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[報道] 捨てられた命の存在知って 県内アート作家、作品で保護活動支援−−周南市 /山口

 捨てられた犬猫の保護活動を支援する「イヌとネコとワタシ展」が、周南市富田のギャラリー「日日」で開かれている。アクセサリーや書、イラスト、菓子など、県内のアート作家がそれぞれの手段で命の大切さを表現した。材料費を除く売り上げは、里親探しに取り組む周南市の市民団体「ケダマの会」の活動費に充てられる。【蒲原明佳】

 飲食店に併設されたギャラリーに、Tシャツやトートバッグが並ぶ。目を引くロゴ「WAN!!」「NYAA!!」について、デザインした田嶋洋昭さん(36)は「捨てられる動物の存在や会の活動をまず知ってもらえるよう、手に取りやすいものにした」と語る。15歳の高齢ビーグル犬を飼っており、老犬が捨てられる現状に心を痛め、ワタシ展に参加したという。

 ケダマの会は、犬や猫を保護していた市民が集まり、2010年に結成。野良犬や捨て猫の子を保護し、月に数回開く「お見合い会」で里親を探している。ギャラリー日日の屋根裏に迷い込んだ猫の里親を仲介したことが、ワタシ展につながった。

 保護した犬猫には飼育費の他、去勢・避妊手術やワクチン、狂犬病予防注射の費用がかかる。同会は、譲渡が決まった里親に3000円以上のカンパを求めているが、賄えないのが実情。保護の依頼を受ける際は手術代を求めるが、持ち込むだけで負担を断られるケースもあり、困惑しているという。

 同会の活動について、代表の橋本あき子さん(51)は「保護で、処分される犬や猫を減らすことができる」と説明。ワタシ展を通じ「人間が勝手に捨てた可哀そうな命の存在を知ってもらえたら」と願う。「ワタシ」には人と同じ「命」であるとの思いを込めている。企画したギャラリー日日の飯田圭子さん(44)は「行き場のない動物のために、誰でも何かができる展示にしたい」。21日の展示終了後もTシャツやバッグの販売を続ける。

毎日新聞 2013年07月18日




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