[報道] 犬猫の不妊手術助成 県獣医師会 保健所からの引き取り /大分
県獣医師会(麻生哲会長)は今月から、保健所などに持ち込まれた犬と猫を引き取る人を対象に、不妊(去勢・避妊)手術費の助成を始めた。利用者の負担額を、通常の2割以下に当たる5000円に抑えた。同会は「小さな命を救うために活用してほしい」としている。
県獣医師会や動物愛護グループのメンバーら約50人が、9月末、殺処分の施設がある県動物管理所で動物慰霊祭を開いた。約10年前から毎年行っている。
獣医師の小林貴広さんが「尊い命が失われるのを減らし、人と動物が共生できる社会の実現に努力していきます。安らかにお眠り下さい」と哀悼の言葉をささげ、参列者は慰霊碑に菊の花を供えて手を合わせた。
利用者の支出を減らすことで引き取りやすくし、飼い主が見つからず殺処分される犬や猫を減らす狙い。
県によると、昨年度に処分された犬は753匹、猫は2368匹。猫の約7割は子猫だった。犬の処分数は30年以上前、1万匹を超えていたが、年々減り続け、昨年度初めて1000匹を下回った。一方で猫は最近20年間、約2100~約3200匹で推移している。
県獣医師会は2008年から、雌犬に限った無償の避妊手術を行い、今年9月までに404匹に実施。しかし、猫の処分数が減らない現状を踏まえ、社会貢献にもつながるとして、対象を雄犬と猫にも広げた。
不妊手術に実際にかかる費用は体格や性別で異なり、犬は2万~5万円、猫は2万5000~3万円。同会は約300万円の予算を確保し、県内の48動物病院が協力する。それでも予算不足が見込まれるため、利用者に費用の一部負担を求めることにした。
利用者は、県が大分市小野鶴の県動物管理所で月に1度開く犬や猫の譲渡会に参加し、飼育に関するマナー講習を受ける必要がある。事前申し込みが必要。問い合わせは、県食品安全・衛生課(097・506・3054)へ。
年2500匹の命救いたい−−県内初、動物管理所で
県は23日、県内初の子猫譲渡会を大分市小野鶴の県動物管理所で始めた。この日は3人が訪れ、4カ月の子猫と笑顔で対面した。
犬の譲渡会は94年度に始め、処分数は同年度の約8500匹から11年度は約1000匹に減った。譲渡数もこれまでに同管理所だけで2316匹になる。
一方の猫は飼い主が保健所に持ち込むケースが大半。逃げて捕獲され、飼い主が迎えにくる可能性のある犬と違い、年約2500匹の命がほぼ即日奪われてきた。今回、管理所に猫の待機場所を設け譲渡が可能となった。
参加した大分市の40代女性は「1匹飼っているが、もう1匹ほしくて来た。抱っこしてみてかわいかった」。担当の小林貴広・県食品安全・衛生課参事は「不幸な子猫を生まないため避妊・去勢してくれ、室内で飼える人に渡したい」と話す。
譲渡会は猫は第3(5週時は第4)火曜、犬は第2、4火曜(同第5火曜)。同課097・506・3054。
月1回子猫の譲渡会 殺処分減へスクラム
殺処分数がなかなか減らない猫の対策として、県は23日から月1回、子猫の譲渡会を始める。県獣医師会は、譲渡された犬と猫の不妊手術を安く実施しサポート。譲渡する人には講習会の受講を義務付ける。県などはすでに犬の譲渡会は実施しているが、行政、獣医師、動物愛護ボランティアが協力した積極的な猫への取り組みは全国的にも珍しいという。
犬と違って登録制度などの法整備がない猫は、屋外での放し飼いや野良猫への無責任なエサやり、繁殖力の強さなどから次々と増え、地域のトラブルの元となっている。県に寄せられた苦情は2011年度は3千件を超え、殺処分数は2368件。犬の殺処分数は同年度753件で年々減少傾向にあるものの、猫は微増傾向。
子猫(生後約2カ月~半年)の譲渡会は毎月第3火曜日に大分市小野鶴の県動物管理所で開催。適正な飼育方法を学ぶ事前講習の受講、室内飼育、家族全員の賛同などの要件を満たした人に譲る。併せて、月2回の子犬の譲渡会でも事前講習の受講を義務化。管理所内には譲渡する猫のための専用施設を新設した。
県獣医師会は県内48カ所の動物病院で、譲渡された猫、犬に限り、譲渡日から6カ月以内であれば、通常数万円の避妊、去勢手術を一律5千円で実施。健康チェックやしつけ講習なども実施し、手厚くフォロー。動物愛護推進員らボランティアは引き続き譲渡会や講習会の支援、啓発活動などに力を入れる。
県は、17年度までに犬、猫の殺処分数を計2600匹まで減らすことを目標としている。譲渡会のほか、猫対策のための協議会を立ち上げ、先進地を参考にしながら地域で猫と共生するモデル地区づくりなどにも取り組む。
県獣医師会の麻生哲会長は「殺処分数を減らすとともに、飼い主のマナーアップにもつなげたい」と話している。問い合わせは県食品安全・衛生課(TEL097-506-3054)へ。
県獣医師会や動物愛護グループのメンバーら約50人が、9月末、殺処分の施設がある県動物管理所で動物慰霊祭を開いた。約10年前から毎年行っている。
獣医師の小林貴広さんが「尊い命が失われるのを減らし、人と動物が共生できる社会の実現に努力していきます。安らかにお眠り下さい」と哀悼の言葉をささげ、参列者は慰霊碑に菊の花を供えて手を合わせた。
利用者の支出を減らすことで引き取りやすくし、飼い主が見つからず殺処分される犬や猫を減らす狙い。
県によると、昨年度に処分された犬は753匹、猫は2368匹。猫の約7割は子猫だった。犬の処分数は30年以上前、1万匹を超えていたが、年々減り続け、昨年度初めて1000匹を下回った。一方で猫は最近20年間、約2100~約3200匹で推移している。
県獣医師会は2008年から、雌犬に限った無償の避妊手術を行い、今年9月までに404匹に実施。しかし、猫の処分数が減らない現状を踏まえ、社会貢献にもつながるとして、対象を雄犬と猫にも広げた。
不妊手術に実際にかかる費用は体格や性別で異なり、犬は2万~5万円、猫は2万5000~3万円。同会は約300万円の予算を確保し、県内の48動物病院が協力する。それでも予算不足が見込まれるため、利用者に費用の一部負担を求めることにした。
利用者は、県が大分市小野鶴の県動物管理所で月に1度開く犬や猫の譲渡会に参加し、飼育に関するマナー講習を受ける必要がある。事前申し込みが必要。問い合わせは、県食品安全・衛生課(097・506・3054)へ。
読売新聞 2012年10月25日
年2500匹の命救いたい−−県内初、動物管理所で
県は23日、県内初の子猫譲渡会を大分市小野鶴の県動物管理所で始めた。この日は3人が訪れ、4カ月の子猫と笑顔で対面した。
犬の譲渡会は94年度に始め、処分数は同年度の約8500匹から11年度は約1000匹に減った。譲渡数もこれまでに同管理所だけで2316匹になる。
一方の猫は飼い主が保健所に持ち込むケースが大半。逃げて捕獲され、飼い主が迎えにくる可能性のある犬と違い、年約2500匹の命がほぼ即日奪われてきた。今回、管理所に猫の待機場所を設け譲渡が可能となった。
参加した大分市の40代女性は「1匹飼っているが、もう1匹ほしくて来た。抱っこしてみてかわいかった」。担当の小林貴広・県食品安全・衛生課参事は「不幸な子猫を生まないため避妊・去勢してくれ、室内で飼える人に渡したい」と話す。
譲渡会は猫は第3(5週時は第4)火曜、犬は第2、4火曜(同第5火曜)。同課097・506・3054。
毎日新聞 2012年10月24日
月1回子猫の譲渡会 殺処分減へスクラム
殺処分数がなかなか減らない猫の対策として、県は23日から月1回、子猫の譲渡会を始める。県獣医師会は、譲渡された犬と猫の不妊手術を安く実施しサポート。譲渡する人には講習会の受講を義務付ける。県などはすでに犬の譲渡会は実施しているが、行政、獣医師、動物愛護ボランティアが協力した積極的な猫への取り組みは全国的にも珍しいという。
犬と違って登録制度などの法整備がない猫は、屋外での放し飼いや野良猫への無責任なエサやり、繁殖力の強さなどから次々と増え、地域のトラブルの元となっている。県に寄せられた苦情は2011年度は3千件を超え、殺処分数は2368件。犬の殺処分数は同年度753件で年々減少傾向にあるものの、猫は微増傾向。
子猫(生後約2カ月~半年)の譲渡会は毎月第3火曜日に大分市小野鶴の県動物管理所で開催。適正な飼育方法を学ぶ事前講習の受講、室内飼育、家族全員の賛同などの要件を満たした人に譲る。併せて、月2回の子犬の譲渡会でも事前講習の受講を義務化。管理所内には譲渡する猫のための専用施設を新設した。
県獣医師会は県内48カ所の動物病院で、譲渡された猫、犬に限り、譲渡日から6カ月以内であれば、通常数万円の避妊、去勢手術を一律5千円で実施。健康チェックやしつけ講習なども実施し、手厚くフォロー。動物愛護推進員らボランティアは引き続き譲渡会や講習会の支援、啓発活動などに力を入れる。
県は、17年度までに犬、猫の殺処分数を計2600匹まで減らすことを目標としている。譲渡会のほか、猫対策のための協議会を立ち上げ、先進地を参考にしながら地域で猫と共生するモデル地区づくりなどにも取り組む。
県獣医師会の麻生哲会長は「殺処分数を減らすとともに、飼い主のマナーアップにもつなげたい」と話している。問い合わせは県食品安全・衛生課(TEL097-506-3054)へ。
大分合同新聞 2012年10月20日
ランキングに参加しています。
少しでも多くの方に動物たちの現状をお伝えしたいので、
よろしければポチッとお願いします。
![]() | ![]() にほんブログ村 |
---|
動物愛護センター(保健所)より。
翌朝にはもうこの世にいないかもしれない犬たちの最後の叫び。
里親募集
岡山県で犬との暮らしをご検討中の方が居られましたら、是非お願いします。
京都市家庭動物相談所の里親募集情報です。
- 関連記事
-
- [報道] 八幡東で「地域猫」試行、不妊手術後に一世代限り世話 /山口
- [報道] 犬猫の不妊手術助成 県獣医師会 保健所からの引き取り /大分
- [報道] 犬や猫の「保護施設」は強制収容所? 法案に動物愛好家が反発、トルコ
| 報道 | 02:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑