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不幸な猫を減らす手段 /神奈川

タウンニュース 2010年10月7日

 横浜市健康福祉局が(社)横浜市獣医師会と毎年6月に実施している「猫の不妊・去勢手術推進事業」について、10月12日より2次募集を初めて行うことが決まった。飼い猫に限らず、野良猫も助成の対象となる。

 この事業は、飼い猫や野良猫に不妊・去勢手術を受けさせ、飼う見込みのない猫の頭数を減少させることを目的に毎年実施しているもの。手術費用の一部を市健康福祉局と市獣医師会が助成している。

 昨年度までは犬も対象に行われてきたが、引き取り数が減少したことから、市では不妊・去勢手術の重要性を啓発する当初の目的を達成したと判断。今年度は猫に絞り、6月から助成の申し込みを受け付けてきたが、約1カ月半で定数の2500頭に到達していた。

 市では例年助成を行う頭数を増やして実施しているが、それでも毎年定数に達するほど希望者が多い状況を鑑みて2次募集に踏み切り、猫2000頭の手術助成を追加で行うことを決定。10月12日から申請の受付を開始する(表参照)。

 市担当者はこの状況について、「不妊・去勢手術の必要性が認知されてきていることや、ボランティアで取り組む人が増えているためではないか」と話している。

増やさない環境を

 そんなボランティア団体の1つが、区内で独自に猫の不妊・去勢手術の助成に取り組む港南キャッツアイ連絡協議会。野良猫の数の抑制を目的に11年前に結成し、主婦を中心とした5人のボランティアで構成。日頃から餌やりをしている人に対し、野良猫に不妊・去勢手術を受けさせるように呼びかけを行っている。

 会としては港南区獣医師会との協働で、猫が妊娠することの多い春を迎える前の1月から5月に、特定の飼い主のいない40頭に無料で不妊・去勢手術を実施。その資金集めのためにフリーマーケットを実施しているほか、区内の動物病院へ募金箱を設置するなど積極的な活動を続けている。

 同連絡協議会の代表を務め、港南区獣医師会の会長でもある太田雄一郎氏によると、野良猫に餌やりをしている人の中には、かわいそうという思いから手術に前向きではない人もいるという。太田氏はその考えに理解を示しながらも、「不幸な猫を減らしていくために、長い目で考えてほしい」と訴える。

 一方、すでに身ごもっている野良猫を手術するケースも多く、「命を助ける身でありながら、ひどいことをしているという思いもある」と、獣医師としての心の葛藤を明かす。それでも現実的には、不幸な猫の数を減らしていくために手術が不可欠で、「市も限られた予算のなかで2次募集を始める。状況を理解していただき、ぜひ手術を受けさせてほしい」と話していた。
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