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吉備中央・山中捨て犬事件 繁殖業者のモラル二極化 /岡山

毎日新聞 より

 吉備中央町の山中に犬が捨てられた事件で、動物愛護法違反容疑で逮捕された浅口市の犬繁殖販売業の男(68)は「犬は用済みになった。病気で面倒くさくなった」と話していることが県警への取材で分かった。県警は捨て犬から採取した毛をDNA鑑定、血統書の登録情報と照合して業者を突き止めた。ペットを捨てる事件は後を絶たず、良心的な業者とそうでない業者の二極化が進んでいるという。背景に迫った。

 男が経営する犬の飼育舎は、住宅街のはずれの田んぼの中にあった。男は120匹以上を飼育し、たくさんの犬がほえる声が辺りに響く。敷地内には広い庭があり、柵で囲われたスペースに大型犬が放たれていた。庭の物置から、小型犬らしき高い声が聞こえた。

 近所の住民は「犬がうるさい。においもきつい。以前は、犬を引き取る車両が頻繁に来たが最近見かけない」と話した。

 ペット動物の取引には県の許可が必要だ。「動物取扱業者」に登録すると県の担当者が、飼育環境を確認する。しかし開業後の監視はゆるく、商品価値を失った犬の扱いに決まりはない。ブリーダー(繁殖業者)のモラルに委ねられるのが実情だ。県動物愛護センター(北区)は、飼い主が飼えなくなったペットを有料で引き取るが、職業を確認しないため業者が交じっても分からないという。

 北区建部町宮地でポメラニアンを繁殖する個人客対象の販売店「アンジェロ・ポム」経営、後藤佳子さんは、“初代”の繁殖犬は自分で面倒を見て、2代目以降はもらい手を探して譲るという。「えさ代がかかり、スペースもとるのですべて面倒を見るのは無理だが、犬に愛情を注ぐのは当然の務め」と話す。

 県生活衛生課によると、動物取扱業は06年に登録制になった。県内の登録施設数は06年669件から、昨年には872件と増加。犬のブリーダーを名乗るには、犬の血統書を発行する唯一の組織である社団法人「ジャパンケネルクラブ」に会員登録が必要となる。



ジャパンケネルクラブってブリーダーの質も確認しないのでしょうか?
何でもかんでも血統書を出せばいいってものではないでしょう。
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