱暴に処分。
これが本当に正しい事なんでしょうか?
記事に書かれている通り、元々は人間によって持ち込まれ、期待された成果を上げる事で数が増加した。
当然予想出来る結果です。
以前に琵琶湖でも外来魚バスターズってふざけた名前をつけて外来魚の駆除をゲーム感覚で行っていました。
この取り組みを見た子供はどう受け止めるかを考えているのでしょうか?
必要無いものは殺していいと教えているようなものです。
こんな事までして世界遺産登録って、不自然な事をして出来た自然が本当に世界遺産なんですか?
元記事:http://mainichi.jp/feature/news/20120416ddm016040005000c.html
「あっ、アマミノクロウサギだ。2頭いる!」。突然、茂みの中から黒くて丸いウサギが飛び出してきました。この冬、鹿児島県奄美大島の山中で調査をしていた時の出来事です。アマミノクロウサギは、世界中で奄美大島と徳之島にしか生息しておらず、環境省の絶滅危惧種に指定されています。亜熱帯の湿潤な森の中で、神秘的な雰囲気をまとったこのウサギは、次の世界自然遺産登録を目指す奄美のシンボルとなるでしょう。
また別の日、「探索犬のタワと○○さんがマングースを捕獲しました」と連絡が入りました。探索犬とは、奄美大島でマングースを捕獲するため特別に訓練された犬です。マングースは、今でこそ侵略的な外来種として知られていますが、昔は人々を悩ます毒蛇・ハブを退治してくれるヒーロー的存在で、30年ほど前、奄美大島に放されました。しかしその後、マングースが、ハブではなくアマミノクロウサギなど大昔から島で暮らしてきた動物たちを襲っていることが分かりました。
そこで、2005年に「奄美マングースバスターズ」が結成され、総勢42人と探索犬3頭がマングースの根絶作戦を展開しています。この作戦は順調に進み、00年に5000〜1万頭いるとされたマングースは、現在では1000頭を下回るまで減ったと推定されています。それに応じるように、国の天然記念物のトゲネズミなどマングースの脅威にさらされてきた動物たちが増え始めました。ハブを恐れず毎日山に入るバスターズ、目撃情報や助言をくださる研究者や地元の方々、そして我々レンジャーが力を合わせてできた大きな成果です。
奄美大島(面積712平方キロ)ほどの大きな島で外来種の完全排除を目指すこの作戦は、先進的なチャレンジとして世界からも注目されています。奄美野生生物保護センターのレンジャーとして、この作戦に携われることを誇りに思う一方、一度人の手で持ち込まれた動物が問題を起こし、再び人の手によって捕獲されている現状に、常に自然と謙虚に向き合う姿勢が必要なのだという思いを強くしています。バスターズがより一体感を持って取り組める雰囲気をつくるにはどうしたらいいか。限りある予算をどのように効率的に使うべきか。奄美の森のことをもっと理解しなければなど、悩みながらも、マングースの根絶、そして世界自然遺産登録を目指して取り組んでいます。
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