[報道] ペット遺骨が建築材料に、見直し方針も着地点見えず /横浜
元記事:http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1208190015/
横浜市の公営斎場で火葬されたペットの遺骨が、人知れず建築材料に“リサイクル”されている。核家族化や少子高齢化などに伴い、今や「家族の一員」といわれるペット。飼い主らの心情への配慮などから、市は見直す方針を打ち出したが、共同墓地や慰霊碑の設置など新たな財政負担には消極的な姿勢を示す。動物愛護団体から「責任を持って供養するべき」との批判もあり、着地点は見えない。
「ペットはかけがえのない存在になりつつある。どのような形で取り扱えるか検討したい」。横浜市の林文子市長は6月13日の市会本会議で、火葬した犬や猫などペットの遺骨を再利用している現在の対応を見直す考えを表明した。
市環境施設課によると、市内に4カ所ある市営斎場のうち、ペットの火葬を受け付けているのは戸塚斎場だけ。多くの自治体は動物の死がいを廃棄物処理法に基づいて「一般廃棄物」として焼却処分しており、火葬場にペット専用の火葬炉が併設されているのは全国的にも珍しいという。
火葬方法には1体ずつ焼却する「個別火葬」と、ほかのペットと一緒に焼却する「合同火葬」があり、再利用されるのは骨を持ち帰れない合同火葬で焼却した遺骨。毎年約2トンが県外の業者に引き渡されている。2012年度の処分委託費は約16万円。遺骨は粉末状に砕かれた後、鉱山会社で溶融処理され、路盤材や建築材などに生まれ変わる。
10年度の利用実績は個別火葬が2057件だったのに対し、合同火葬は2・4倍の5066件。合同火葬が選ばれる背景には大都市ならではの住宅事情も関係している。「マンション住まいが増え、保管場所に困る(骨を持ち帰る)個別火葬は選択しづらい」(同課)からだ。
同課によると、再利用は少なくとも04年ごろには行っていたというが、開始した理由は記録が残っていないため分からないという。担当者は「飼い主には事前に説明をしているのでトラブルになったことは一度もない」と説明する。
しかし、一般にはほとんど知られていないのが実情だ。県動物愛護協会(横浜市)の山田佐代子会長(53)は「そんなことをしているなんて知らなかった」と憤りと驚きを隠さない。「行政が引き受けるなら、命あったものとして責任を持って供養してもらいたい」
日本ペットロス協会(川崎市)の代表で、心理カウンセラーの吉田千史さん(59)も同様の意見だ。「ペットは仲間であり、大切な家族。最近は亡くした悲しみや落ち込みが重篤化するケースが増えている。共同墓地を整備するなど飼い主の心情に配慮した方法に見直すべきだ」と話す。
市は近く見直し作業に取りかかる予定だが、解決策は見つからない。慰霊碑や墓地などを造れば、苦しい市財政に造成費や維持管理費などが重くのしかかる。担当者はこう漏らす。「税金でどこまでやるべきなのか、悩ましい」
心情的には責任を持って供養し共同墓地に埋葬して貰えればと思いますが、税金の使い道としてそれを望まない人もたくさん居るでしょう。
全ての希望を叶える事なんて出来ないでしょうから、妥協点を見つけるしかありません。
ただ建材にリサイクルするのは止めて欲しい。
家を売ったり建てたりする時に「この家の建材には犬猫の遺骨がリサイクルされています」って説明してるのでしょうか?
その説明を聞いて気にしないって人が居るのでしょうか。
[報道] 火葬ペット遺骨の建築材再利用、林市長「見直しへ」 /横浜
カナロコ 2012年06月13日
元記事:http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1206130033/
横浜市の林文子市長は13日、これまで建築材料などに再利用されている犬や猫などを火葬した後の骨について、対応を見直す考えを明らかにした。市会本会議で太田正孝氏(無所属)の質問に答えた。
市環境施設課によると、市内では戸塚斎場(戸塚区)でペットなどの火葬を受け付けており、飼い主が骨の持ち帰りを希望しない場合は、灰などと一緒に業者に処分を委託。路盤材や建設材などに再利用されているという。
太田氏は「埋葬場所をつくって慰霊すべきではないか」と要請。林市長は「ペットは家族の一員としてかけがえのない存在になりつつある。国の動向や民間の状況を見ながら、市としてもどのような形で取り扱えるか検討する」と述べた。
どこの斎場から出る遺骨もこんな再利用されているのかと思って検索して見ましたが、出て来るのはこの斎場ばかりで、何年も前からスラブ建材と言う物に再利用しているようです。
私の愛猫が亡くなった時、動物霊園で火葬して貰い、お骨を全部骨壷に入れて、お借りした霊園の納骨堂に3年間納骨した後、一部をペンダントに、残りを共同墓地に散骨して貰いました。
スラブ建材への再利用の是非はともかく、自分の愛猫の遺骨が使われるのは絶対嫌ですし、そのスラブ建材とやらが住宅にも使用されるものであれば、そんな家には住みたくないですね。
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再利用の是非はともかく、
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| 報道 | 00:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
まったくです・・
そんな家には住みたくないです。
記事を読んで、そんなことがあるんだとびっくりしました。
人間のつくる人工物になるのではなくて、早く自然にもどしてあげたいと思います。
一部をペンダントにされたんですね。
私も愛猫がもしもの時にはどうしようかといろいろ考えていますが、そういう手もあるんだと勉強になりました。
ちなみに、抜けて床に落ちているヒゲを見つけたら、ひろい集めてます・・・(筆にできんかな・・)
| にゃんとら | 2012/06/15 11:36 | URL |