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[報道] 飼い主、獣医師の苦悩 殺処分か、死期の先延ばしか

産経ニュース 2011年04月26

 毒入りの餌を最後まで拒んで餓死した、上野動物園の「かわいそうなぞう」の話は、童話や絵本などで広く知られている。戦争中に、食糧事情の悪化や、空襲時に逃げ出したら危険という理由で殺された動物は、全国の主要な動物園で100頭を超えた。  

 その「処分」に当たったのは、本来は動物を長生きさせるのが仕事の飼育係だった。彼らは一様に体重が減少し、やつれていったという。動物がうめき声を上げる夢に、夜ごとうなされる者も少なくなかった(『動物園の昭和史』秋山正美著)。 

 福島第1原発事故との戦いでも、多くの動物が巻き添えを食っている。半径20キロの、立ち入り禁止となった「警戒区域」には、約4000頭の牛のほか、豚や鶏、馬などの家畜やペットの多くが取り残された。市街地を徘徊する牛や飼い犬の映像には、衝撃を受けたものだ。 その多くがすでに餓死するか、衰弱が激しいとみられる。福島県は家畜について、獣医師らの協力を得て、殺処分することを決めた。ただし法律の規定がないため、飼い主の同意が必要だ。健康な家畜は畜舎に戻すというが、世話する者がいない現状では、死期の先延ばしにすぎない。飼い主や獣医師らは、戦時中の上野動物園の飼育係と同様の、苦しい立場に追い込まれている。 

 一方、「計画的避難区域」の住民は、5月末までの避難が求められている。特産の「飯舘牛」が自慢の飯舘村では、約2500頭の牛が飼育されている。すべてを区域外に運び出すのは不可能だ。断腸の思いで殺処分を決めても、宮崎県の口蹄疫問題のような補償金が出るのか、まだはっきりしていない.

 「べこ、どうするべえ」。畜産農家の悩みは深い。



チェルノブイリの時は数万頭の牛や豚を避難させたそうです。

ロシアに出来て、日本では出来ない理由って何でしょうか?

避難させる土地の問題でしょうか?

北海道には牧場跡地が結構たくさんあるって聞くけど、北海道じゃあ遠いのかな?




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