PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

牛乳生産試み新た 遺伝子技術で質、量向上

神戸新聞 2010/12/27

 牛は出産しないと牛乳が搾れない‐。周囲に聞くと、乳牛は子牛を産まなくても、牛乳を作り続けると思っている人は意外に多かった。酪農経営では、途切れなく搾乳するために雌牛の確保が欠かせない。一方、酪農家は動物相手の仕事で休みが取りにくく、作業負担も大きい。酪農の現場を訪ねると、生殖の先端テクノロジーとロボットの最新技術が駆使されていた。命を育むミルクのハイテク事情を追った。

 酪農家の間で「画期的な精液」といわれる商品が3年前、国内で販売された。乳量が減った雌牛を、計画的に更新することは酪農経営に不可欠。そこで雌牛ができる精子を選別した「判別精液」が技術的に可能になり、各国で一気に広がったという。南あわじ市の酪農家、藤田雄三さん(45)も判別精液を使い始めた一人。「後継の雌牛を安定的に確保できる」と喜ぶ。

 国内で判別精液を扱う社団法人・ジェネティクス北海道(札幌市)によると、特殊なレーザーを精液に照射することで雌雄の選別が可能という。雌ができる確率は95%。「精度が高い装置が米国で開発され、世界中で広がった」と話す。

 これまで産み分けには「判別受精卵」が使われていた。受精卵の表面を切って細胞の一部を取り出し、遺伝子を増幅させて雌雄を見分ける。が、選別のたびに母牛から受精卵を取り出した上、雌が生まれると分かれば再び母胎に戻す必要があった。

 判別精液では、精子と卵子を結合させるだけで完了。高い技術もいらず手間とコストを抑えられる。従来の精液は平均1本2千円だが、判別精液は3~4倍。受胎率は10~15%下がるが「需要が多く、生産した分は完売している」(同法人)。

 酪農経営には、効率的に雌を産むだけでなく、1頭当たりの搾乳量を増やすことも必要だ。

 欧米では遺伝子検査の技術の実用化が進み、乳量が豊富な牛をつくる改良のスピードが上がっている。これまで種牛の能力を見極めるには、実際に産ませた子牛を成長させて、乳量などを比較・検証するのに5年はかかった。今では生後すぐに体毛を採取して遺伝子の配列などを調べれば、成牛時の乳量や乳質、体形まで分かるようになったという。

 遺伝子技術が進化する欧米の流れを受け、藤田さんの農場も国際色が豊かになってきた。飼養60頭のうち“カナダ産牛”が2頭含まれる。ただ、生きたまま輸入したのではなく、海を渡ってきたのは凍結受精卵だ。既存の雌牛を借り腹にして生まれた。他の牛より乳量の5割アップを目指す。

 2008年、南あわじ市の酪農家35人で「受精卵研究会」を結成した。輸入業者を通じてカナダ、米国から優れた能力を持つ乳牛の受精卵を購入し、乳量や乳質の改善に取り組む。同会会長の藤田さんは「中には品評会で入賞する乳牛もできている」と胸を張る。

 一方、牛の能力が向上すれば、飼養方法も変えなければならない。淡路農業技術センター(南あわじ市)の研究員は「今の牛は高級スポーツカーのよう。性能は高いが、保守・点検に細心の注意が必要。餌の量、配分を間違えると不調を起こしやすい」と解説する。


【搾乳ロボット活躍】

 1日に数回、牛が機械の前で列をつくる。中には牛1頭が入れるスペースがあり、なかなか出たがらない牛も。後ろから、機械の中の牛を鼻で押してせかす。

 その機械は、自動で乳搾りをする「搾乳ロボット」。牛舎に導入した弓削牧場(神戸市北区)を訪ねた。ロボットは高さ約2メートル、幅約2メートル、奥行き約3メートル。牛は強制的に連れてこられるのでなく、乳房の張った牛が自主的にやってくる。同牧場の弓削忠生さんは「機械の中では餌も食べられるので、長居する牛もいます」と笑う。

 牛がロボットの中に入ると、カメラと光レーザーが乳頭の位置を検出。真空の力で搾乳する機器「ミルカー」を乳頭に装着し、作業が始まる。酪農は餌やりだけでなく、1日2回の搾乳が欠かせず、休みがほとんど取れない。ロボットは労働環境の改善にも貢献している。「(導入前は)50頭分の搾乳のため、しゃがんでの作業が毎回4時間続いた」と弓削さん。

 ロボットは乳搾りだけでなく、乳質の検査から体調管理まで自動で行う。牛の首輪に付けたチップで個体識別しデータを蓄積する仕組み。例えば血乳が混じるなどの異変があると、弓削さんの携帯電話に連絡が入るシステムだ。弓削さんは「欧州では乳頭の向きや位置などをロボットに合わせるため牛の改良が進んでいる。日本でも必要だ」と強調する。


【成分別では低脂肪が人気】

 店頭に並ぶ牛乳は「成分無調整」「成分調整」に大別される。無調整は搾ったミルクの成分のまま殺菌処理だけしたもの。調整は、脂肪を除いたり、水分を減らして成分を濃くしたりした牛乳だ。

 殺菌方法には、大きく分けて「高温」と「低温」がある。高温のうち、120~130度で2~3秒加熱する「超高温瞬間殺菌法」はほぼすべてが滅菌。国内では製品の90%で採用される。

 低温では、63~65度で30分間加熱する「低温殺菌法」がある。近畿で初めて同法を導入したのが、兵庫丹但酪農農業協同組合(丹波市)。販売担当の小笠原典男さんは「すべての菌を殺すわけではないので、温度管理などの品質保持が難しい。でも体にいい菌が残っていますよ」と説明する。

 一方、調整牛乳は「低脂肪」(乳脂肪分0.5~1.5%)と、「無脂肪」(同0.5%未満)が近年需要を伸ばしている。牛乳の消費が減る中、調整牛乳の生産量は2009年で前年比74%増と好調だ。



受精-妊娠-出産-搾乳を繰り返され、本来の生態であれば一生分に相当する量をはるかに超える量の牛乳が搾乳されています。

牛乳の出が良くなるように配合された飼料を食べ、繰り返し出産させられ、牛乳の出がわるくなれば殺される、これが虐待でないと言えるでしょうか?

それに加え、今度は生まれてくる子牛の性別までコントロールする。どこまで生命を冒涜するのでしょうか?

ここまでやって生産されている牛乳が水より安く売られ、場合によっては販売する方がコストが高くなると言って捨てられたりしています。

こんなおかしな話は無いと思います。
関連記事

| 報道 | 02:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://animalexp0711.blog135.fc2.com/tb.php/277-55360b76

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。