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都会の矛盾…野良ネコ天国 イヌより捨てられやすいが、天敵減って餌付けも多く

産経ニュース 2011年01月07日

 捕獲されて殺処分される野良イヌが激減する一方、殺処分される野良ネコはそれほど減っていないことが7日、国の調査で分かった。ネコがイヌより多産で飼い主に捨てられやすいうえ、都市化が進んだ街では野良イヌという“天敵”が姿を消してネコにはすみやすい環境に。しかも公園では「かわいい」とみなされ餌付けされて増殖しているのが原因という。こうした傾向は特に都市部で著しく、大阪市は官民連携で野良ネコの引き受け先を探す全国でも珍しい「市民サポーター」の募集に乗り出す。

イヌは69万匹→8万匹

 環境省などの調査によると、野良として保健所に捕獲されるなどして殺処分される数は、イヌの場合、平成元年度の68万7千匹から、20年度には8万2千匹まで大幅に減少している。一方で、ネコは元年度の32万8千匹から20年度は19万4千匹と、さほど減っていない。

 さらに、離乳していない幼少期の段階で保健所などに引き取られる数をみると、20年度ではイヌが約2万3千匹なのに対し、ネコは約15万匹と圧倒的に多い。逆に、新しい飼い主に譲渡されたり元の飼い主に返還されたりするケースは、成体を含めてイヌが約3万3千匹なのに対し、ネコは約8千匹と極端に少ない。

 こうしたイヌとネコの格差について、調査した環境省の動物愛護管理室は「イヌの出産は年1回程度なのに、ネコは多い場合年4回と多産。次々誕生する赤ちゃんネコを飼いきれず、最終的に手放す例が多い」と説明。

 さらに都市化が進んで街に野良イヌが減り、天敵のいなくなった野良ネコがすみやすくなった環境変化も指摘する。担当者は「同じ野良でも、ネコは『かわいい』だが、イヌは『怖い』と思われやすく、都市化が進むほどイヌは姿を消していく。ネコは捨てられても都市の公園などにすみつけば、餌付けする住民も現れやすい」と話している。

 こうした野良ネコの解消に向け、大阪市では4月にも、官民連携で譲渡先探しなどを進める「市民サポーター」の募集に乗り出す。

 市では19年11月、市役所のある中之島(北区)の公園再整備工事に着手した際、公園内に取り残された野良ネコ約80匹を捕獲。動物愛護団体などと協力し、市が公園内に保護施設を設け、新しい飼い主を見つけるため市民ボランティアが世話を分担した実績がある。

 こうした官民連携を拡大するため、管理する約970の公園で野良ネコ解消に協力してもらえる市民ボランティアに登録を呼びかける。登録後は、野良ネコの餌やふんの後始末、公園内の清掃、避妊去勢手術などの分野で連携する。

 市ゆとりとみどり振興局は「最近はペットブームで、動物愛護へのボランティア参加意欲は潜在的に高い。野良ネコを公園から無理やり追い立てず、自然な形で解消できるのでは」と効果に期待している。



大阪市の「市民サポーター」制度に期待しています。
そこから全国に広がり、市民=ボランティアという図式で
野良猫の救済が行えればすばらしいと思います。

この記事で中之島の事が簡単にまとめられていますが、
詳細をお知りになりたい方は、こちらを参照下さい。


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