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流行に惑わされないように

2011年1月18日

 犬や猫に比べて世話が楽で価格が低く、鳴かないため集合住宅でも飼いやすいということで、ハムスターやフェレットといった小動物は人気だ。特にウサギは今年のえとにちなんでいることもあり、昨年末から需要が増していた。けれど猛暑のせいもあって繁殖が少なく、数自体が不足しペットショップでの値が高騰しているらしい。珍しい種類に至っては数カ月待ちのケースもあるという。

 さて、はたしてこの世に「飼いやすい動物」なんて、いるのだろうか? すべての生き物は食べ、排せつし、老い、病み、毎日のケアを休むことはできない。その寿命が尽きるまで家族であり続ける覚悟なくして、飼育に踏み切ってはいけない。しかし、流行に惑わされ、気軽にペットを求める人がいかに多いことか。

 かつてはテレビアニメの影響からアライグマが数多く流通した。それが逸走したり、飼いきれなくなった人が野に放ったりした結果、彼らは自然界で繁殖するまでに至り、生態系を脅かしたり、人的被害を及ぼしたりと迷惑がられる存在になった。

 犬だけに限っても、シベリアンハスキーやゴールデンレトリバーなど大型犬ブームのあと、ミニチュアダックスフント、チワワ、トイプードルなど小型犬主流の時代が到来した。ブームは、いずれ廃れる。それを示すように、不要の犬猫が収容されるセンターの房には人気犬種が並んでいる。

 捨てられた理由は「飽きた」「世話が大変」「臭う」「病気になった、年をとった」など、実に無責任なものが多い。えと特需で安易に飼われたウサギたちも、遠からず同じ道をたどるのではないかと不安になる。

 ペットと呼ばれる生き物たちは元々野生だったのを、人間が人社会に引き込んだのだ。彼らは自らの生き方も、生きる環境も、一緒に生きる相手も選べはしない。その幸不幸と生死さえ人の心ひとつで決まること、一頭ずつが痛みや寂しさを知る命であることに、もっと敏感であるべきだ。

 来年は動物愛護管理法が改正されるが、個人の自覚や意識が高まるだけでも多くのペットが救われ、命の犠牲が減る。小さな気づきが広まることを、心から願う。(作家)

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