[報道] 被災猫「チビ」天国へ 阪神大震災から18年
1995年1月に発生した阪神淡路大震災で迷い猫となり、町上美生の養魚業高橋博さん(71)に引き取られて育てられてきた猫の「チビ」が、高橋さん宅にやってきた日とまったく同じ7月18日に息を引き取った。高橋さんはチビとの18年間を振り返り、「寂しいが、悔いのないようにかわいがることができた」と話している。
チビが高橋さん宅にやってきたのは95年の7月18日。大震災で飼い主を失った犬・猫の里親を十勝管内で探すボランティアをしていた知人から被災犬・猫の話を聞き、引き受けることを決めた。
高橋さんは帯広空港で猫と初めて対面したときの印象そのままに「チビ」と名付けた。チビは雑種で、十勝に来たときはまだ子猫だった。
人懐こく、おとなしいチビはニジマスなどの養魚業と魚料理を提供する「高橋養魚場」で客にもかわいがられた。「とても行儀が良く、魚や魚料理に手を出すこともなかった。商売繁盛の“招き猫”だった」と高橋さん。
時には除雪車の作業に巻き込まれ雪山に埋まりかけているところを発見されたり、野良猫に追いかけられて数日間、行方不明になるといった“事件”に遭遇。それでも、大震災でも失われることのなかった生命力の強さで、生まれ故郷から遠く離れた十勝の地でも立派に生き抜いた。
今月に入りチビは、死期が近いことを悟ったように食事中の高橋さんの足の上に乗って体を寄せるようになり、日がたつにつれて食欲もなくなっていった。
「最期くらいはおいしいものを」と高橋さんは酒やたばこを我慢してチビに高級なキャットフードを与えるなど愛情を注いだが、18日朝、高橋さんに見守られながら息を引き取った。高橋さんの妻美江子さん(68)は「孫たちにも身をもって命の尊さを教えてくれた」としみじみと話す。
「18年前にやってきた日と同じ日に亡くなることに何か意味があるのかも」−。愛猫を失った喪失感を押して、高橋さんは笑顔で話していた。
この子はきっと最後まで幸せな気持ちのまま虹の橋へ向かったのでしょうね。
せめて飼い主と共に暮らしている動物が皆、こんな風に幸せな最後を迎えられるようになって欲しい。
飼い主に裏切られる動物がいない世の中になって欲しい。
チビが高橋さん宅にやってきたのは95年の7月18日。大震災で飼い主を失った犬・猫の里親を十勝管内で探すボランティアをしていた知人から被災犬・猫の話を聞き、引き受けることを決めた。
高橋さんは帯広空港で猫と初めて対面したときの印象そのままに「チビ」と名付けた。チビは雑種で、十勝に来たときはまだ子猫だった。
人懐こく、おとなしいチビはニジマスなどの養魚業と魚料理を提供する「高橋養魚場」で客にもかわいがられた。「とても行儀が良く、魚や魚料理に手を出すこともなかった。商売繁盛の“招き猫”だった」と高橋さん。
時には除雪車の作業に巻き込まれ雪山に埋まりかけているところを発見されたり、野良猫に追いかけられて数日間、行方不明になるといった“事件”に遭遇。それでも、大震災でも失われることのなかった生命力の強さで、生まれ故郷から遠く離れた十勝の地でも立派に生き抜いた。
今月に入りチビは、死期が近いことを悟ったように食事中の高橋さんの足の上に乗って体を寄せるようになり、日がたつにつれて食欲もなくなっていった。
「最期くらいはおいしいものを」と高橋さんは酒やたばこを我慢してチビに高級なキャットフードを与えるなど愛情を注いだが、18日朝、高橋さんに見守られながら息を引き取った。高橋さんの妻美江子さん(68)は「孫たちにも身をもって命の尊さを教えてくれた」としみじみと話す。
「18年前にやってきた日と同じ日に亡くなることに何か意味があるのかも」−。愛猫を失った喪失感を押して、高橋さんは笑顔で話していた。
十勝毎日新聞 2013年07月19日
この子はきっと最後まで幸せな気持ちのまま虹の橋へ向かったのでしょうね。
せめて飼い主と共に暮らしている動物が皆、こんな風に幸せな最後を迎えられるようになって欲しい。
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| 報道 | 00:50 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑
深い~い話
猫駆除バカ共にも読ませたい(笑)
ところでトルコはイスタンブールの公園には犬猫専用の水飲み場や野良猫専用ハウス(発泡のそれではなく、丸太で組んだ人も入れる大きなそれ)があるとか…どこにでも、という訳にはいかないでしょうが…。NHK-BSの「岩合光昭の世界猫歩き」にもイスタンブール市民の猫愛が映されておりましたね。
すべからく保護とはいかないので(保護は狂犬病予防法と咬傷の恐れ故に「野良」が許されない犬に力を注ぐ事を原則として)、野良猫の地域猫化を強力に推進すべく今後も力を注ぐべきで決定、ですね。
| ふらんし~ぬの場合 | 2013/07/21 13:39 | URL | ≫ EDIT