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クマの人身被害9件、過去20年で最多 ドングリ不足? /群馬

朝日新聞 より

今年はクマの出没が目立ち、4月~10月末に例年の倍以上の192頭が捕獲された。過去最高の333頭が捕獲され「大量出没」と騒がれた2006年度ほどではないが、人身事故は9件と、ここ20年では最も多い。人とクマの共存をどう図るか、関係者は頭を痛めている。

 10月17日、草津白根山で紅葉の写真を撮りに遊歩道を歩いていた男性がクマに襲われけがをした。レストハウスの男性従業員は「3年ほど前から来ているが、こんなことは初めて」と驚いていた。草津町の担当者は「実のなる木も少なく、本来はクマがやって来ない地域なのに」と首をかしげる。

 今年は全国的にクマの出没や人への被害が相次ぎ、県内でも被害が多発した。いずれも1人でいるときで、大半はクマよけの鈴などは身につけておらず、クマとばったり出合ってしまうケースが多い。早朝や夕方など薄暗い時間帯が最も危険だ。

 今年はクマのエサとなるドングリ(ブナ科の木の実)の実りが悪い。県林業試験場の調査では、8月末~9月末のブナは「大凶作」、ミズナラは「凶作」、コナラは「不作」だった。

 06年度もドングリが凶作で、333頭のクマを捕獲、うち327頭を殺処分した。07~09年度の捕獲数は80頭台だったが、今年度は10月末までに192頭を捕獲。うち27頭は山に帰し、165頭を殺処分した。リンゴなど農作物の被害が出たため、オリを設置したという事例が多い。

 みなかみ町の鳥獣保護員の小林佐一郎さん(74)は「今月も100キロぐらいのクマがオリにかかり、こんな大きいのは見たことがないと話題になった。クマ、サル、イノシシの三つどもえで農作物の被害が出ている」と話す。

 県野生動物係によると、クマは春は木の新芽や草、夏は草や昆虫、秋はドングリを主に食べているという。「荒れた人工林が増えて下草が減っているほか、右肩上がりで増えているシカやイノシシがクマのエサを食べている」と担当者は指摘する。

 日本熊森協会群馬県支部は、クマが人家に近づくのを防ごうと、10月から人家と森の境にドングリを置いている。提供の呼びかけに県外からも実が届き、11回にわたり計3トンを運んだ。クマが食べた様子が見られ、「おかわり」を置いたところもある。

 川嵜實支部長は「群馬でもナラ枯れが起こり始めた。酸性雨の影響も心配だ。クマが住めないほど森が衰退したら人間だって生きられない。森をどう守るか真剣に考えるときだ」と話している。

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