[報道] 犬の殺処分、抑制へ一役 県東部で迷子札ホルダー普及 /静岡
殺処分される犬をできるだけ減らそうと、県東部の市町で飼い犬の首輪に付ける「迷子札」の普及活動が進んでいる。動物ボランティアと連携して飼い主に無料配布している市町もある。ボランティア関係者は「県全域の飼い犬に装着させたい」と飼い主に理解を求めている。
県によると、2011年度に県内の保健所が保護した犬は1019匹。このうち飼い主や引き取り手が見つからずに殺処分された犬は517匹に上る。
飼い主は本来、市町が交付する「鑑札」や「注射済票」をペットに付けなければならない。しかし「邪魔になる」「取り付けにくい」などと徹底されていないのが実情。犬の帰巣本能を過信して、ペットとはぐれても探そうとしない飼い主も多いという。
函南町は12年度から飼い主の氏名、電話番号を記入した札を透明のケースに入れて首輪に簡単に装着できる迷子札ホルダーをペット登録や予防注射の際に無料配布している。ホルダーには鑑札や注射済票も入れられる。
同町に配布を働き掛けた動物ボランティア団体「犬部(いぬぶ)」の大崎博英代表は「飼い主が義務を守ることが大前提だが、啓発活動には登録業務を行っている行政の協力が不可欠」と訴える。
函南町の取り組みに倣い、三島市も本年度からホルダーの無料配布を始めた。沼津市もNPO「しずおかセラピードッグサポートクラブ」(加藤元章会長)からホルダーの寄付を受け、登録業務などの際に無料配布を始める。同クラブのメンバーは「犬の保護や殺処分は行政の負担になる。迷子犬を飼い主に確実に戻す方策を取るべき」と力を込める。
犬の保護と殺処分。県内の保健所では、迷子になった犬を7日間保護し、ホームページなどで情報を公開している。飼い主が現れない場合、動物ボランティア団体や個人に譲渡する場合もあるが、半分近くは殺処分されている。
県の動物愛護管理推進計画では2017年度まで、毎年度の犬、猫の殺処分目標数を6千匹に定めている。11年度は4915匹で目標数を下回った。県は計画を見直し、殺処分の目標数をさらに下げる方針。
静岡新聞 2013年4月17日
犬猫の遺棄・殺処分減少へ 静岡県、民間と連携
静岡新聞 2012年05月23日
元記事:http://www.at-s.com/news/detail/100126240.html
猫や犬の遺棄・殺処分減少に向け、県は民間企業、団体との連携を強める。野良猫などが多い42地区(政令市内は除く)を選定し、うち18地区を本年度の対策重点地区とした。警備会社がパトロールを継続実施し、ボランティアによる猫の不妊去勢活動への協力なども活発化させる。
重点化する18地区は野良猫の情報や苦情が多い「問題地区」。飼い主への広範な啓発活動が中心だった従来の対策から、各地区の生活環境や実情に応じた対策へと軸足を移す。将来的に、自治会などを巻き込んだ恒久的な保護体制整備につなげる。
パトロールは、東部と中西部の警備会社が2人ずつ雇用した社員が、野良猫の情報が多い海岸沿いや公園などの18地区を計画的に巡回する。動物愛護ボランティアが行う不妊去勢手術に協力するため、パトロールで得た情報は積極的に共有していく。地元住民への啓発にも取り組み、活動を後押しする。
県は昨年度、野良猫、犬の生息地域などの正確な情報を保健所へ報告してもらうため、警備会社に委託して問題地区を洗い出すパトロールを開始。保健所の業務時間外の平日夜間・早朝と休祝日に巡回し、24時間体制で“監視の目”を光らせたところ、問題がある場所などに特徴があり、重点地区を定めて対策を講じる施策がより効果的と判断した。
県衛生課は「保健所が主導し、問題地区で成果を出したい。対策のモデル地区を作れれば、住民理解を得た保護策なども軌道に乗せやすい」としている。
県内、昨年度殺処分4915匹 苦情は依然1万件超
県は2007年度に策定した「県動物愛護管理推進計画」で、08〜17年度の10年間で県内の保健所で殺処分する犬・猫の年間殺処分数を6千匹まで半減させる目標を掲げた。
10年度には5974匹(犬705匹、猫5269匹)と7年前倒しで目標を達成し、11年度は4915匹(犬517匹、猫4398匹)とさらに1千匹以上が減った。
県衛生課は飼い主への終生飼育の指導▽不妊去勢手術の推進▽飼い主を探す成犬譲渡制度の創設―を減少の主な要因に挙げている。
また、11年度の登録ボランティア数は目標の2倍以上の212グループまで増えた。各地に存在するボランティアの活動が、県内の動物保護施策を支えているのが現状だ。
一方で、住民などからの苦情や相談件数は計画策定時からほとんど減らず、11年度も1万2454件に上った。県は進ちょく状況を踏まえ、12年度中に計画の数値目標を見直す。
良い流れになっていますね。
これだけ県がサポートしてくれていれば、
ボランティアの手を挙げる人が増えるのも納得出来る気がします。
民間企業との連携は初めて聞きました。
費用がかかる事だからどこでもって訳にはいかないでしょうけど、
他県でもこの連携が出来るなら、ちょっとだけ雇用促進にも繋がりますね。
それにしても、苦情件数が減らないのは、どうしてなんでしょうね。
ランキングに参加しています。
少しでも多くの方に動物たちの現状をお伝えしたいので、
よろしければポチッとお願いします。
にほんブログ村
動物愛護センター(保健所)より。
翌朝にはもうこの世にいないかもしれない犬たちの最後の叫び。
地球生物会議ALIVE 家庭動物
アニマルライツセンター 殺処分をゼロに
- 関連記事
-
- [転載] 乳飲み子を母猫から離さないでください!!!!
- [報道] 犬の殺処分、抑制へ一役 県東部で迷子札ホルダー普及 /静岡
- [転載] 某管理゛センター職員さんからのお手紙
| 殺処分 | 06:00 | comments:18 | trackbacks:0 | TOP↑
段々と民間も協力できる社会になってきたのかな・・^^
いい兆しですね。
熊牧場もこのようになってくれる事を祈るばかりです。
結構 熊についても他の方のコメントで勉強させていただいてます。
ずさんだっただけに深刻そうですね・・・
今日 お客さんとの会話で
「柴犬の購入を検討してて毎日 併設のペットショップに
見に行っている・・・」と伺いました。
いきなりペットショップでの購入について全否定は出来ないので
「 インターネットでも里親制度とかありますよ。
終生大切に飼って下さる方・・などの条件はありますが、
もちろん無料です。ひとつの命も救えますしね・・・」と
話すと 知らなかったようで 「そうですよね。一度探してみます^^」と言ってくれました。
嬉しかったです。
まだまだ知らない人が多いんだ・・・ACに頼みたい気分です(笑)
| kinnogoma | 2012/05/28 00:49 | URL |