またも輪禍の犠牲 イリオモテヤマネコ /沖縄
八重山毎日新聞 2010年9月11日
今年に入り5件目事故
過去最悪のペース
環境省西表野生生物保護センターは10日、西表島の県道由珍橋付近路上で9日夜、国の天然記念物イリオモテヤマネコの交通死亡事故が発生したと発表した。イリオモテヤマネコの交通死亡事故は記録が残っている1978年以降、32年間で52件目となり、今年に入ってからは5件目。過去最多となった2001年の記録(5件)に並ぶもので、事故発生のペースとしては最悪の状況となっている。
同センターによると、死亡したイリオモテヤマネコは生後2~3カ月の幼獣で体長45.3センチ、体重584グラム。死がいの損傷が激しく、性別は不明。専門家による健全性把握や病理検査、寄生虫調査などのため鹿児島大学農学部獣医学科に送られた。
同個体は、事故が発生する前日まで頻繁に路上に現れていたことが確認されており、路上の昆虫などを食べていた際に事故に遭ったと見られている。
同センターでは、運転の際に速度を抑えるとともに野生動物の飛び出しに注意するよう呼びかけている。事故を起こしたり、死がいを発見した場合には同センター(85-5581)への連絡を求めている。
今年に入り5件目事故
過去最悪のペース
環境省西表野生生物保護センターは10日、西表島の県道由珍橋付近路上で9日夜、国の天然記念物イリオモテヤマネコの交通死亡事故が発生したと発表した。イリオモテヤマネコの交通死亡事故は記録が残っている1978年以降、32年間で52件目となり、今年に入ってからは5件目。過去最多となった2001年の記録(5件)に並ぶもので、事故発生のペースとしては最悪の状況となっている。
同センターによると、死亡したイリオモテヤマネコは生後2~3カ月の幼獣で体長45.3センチ、体重584グラム。死がいの損傷が激しく、性別は不明。専門家による健全性把握や病理検査、寄生虫調査などのため鹿児島大学農学部獣医学科に送られた。
同個体は、事故が発生する前日まで頻繁に路上に現れていたことが確認されており、路上の昆虫などを食べていた際に事故に遭ったと見られている。
同センターでは、運転の際に速度を抑えるとともに野生動物の飛び出しに注意するよう呼びかけている。事故を起こしたり、死がいを発見した場合には同センター(85-5581)への連絡を求めている。
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