[報道] 表情こわばる児童…殺処分前の犬舎、響く鳴き声 /茨城
元記事:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120822-OYT1T00419.htm
飼い主に見捨てられ、行き場を失ったペットの犬や猫を殺処分している茨城県動物指導センター(笠間市)が21日、殺処分前の犬が収容されている犬舎の見学会を初めて開催した。
殺処分数全国最多の汚名返上のために踏み切った施設公開。死の間際にある小さな命は、子供たちの目にどう映ったか――。
犬の殺処分数は2002年度に1万匹を超えていたが、譲渡会などの実施で年々減少。11年度は3分の1の3334匹になったものの、動物愛護のNPO法人「地球生物会議ALIVE」(東京)によると、10年度まで6年連続全国ワースト1位が続いていた。
見学会は、県動物愛護推進員の一部メンバーが提案した。「子供には刺激が強すぎる」という心配もあったが、殺処分の憂き目に遭う命を前に「かわいそう」だけでなく、「何ができるか」を考えるきっかけにしたいと、実施を決めた。
この日は、親子11組25人が参加。このうち12人が小学生だった。職員からセンターの説明を受け、施設内を見学した。鉄筋コンクリートの白い犬舎に近づき、犬の鳴き声が漏れ聞こえると子供たちの表情がこわばった。鉄の扉の中に案内されると、左右に連なったオリが目に飛び込んできた。
すぐ手前のオリは9号室。「明日処分する犬がこの中に入ります」。職員の説明に児童らが目を向けると、1匹の茶色い成犬が立ち上がり、オリの中をゆっくりと1周した。吠えることも、しっぽを振ることもなく、隅に再び体を横たえた。
この日、犬舎内には50匹の犬がいた。原則1週間で殺処分され、収容日ごとにオリを分けている。犬同士の相性を考え、個室も用意してある。オリの向こうから尻尾を振って「キャン、キャン」と愛嬌を振りまく小犬もいるが、子供たちは笑顔で応えることができず、ただじっと身構えていた。
友達と参加した水戸市立双葉台小の4年男児(10)は「たくさんの犬が処分されていると知ってショックだった。施設内はきれいだが、犬はとてもさみしそうな目をしていた」と話した。
川島邦子センター長は「今後も積極的に公開の機会を設けたい」と話し、飼い主に対しては「最後まで責任を持って世話してほしい」と訴えた。
親子見学会は22、23日も行われる。
「子供たちの目にどう映ったか」
きっといけない事だと映ったでしょう。
幼い頃に現実を知れば、少なくとも命を粗末にする人間にはならないと思います。
前の記事のコメントにも書いたけど、こんな取り組みは授業の一環として全国で実施して欲しい。
県動物指導センター 収容棟、初開放へ /茨城
朝日新聞 2012年08月02日
元記事:http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001208020004
犬の殺処分数が全国最多という茨城の汚名を返上しようと、県動物指導センター(笠間市)が21~23日、小学生と親を対象に見学会を開く。殺処分される犬や猫が入る収容棟の一般開放は初めて。刺激的すぎるとしてこれまで隔離してきた施設をあえて見せることにしたのは、命の大切さを感じてほしいという思いからだ。
センターに収容された犬は、最短で即日、長くても7日目には殺処分される。2002年度に1万670匹だった県の殺処分数は、11年度には3334匹と70%近く減った。しかし、全国的には05年度から6年連続でワースト1と茨城の独走が続いている。
親子見学会は、県から委嘱された県動物愛護推進員が有志で提案したのがきっかけ。かつてのセンターは「処分直前の犬猫を小学生に見せるのは、刺激が強すぎる」と否定的だった。
しかし、センターがどんな施設なのかや、存在自体を知らない人も多い。提案を受け、「隠していてはモラルの向上は望めない。まず収容棟の犬猫たちを見てもらおう」(理崎清士・愛護推進課長)と考えを変えた。「啓発は子どものうちに」という考えから、高学年の小学生に限定して見学者を募ることにした。
茨城県動物指導センター
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/dobutsu/
子供への啓発、それが一番効果のある方法だと思います。
高学年の小学生に限定しないで、中学生や高校生も見学出来るようにすればいいと思う。
そして、こんな見学会を全国のセンターで実施して欲しい。
収容棟の檻の中に居る犬猫を見て、子供達が何を思い、それが今後の生き方にどう影響するか。
きっと、少なくとも犬猫の命をオモチャのように扱う大人にはならないと思います。
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| 報道 | 00:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
素晴らしい試みですね。
茨城が最多だったんですね。
それでも一歩進んだ試みで本当に嬉しく思います。
沢山の命を無駄にしないために
今私達に出来る事をしたいですね。
職員さんの
「隠していてはモラルの向上は望めない。
まず収容棟の犬猫たちを見てもらおう」
(理崎清士・愛護推進課長)と考えを変えた。
「啓発は子どものうちに」
まさにその通り。
子供には未来があり 考えて実行できる時間が沢山あります。
| kingoma41235 | 2012/08/25 17:20 | URL |