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[報道] 被災犬猫に幸せを 飼い主探しに奔走 /青森

読売新聞 2012年08月27日

 元記事:http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20120827-OYT8T00784.htm

 東日本大震災で傷ついたり飼い主を失ったりした犬や猫の保護に、青森県八戸市のボランティア団体「動物愛護支援の会八戸」が奔走している。

 これまでに引き受けた犬猫約130匹。元の飼い主に戻したり、新しい飼い主に渡したりしている。

 会は2002年に発足。会員は約120人いるが、主に活動しているのは会社員や学生など十数人。会員が手分けして犬猫を預かり、八戸市内で開く譲渡会で新しい飼い主を探す取り組みを続けてきた。

 昨年の震災では、八戸も大きな被害を受けた。電話が復旧すると、会にはSOSが次々入ってきた。「ヘドロまみれの猫を保護したが、どうしたらよいか」「避難所に犬を連れて入れない」――。同様の連絡は三沢市や階上町、岩手県北部からも相次いだ。

 「ガソリン不足で駆けつけることができず、歯がゆい思いが募った」。共同代表の1人、中村由佳さんは振り返る。預かったものの、地震や慣れない環境のストレスなどで体調を崩し、死んだ犬猫もいたという。

 力になったのは、北里大獣医学部(十和田市)の学生たちだった。メンバーの学生からの協力要請に次々に名乗り出た。

 預かって健康管理をし、約10匹は飼い主の元へ戻った。ほかは、譲渡会やホームページなどで飼い主を募った。当初はえさの確保にも一苦労し、医療費の負担もかさんだ。

 中村さんが忘れられないのは、秋田犬ゴロタだ。八戸市の海近くに住んでいた飼い主の男性は、地震直後、ゴロタを車に乗せて避難した。家は流され、今後の生活を考えてやむなく犬を手放すことを決意して、会に連絡してきたという。大型犬で高齢の8歳。条件は厳しかったが、すぐに沖縄県の女性から申し出がきた。「今では、暑い沖縄で毛を刈り込んで、元気に走り回っている写真が送られてきます」

 昨年秋から、福島県で活動する団体の猫も預かっている。約15匹の飼い主を募集中だ。

 中村さんは「私たちにできるのは、大切にしてくれる新しい飼い主を見つけるだけですが、家族の一員だった犬や猫が幸せになることは、やむなく手放した被災者の希望につながる。最後の1匹まで幸せにしたい」と願う。

 同会の譲渡会は毎月第1、第3日曜の午後2~4時、八戸市沼館のピアドゥ北側広場。問い合わせは同会(080・3149・0486、水曜を除く午後8~10時のみ)。



動物愛護支援の会八戸ホームページ
 http://www.inuneko-hachinohe.com/

動物愛護支援の会八戸ブログ
 http://inunekohachinohe0701.blog96.fc2.com/

青森にお住まいの方でペットとの暮らしをお考えの方は、ペットショップで購入するのではなく、是非こちらの団体の里親になって頂ければと思います。


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