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ガス室の不条理

2009年12月1日

 路上の負傷動物の保護収容、迷子になり放浪していた犬の捕獲と飼育管理、返還、動物に関する苦情相談受け付けや動物取扱業にまつわる事柄--。そして、殺処分を行う施設が全国にある。基本的に公示期限(3日から1週間)を過ぎても飼い主が現れなければ殺処分で、飼い主による持ち込みは即日処分となる。

 しかし近年は処分を半減させる計画が推進され予算が下りたことから、期限後の犬猫も引き続き収容する施設が増えてきた。可能になった理由のひとつに、ペットの適正飼育と終生飼養の義務が浸透しつつあることが挙げられる。また行政施設の職員が地元の民間団体や個人ボランティアと連携し、命を救うための努力を積み重ねた結果であることも忘れてはならない。

 こうして殺処分数は年々、確実に減少している。それでも相変わらず捨てられる数は助けられる数を上回るため、年間約30万頭もが殺処分を受ける。収容房では日々、信じた飼い主から捨てられた犬猫たちに最期のときが迫っているのだ。

 ガス室に押し込められると、あるものはパニックを起こし、あるものは諦(あきら)めたように横たわる。炭酸ガスが注入されて数十秒、急激に薄くなる酸素を求めるように犬たちは首を上げて喘(あえ)ぐ。四肢は小刻みに震え、立っていられなくなる。次々にがくんとひざを折り、倒れ、痙攣(けいれん)し、泡を吹いて絶命する。

 子犬と子猫は簡易処分機に入れられる。ほんの少し前にケージのすき間から手を差しのべていたあどけない子犬の命も、あっけなく取り上げられた。儚(はかな)いほど軽い体を抱くとまだ温かく、鼻も肉球もやわらかなピンク色だった。元気で人が好きで、もっと生きられたはずの命だった。一緒に暮らす人を幸せにできる犬たちだった。そもそも私たちは家庭犬に、それ以上の何を求めるというのか。彼らが苦しみながら息絶えていった姿は、こんなふうに命を奪われる不条理と共に私の中でくすぶり続けている。

 ペットの遺棄も動物虐待だ。そして殺処分は私たちが納めた税金で行われる。動物が好きか嫌いか、飼っているかどうかは関係ない社会問題であるとの認識が広まってほしい。(作家)
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| しっぽの気持ち | 05:27 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ほんっとにこの殺処分にはむかつきます!命を買って飽きたら殺す。意味がわかりません飼うんだったら最後まで見てあげろということです。僕もヘビを飼ってました可愛くて可愛くて、噛まれたりもしました。でも脱皮が失敗して死んでしまいました。もう言葉が出なかったです。ほんとに悲しかった。普通最後はそうやって看どってあげるものなのに・・・長文失礼しました。

| カブ大好き | 2011/09/12 23:23 | URL |

Re: タイトルなし

カブ大好き様

お久しぶりです。
コメント有難うございます。

本当に。

私たちのように命を命と見れる者にとっては、身勝手な理由で放棄する人間の考える事が理解出来ません。

動物にかかわっている人がみんな、カブ大好き様のように最後まで看取る事を当たり前と考えてくれれば、もっと殺処分数が減るでしょうね。

そんな世の中になる事を願って、微力ながら声をあげて行こうとしています。

また、カブ大好き様の意見を聞かせて下さい。

| ぐーパパ | 2011/09/13 00:28 | URL |















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