[報道] ペットは家族 災害時に備え同行避難訓練/埼玉(久喜)
災害時に備えようと、県内外の有志が12日、久喜市菖蒲町小林のペットサロン「犬のアンティ」駐車場で、ペット同行の避難訓練を実施した。
同訓練は今回で2回目。同店を経営するトリマーの小川かおるさん(48)が中心となって、知り合いに声を掛けたところ、熊本県から訪れた動物看護士や近隣住民など15人ほど集まった。
小川さんは参加者に「レジャーシートは軽くて持ち運びが便利なだけでなく、ペットの日よけになる。輪ゴムはけがをした時、止血に使える」などと、災害時に使える道具を説明。実際にゲージ(檻)の中にペットを入れる訓練などを行った。
訓練は実践のほか、飼い主同士で相談や知識の交換などを行い、参加者からは「飼い主がペットとともに逃げられる準備をどれだけしているかが大切。ペットが家族の一員であることは当たり前の時代。社会の一員として、地域に認めてもらえるように飼い主も準備する必要がある」という声が上がった。
福島県双葉町から避難してきた被災者のペットを預かっている小川さんは「東日本大震災で私たちの意識も変わった。飼い主がペットとともに避難できるように近所や自治会などの単位で、ペット同行の避難訓練を広めたい」と望む。
東日本大震災の後、さいたま市中央区の「さいたまスーパーアリーナ」に双葉町民が避難した際、災害ボランティア登録し、現在は福島県内で被災したペットの支援も行っている同市桜区の会社員松本一男さん(55)は「震災が起きた時、猫は隠れてしまうので、犬よりも避難させることに苦労する。いざという時、猫の避難訓練も必要」と話していた。
小川さんらは今後もペット同行の避難訓練を行う。次回予定日は7月14日午前。誰でも参加可能。
問い合わせは、小川さん(電話0480・85・7719)へ。
埼玉新聞 2013年5月15日
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