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[報道] ペットの死、飼い主の向き合い方に見られる変化

 先週、歌手のフィオナ・アップルさんが南米各地でのコンサートの中止をファンに伝えた。死に瀕している自分の犬と一緒にいたいからだという。ファンに宛てた4ページの手書きの手紙という形をとったアップルさんの発表に対しては、いくつかの反対意見や――はっきり言って――かなり辛辣なコメントが寄せられた。たとえば「たかが犬じゃないか。立ち直れよ」といったものだ。

 しかし、驚くべきは、アップルさんがフェイスブックに掲載したその手紙に8万人近くの人が「いいね!(Like)」のボタンをクリックし、ファンの大多数はアップルさんの決定を支持したということだろう。このような支持の表明はまれである。動物への強い絆を感じている人々は、自分たちが住むより広い社会はペットや他の動物に対してほとんど道徳的価値を見出していないと感じることが多い。ペットの死は取るに足らないこととして片づけられてしまいがちだ。また一般市民のほとんどは、アップルさんと違って、ペットが病気、あるいは死に瀕しているという理由で仕事を休むことができない。

 アップルさんの決定とそれに対する反応は、社会学者のハル・ヘルゾーグ氏が著書『私たちが愛し、嫌悪し、食べる動物(Some We Love, Some We Hate, and Some We Eat)』のなかで指摘している文化面での新たな変化を象徴している。今やより多くの米国人が人間だけではない複数種家族の一員だと考えている。(だからといって、人々がペットのことを小型の人間、あるいは毛皮で覆われた子供と考えているわけではない。ペットオーナーの一部にはこうした固定観念に当てはまる人もいるが。)ペット産業が行った調査で、米国のペットオーナーの70%はペットとベッドを共有していることがわかった。この数字は配偶者とベッドを共有している人の割合とかなり近い。われわれはまた、消費の仕方でもペットへの深い愛情を示している。今年、米国人がペットケアに費やした総額は530億ドルと推定されている。

 ペットの死に直面している飼い主たちは、フェイスブックのようなソーシャルメディアや、同じような考え方の人々とつながったり、支持を得られたりすることが可能なインターネットのチャットルームなどのおかげもあり、以前ほど孤立していないと感じ始めている。ペットのケアの仕方も変わりつつある。不治の病を患った動物に対するかつてのお決まりの対処法は安楽死だったが、今は違う。動物のためのホスピスや緩和ケアの急成長は新しい考え方を反映している。

 ペットの衰えや死への対処法に関する本を書くために筆者がインタビューしたある動物ホスピスの専門家によると、米国には約75の動物用のホスピス、緩和ケア施設があるという(正確な数字はつかめていない)。別の専門家は、毎年1万匹前後の動物が専門医から何らかの形の末期医療を受けていると見積もっている。この数字は10年前の約10倍となる。犬用の車椅子、治療用ベッド、失禁用おむつといった付帯商品の売上高も伸びている。

 人間の場合と同様、動物のためのホスピスや緩和ケアでも臨終の過程で慰めと支援を提供するためには家族中心のアプローチを必要とする。ペットオーナーと獣医が協力し合うことで、動物たちはかつての安楽死のタイミングよりもずっと長く良質な生活を維持できることが多い。

 たとえば、われわれは自宅環境を改善(段差に傾斜を設けたり、小さな敷物を置いたり、滑りにくいソックスをはかせるなど)したり、理学療法やマッサージを施すことで、関節炎を患って歩みが不安定な犬が動き回り続けるのを手助けしてやることができる。プロの介護者たちは病気の経過や予後の知識を持ち、動物の肉体的、心理的苦しみに気付いて対処する方法を学んでいる。

 動物用のホスピスでは、ペットを失うということへの不安、その死とその後の生活をどう捉えているのかなどについてオーナーたちがオープンに話すことを促している。熟練の獣医や死別カウンセラーなども力になれる。すべての獣医は疼痛管理の訓練を受けており、ペットとその家族のために末期治療の計画を立てる手助けもしてくれる。まだ数は少ないが、国際獣医学疼痛管理協会(International Veterinary Academy of Pain Management)に痛みの専門医と認定されている獣医も増えている。

 自分の犬を失った辛い経験から言うのだが、自らの不安や苦しみに邪魔をされてペットたちの臨終の場にしっかりと向き合えなくなるオーナーも多い。しかし、われわれがペットたちのためにできる最も重要なことの1つは、その死を自然なもの、避けられないもの、深い意味のある出来事として認識することである。

 死期が迫っている犬のために、私はキッチンで人間の家族の食事よりも長い時間をかけて特別な食事を作った。こうした経験があるのは私だけではないだろう。ばかげているかもしれないが、私だけではない。

ウォール・ストリート・ジャーナル 2012年 12月 3日




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