[報道] 捨て猫の痛み知る優しさ /栃木
毎日新聞 2012年06月24日
元記事:http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120624ddlk09070073000c.html
一歩中に入ると、猫たちが自由に歩き回ったり寝ていたり。人なつっこく寄ってくるのもいる。宇都宮市中戸祭町にある、猫と触れ合えるレストラン「felis(フェリス)」。迎えてくれるのは全部、行き場のない捨て猫や野良猫たちだ。経営者の岩崎くるみさん(27)は「シェルター(保護施設)としての役割も担い、ペットショップに代わって最高の家族と出会える場所を作りたかった」と話す。1カ月に1度、定期的に里親会を開いたり、傷ついた猫の治療をしている。「自分を投影しているのかもしれない」と岩崎さん。自身の経験が大きく関わっていると明かしてくれた。
3歳で両親が離婚。虐待を受けていたため、叔母に引き取られた。叔母が実母でないと分かったのは、中学1年の時。「本当に大好きだったから、ショックでした。それに、また捨てられたらどうしようと思うと怖かった」
しかし、叔母はその後も女手一つで岩崎さんを育ててくれ、以前と変わらずに、たくさんの愛情を注いでくれた。「叔母には本当に感謝している。自分も里親に育てられたから、捨てられた猫の気持ちが分かる。暖かいところから急に寒いところに放り出されるつらさが分かるんです」
[報道] レストラン「felis」経営、岩崎くるみさん
毎日新聞 2012年06月14日
元記事:http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120614ddlk09040128000c.html
◇捨て猫を救いたい--岩崎くるみさん(27)
宇都宮市中戸祭町にある、猫と触れ合えるレストラン「felis」は、猫の保護施設も兼ねている。経営する岩崎くるみさん(27)は「捨て猫を悲しい運命から一匹でも多く救いたい」という。昨年度殺処分された猫は全国で17万頭。動物虐待を放っておけず、5月には月1回の里親会や病気の猫の治療をするNPO法人「日本キャットライフサポート協会」を設立した。その思いを聞いた。
--猫を助けたいと思ったのは
◆19歳の時に猫が虐殺された事件の写真をインターネットで見ました。猫が大好きだったのでショックで。何かしたい、何かしなければと思い、05年にボランティア団体「~捨て猫や野良猫の救護団体~フェリス」を発足しました。里親会を開き、5年間で約150匹の猫を里親に渡しました。
--レストランを開いてどうですか
◆猫にとっては自分の家にお客さんが来る感覚でストレスがなく、自然体でいられるようです。猫で稼ぐのではなく、猫を保護するために稼ぐのが目的。ボランティア団体の施設に来るのは意識の高い人に限られてしまうけど、レストランなら幅広い層に来てもらえる。捨て猫や殺処分される猫がたくさんいるという現状が伝えられる。食事を楽しんでもらうことで猫を助けることにつながるんです。
レストランには15匹くらいいて、人に慣らすために準備中なのが3、4匹。ほかに治療中の猫が6、7匹います。これで定員ぎりぎりですが、それでも引き取ってほしいという電話が毎日5、6件。多いときでは50匹待ちということも。保護施設があるところは全国でも少なくて、新宿からタクシーで来てお願いされたこともありました。レストランにいる猫はお客さんに気に入ってもらえればいつでも引き取ってもらえますが、順番待ちの猫のための里親会を定期的に開きたくて、NPO法人を設立しました。
--なぜこんなに猫を捨てる人がいるのでしょう
◆飼い主のモラルの問題です。猫は1回の出産で3~7匹の子を産みます。また、日本の場合は猫を飼いたいと思ったらまずペットショップですが、米国にはほとんどありません。代わりに州立の保護施設があり、多くの人が訪れています。日本はまだまだ遅れています。
--1日から環境省の規制で、「猫カフェ」については午後10時までになりました
◆金、土曜の営業時間を1時間早めました。もし、ペットショップ同様、午後8時までの規制が適用されていたらレストランは続けられませんでした。ストレスを軽減するための措置といいますが、夜行性の猫はむしろ夜の方が活発だということを理解してほしい。
今後はできれば10年で20店舗まで増やしたい。全国に広がれば、保護施設が増えることにもなります。猫と人がともに幸せな社会を作りたいです。
◇聞いて一言
癒やしを与えてくれるペット。でも、人間の身勝手で、知らないところでたくさんの命が失われていることを知って驚いた。環境省の規制で注目を浴びた「猫カフェ」だが、岩崎さんのレストランは人のためのお店ではなく、猫のためのお店だという。岩崎さんは「一生を猫とともに生きる」と誓う。深いやさしさが伝わった。
==============
■人物略歴
◇いわさき・くるみ
1985年、前橋市生まれ。群馬大工学部卒業。日米でモデルや女優として活躍。6月の里親会は17日正午~午後4時。問い合わせは「felis」(電話028・666・7390)、または日本キャットライフサポート協会(電話028・622・1050)。
日本キャットライフサポート協会
http://ameblo.jp/jclsa/
レストラン. felis
http://ameblo.jp/felis2jp/
里親募集型の猫カフェや、この記事のようなレストランの存在ってすごく重要だと思います。
ただの猫好きさんが、啓発や保護をする人に変わってくれるかも知れませんし、何より保護猫と納得行くまで触れ合ってから里親になる事を決められるので、また捨てられてしまう確率がかなり下がるでしょう。
近くにこんな場所が欲しいです。
8週齢未満で親から引き離された子犬子猫には、
健康面や社会化の面で問題が発生すると言われています。
その問題が原因となって捨てられたり殺処分される犬猫が少なくありません。
今年行われる動物愛護法の改正で、
8週齢になるまでは親から引き離さないよう規制される事を願っています。
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元記事:http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120624ddlk09070073000c.html
一歩中に入ると、猫たちが自由に歩き回ったり寝ていたり。人なつっこく寄ってくるのもいる。宇都宮市中戸祭町にある、猫と触れ合えるレストラン「felis(フェリス)」。迎えてくれるのは全部、行き場のない捨て猫や野良猫たちだ。経営者の岩崎くるみさん(27)は「シェルター(保護施設)としての役割も担い、ペットショップに代わって最高の家族と出会える場所を作りたかった」と話す。1カ月に1度、定期的に里親会を開いたり、傷ついた猫の治療をしている。「自分を投影しているのかもしれない」と岩崎さん。自身の経験が大きく関わっていると明かしてくれた。
3歳で両親が離婚。虐待を受けていたため、叔母に引き取られた。叔母が実母でないと分かったのは、中学1年の時。「本当に大好きだったから、ショックでした。それに、また捨てられたらどうしようと思うと怖かった」
しかし、叔母はその後も女手一つで岩崎さんを育ててくれ、以前と変わらずに、たくさんの愛情を注いでくれた。「叔母には本当に感謝している。自分も里親に育てられたから、捨てられた猫の気持ちが分かる。暖かいところから急に寒いところに放り出されるつらさが分かるんです」
[報道] レストラン「felis」経営、岩崎くるみさん
毎日新聞 2012年06月14日
元記事:http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120614ddlk09040128000c.html
◇捨て猫を救いたい--岩崎くるみさん(27)
宇都宮市中戸祭町にある、猫と触れ合えるレストラン「felis」は、猫の保護施設も兼ねている。経営する岩崎くるみさん(27)は「捨て猫を悲しい運命から一匹でも多く救いたい」という。昨年度殺処分された猫は全国で17万頭。動物虐待を放っておけず、5月には月1回の里親会や病気の猫の治療をするNPO法人「日本キャットライフサポート協会」を設立した。その思いを聞いた。
--猫を助けたいと思ったのは
◆19歳の時に猫が虐殺された事件の写真をインターネットで見ました。猫が大好きだったのでショックで。何かしたい、何かしなければと思い、05年にボランティア団体「~捨て猫や野良猫の救護団体~フェリス」を発足しました。里親会を開き、5年間で約150匹の猫を里親に渡しました。
--レストランを開いてどうですか
◆猫にとっては自分の家にお客さんが来る感覚でストレスがなく、自然体でいられるようです。猫で稼ぐのではなく、猫を保護するために稼ぐのが目的。ボランティア団体の施設に来るのは意識の高い人に限られてしまうけど、レストランなら幅広い層に来てもらえる。捨て猫や殺処分される猫がたくさんいるという現状が伝えられる。食事を楽しんでもらうことで猫を助けることにつながるんです。
レストランには15匹くらいいて、人に慣らすために準備中なのが3、4匹。ほかに治療中の猫が6、7匹います。これで定員ぎりぎりですが、それでも引き取ってほしいという電話が毎日5、6件。多いときでは50匹待ちということも。保護施設があるところは全国でも少なくて、新宿からタクシーで来てお願いされたこともありました。レストランにいる猫はお客さんに気に入ってもらえればいつでも引き取ってもらえますが、順番待ちの猫のための里親会を定期的に開きたくて、NPO法人を設立しました。
--なぜこんなに猫を捨てる人がいるのでしょう
◆飼い主のモラルの問題です。猫は1回の出産で3~7匹の子を産みます。また、日本の場合は猫を飼いたいと思ったらまずペットショップですが、米国にはほとんどありません。代わりに州立の保護施設があり、多くの人が訪れています。日本はまだまだ遅れています。
--1日から環境省の規制で、「猫カフェ」については午後10時までになりました
◆金、土曜の営業時間を1時間早めました。もし、ペットショップ同様、午後8時までの規制が適用されていたらレストランは続けられませんでした。ストレスを軽減するための措置といいますが、夜行性の猫はむしろ夜の方が活発だということを理解してほしい。
今後はできれば10年で20店舗まで増やしたい。全国に広がれば、保護施設が増えることにもなります。猫と人がともに幸せな社会を作りたいです。
◇聞いて一言
癒やしを与えてくれるペット。でも、人間の身勝手で、知らないところでたくさんの命が失われていることを知って驚いた。環境省の規制で注目を浴びた「猫カフェ」だが、岩崎さんのレストランは人のためのお店ではなく、猫のためのお店だという。岩崎さんは「一生を猫とともに生きる」と誓う。深いやさしさが伝わった。
==============
■人物略歴
◇いわさき・くるみ
1985年、前橋市生まれ。群馬大工学部卒業。日米でモデルや女優として活躍。6月の里親会は17日正午~午後4時。問い合わせは「felis」(電話028・666・7390)、または日本キャットライフサポート協会(電話028・622・1050)。
日本キャットライフサポート協会
http://ameblo.jp/jclsa/
レストラン. felis
http://ameblo.jp/felis2jp/
里親募集型の猫カフェや、この記事のようなレストランの存在ってすごく重要だと思います。
ただの猫好きさんが、啓発や保護をする人に変わってくれるかも知れませんし、何より保護猫と納得行くまで触れ合ってから里親になる事を決められるので、また捨てられてしまう確率がかなり下がるでしょう。
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8週齢未満で親から引き離された子犬子猫には、
健康面や社会化の面で問題が発生すると言われています。
その問題が原因となって捨てられたり殺処分される犬猫が少なくありません。
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| 報道 | 01:36 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
こんばんは。
>猫のためのお店
わくわくします。
ここの猫ちゃんたち幸せですね。
私もいつかうちの犬達と一緒にリラクゼーションサロンを
開きたいな~と思っていて
ひまわりが専務
JJは平社員です(笑)
犬の嫌いな人には迷惑でしょうけどね・・・・^^
まだまだ勉強しないと(笑)
| kinnogoma | 2012/06/18 21:52 | URL |