PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

クマ対策に里山再生を 専門家が一因指摘 /滋賀

 長浜市や米原市で、クマが人を襲う事故が相次いでいる。クマの出没は、餌となる木の実などの不作が原因とされているが、専門家は人が集落の周りの環境に手を入れなくなったことも一因であると指摘し、里山再生を訴えている。

 「野生動物と人間との見えざる境界がなくなっている」。彦根市内で9日開かれた獣害対策の研修会で、県立大講師の野間直彦さん(植物生態学)が話した。

 かつては人の手が入った山林が、野生動物の世界と集落の緩衝地帯となっていた。しかし現在、山林は間伐もされず放置され、木々が密集した状態で生い茂る。隣接する耕作放棄地は動物たちの格好の隠れ場に。イノシシやサル、シカなどが田畑を荒らし、集落の住民を困らせる。

 野間さんは里山の機能低下が野生動物の出没の一因であるとみて、クマの出没についても獣害対策と同様、里山の再生が一つの鍵になると考える。研修会に集まった参加者に、山と集落の間の下草を刈り、動物が隠れる場所をなくす▽収穫しなかった野菜や果物を放置する“無意識の餌づけ”をしない-など、集落の餌場としての価値を下げ、人と動物がすみ分ける方法をアドバイスした。

 米原市上板並でクマの被害に遭った70代の女性宅の裏手には、うっそうと茂った山林が迫っていた。現在は利用されていないこの山林も、かつては住民が木を切り出していた時代がある。

 住民の清水与門さん(88)は約50年前に、集落の人工林で働いていた一人。当時、杉は建材として需要が高く、ピーク時には集落から約10人が山に入っていたという。

 「山のてっぺんから索道を使って、木材を運んでいた」と昔を懐かしむ清水さん。当時、山の中でクマに出合うこともあったが「みんな向こうから逃げて行きよった」という。

 しかし外国産の安い木材が国内に入ってくるようになると、次第に集落の林業も衰退。同様に、ナラやケヤキを切り出して集落で続いていた炭焼きも、このころ途絶えた。

 今では、上板並の山で生計を立てる人はいない。杉林はそのまま放置された。住民によると、10年ほど前からサルやイノシシによる農作物の被害が増え、クマも集落に出没するようになった。

 集落周辺の山林についても、野間さんは対策の必要性を強調する。「獣害がある所ほど杉やヒノキの林を間伐して、野生動物の餌になる植物を生やさないといけない。人工林の間伐は緊急の課題です」
関連記事

| 報道 | 10:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://animalexp0711.blog135.fc2.com/tb.php/200-a3d27d1b

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。