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外来生物問題親子で理解を 県が紙芝居作る /大分

大分合同新聞 2010年9月13日

 外来生物への理解を深め、生き物に対する責任について考えてもらおうと、県景観自然室は、紙芝居「あらいぐまくんのおはなし」(B4判、13枚)を100部作った。県内の公立図書館に配ったほか、今後、希望する幼稚園や小学校などにも配布する予定。「いろんな学校で活用してほしい」と呼び掛けている。

 紙芝居に登場するのは特定外来生物のアライグマ。ペットとして飼われていたが、家具をかじったりするため山中に捨てられる。畑のスイカを荒らしたり、フクロウの巣穴を占拠したりといった悪さをするストーリー。最後にアライグマが「ぼくは頑張って生きているだけ。でも、ここってぼくが住んでいいところなの?」と投げ掛ける。

 文と絵は科学技術振興機構(埼玉県)の事務職員で、大分舞鶴高校の「大分スーパーサイエンスコンソーシアム」事務局に勤務する川野智美さん(40)が担当した。県がアライグマ対策を進めているのを知り、協力を申し出た。

 川野さんはかつて兵庫県三田市の自然学習センターに勤務。外来生物をテーマにした子ども向けの企画展を開き、同県内で被害が深刻化していたアライグマの紙芝居や絵本を自作した。今回の紙芝居は、以前作ったものを手直しした。アライグマに限らず、近年は外来生物の増殖で従来の生態系が一変するケースが出ている。川野さんは「放つこと自体が悪いことだと知らない人が多い。親子で理解してほしい」と話している。

 アライグマは北米原産の哺乳(ほにゅう)類。灰色の体色と、しま模様のしっぽが特徴だ。日本にはペットとして輸入されたが、逃げ出したり、捨てられたりして野生化。天敵がいないこともあって繁殖、生息エリアを拡大している。

 農作物などに被害を与え、感染症を媒介する可能性もあるため、2005年施行の外来生物法で特定外来生物に指定され、防除対象となった。特定外来生物は売買や飼育、遺棄が禁止されている。

 県景観自然室によると、県内では08年以降、大分、由布、臼杵、豊後大野の各市で確認。ほかにも広範囲で生息情報がある。
 同室は「まずはアライグマがどのような動物か知ってほしい。今後は市町村と一緒に防除計画を進めていきたい」としている。
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