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[報道] 殺処分の操作盤保存 福岡市西区、動物抑留棟解体

西日本新聞 2012年05月17日

 元記事:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/302721

 野犬などの収容や殺処分を行ってきた福岡市西区内浜の市家庭動物啓発センター(旧西部動物管理センター)の抑留棟が30年の役目を終え、今夏取り壊される。近年、飼い主のモラル向上などから収容数・処分数とも減ってはいたが、同センターは「飼育放棄など人間の無責任さで命を奪われた動物のことを忘れないで」と、同棟で犬の殺処分に使われた二酸化炭素(CO2)注入用の操作盤を保存し、今後の啓発に役立てることにした。

 西区の抑留棟は、狂犬病予防法などに基づき、同市の東部と西部の2カ所に設置された施設の一つ。鉄筋コンクリート2階建てで、1982年に完成した。2010年4月に収容業務が東部動物管理センター(東区)に一本化されるまで、市内で捕獲されたり、持ち込まれたりした犬や猫を収容。飼い主が現れないまま最低6日間の収容期間が過ぎれば、殺処分された。

 操作盤は縦約80センチ、横約1・8メートル、高さ約1メートル。犬や猫を処分機まで自動的に追い込み、CO2を注入するボタンや計器が並んでいる。ほぼ毎週1回使われた。福岡市の推計では、82~09年度に同棟で処分された犬猫は計約14万2千匹に上るとみられる。

 収容や殺処分は、狂犬病予防を主目的としているが、施設が、「放浪犬」を保護した人や警察などから引き取るケースが多い。同市が01~10年度に収容した犬猫計3万6082匹のうち、職員が捕獲したのは犬1764匹でわずか約5%。猫はすべて引き取りだった。

 ペットの飼い主自身が持ち込むケースも少なくない。同啓発センターによると、持ち込む理由は「(犬猫が飼えない)マンションに引っ越した」「子犬(猫)が生まれて困る」などのほか、「子どもの情操教育期間が終わり、必要なくなった」と言う人もいたという。

 持ち込まれた犬猫には何の罪もない。90年から処分を担当した男性職員(45)は「こんな施設がなくなればいい」と思いながら、操作盤のボタンを押していたという。一方で、動物愛護運動の高まりや、市が不妊手術、放し飼い防止などの啓発に力を注いだ成果は数字に表れている。01年に5545匹だった同市内の犬猫の収容数は10年には1095匹にまで減った。

 同センターは5月末までに操作盤を撤去、隣接する管理棟に移設し、今後、もの言わぬ不幸な命の代弁者として見学できるようにする。門司(もんじ)慶子所長は「こうした施設に持ち込まれる犬や猫をゼロにするために、市民に考えてもらうきっかけになれば」と話している。



どのセンターへの持込理由も許せるものではありませんが、

「子どもの情操教育期間が終わり、必要なくなった」

この理由が特に許せない。

子どもへの情操教育の前に、自分への教育が必要なのでは?

動物の命を道具としか思っていないような親に育てられる子どもが可哀相だ。




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