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猫の街 歴史背負う「尾曲がり」 /長崎

毎日新聞 2011年01月04日

 アスファルト上でニャー、車のボンネット上でもニャー。長崎市民にはありふれた光景--。手が届く距離に近付いても、恐れもせず昼寝を続ける大胆不敵な輩(やから)もいる。そんな猫とうまく付き合い、観光に活用する方法はないだろうか。

 狭い路地や傾斜地が多い長崎は、隠れたり、塀の上を歩いたりするのが好きな猫には、絶好の住み心地。生息数の正確な調査はないが、殺処分は県内で5674匹(08年度)。4901匹の福岡県を上回り九州最多だ。このうち半数以上が長崎市での処分だった。

 頭を痛めた市は10年度から、一定の区域を指定して、猫との共存を図る「市地域猫活動支援事業」を始めた。餌付けをする人にフンのしつけや片付けを求める一方、区域の猫を特定し、妊娠を防ぐための不妊・去勢手術の補助をする。おおむね1万~2万円とされる手術代を、1匹2000円の負担で受けられるようにする制度だ。

 現在、指定区域は2カ所。その一つ、同市ダイヤランド2で地域猫活動に取り組む井手艶子さん(58)は「またたびをまいた猫トイレを作れば、ちゃんとそこに排せつする。取り組みが進めば十分共存できます」と話す。

 長崎の猫を特別な存在ととらえる動きもある。野沢謙・元京大霊長類研究所長らの調査によると、県内の猫は、尾が途中で曲がったり、団子のように短かったりする「尾曲がり猫」が約8割で、都道府県で最多という。東南アジアに多い種で、江戸時代にオランダ船から上陸し、出島を通じて長崎に広がったとの説がある。

 「歴史があり、長崎のシンボルとして全国に発進する絶好の存在」と強調するのは、08年10月に結成された市民団体「日本『長崎ねこ』学会」(長崎市)の西島茂行会長。マスコットキャラクターや着ぐるみを作るなどPRに力を入れてきた。

 航空会社オリエンタルエアブリッジ(ORC、本社・大村市)は、長崎空港と離島を結ぶ航路のホームページに、そのマスコットを採用。山口邦久社長は「街でひなたぼっこをしている猫は平和な風景そのもの。長崎の観光を盛り上げるのに、きっと役立つと思います」と期待する。

 ◇記者のひとこと

 猫が好きかと聞かれれば「別に」と答える。我が駐車場のフンを見ると、怒りを覚える。だが、これだけの猫の街。いっそ活用策でも考えた方がよほど生産的だ。長崎だからこそ実現でき、県内移住者や交流人口の拡大が望める取り組みを考えた。「愛猫家限定ねるとんパーティー」や「猫が大好きな魚介類を買えばポイントがたまるネコポイント制度」は?。「龍馬」が去った長崎。「猫の手」を借りれば、意外と頼りになるかもしれない。



不妊・去勢手術の負担が1匹あたり¥2,000?
すごく安いですね。長崎市がんばってますね。

他の市でもこうしてくれれば、不妊・去勢も広がるのにな~。




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