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[報道] クロは家族 介護11年 /兵庫

 「クロ、早(はよ)しっこしてちょうだい」
 そうやさしく声を掛けながら、洲本市本町2丁目の上村較子(あつ・こ)さん(76)は猫を抱きかかえ、ぼうこうを手で押さえておしっこをさせている。6時間おきに1日、4回。夜も起きて。大切な日課だ。もう、11年になる。

 メスのクロは、この23日に13回忌を迎える母親のとよのさんが亡くなって1週間後にやって来た。玄関に誰かが置いていったらしい。

 とよのさんは生前、「あつこ、私は死んでも、1週間後に生まれ変わる」と言っていた。上村さんは「妙なこと言うな、と思っていた」。言葉通り、真っ黒な猫の出現に因縁を感じた。

 とよのさんは93歳で亡くなった。小学校の教師を務め、海でボートをこいだりするハイカラさん。夫の退職後はお好み焼き屋さんを始めた、自立した女性だった。上村さんも背中を見て、地元の信用金庫に勤めた。

 とよのさんは亡くなる9か月ほど前、左足の指先が紫色になり、病院で、「壊死(え・し)で腐ってくる」と告げられた。病状は悪化し、包帯を巻いたり、袋をかぶせたりして、上村さんたち家族は必死だった。

 クロは、上村さんに飼われるようになって1年後、車にはねられた。手術を受けたが、後ろ足がぶらぶらして立てない。動物病院から連れて帰ったクロにも、母親と同じことをした。「お母さんと一緒やなあ」と、みんなは言った。

 クロはその後、傷口もかちんかちんに硬くなり、前脚で走る。上村さんは追いつけないぐらい。でも、おしっこは手伝ってあげないと、自分ではできない。しっかりしてあげないと、膀胱(ぼう・こう)炎になる。

 「毎日、よくそんなことをするね」と周囲から言われる。めいが「私が代わっても」と言ってくれている。ありがたいが、そうは簡単にできない。「猫は家族。子どもを育てているみたいで責任がある」

朝日新聞 2012年9月21日


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