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[報道] 政府指示2週間、福島警戒区域「家畜の安楽死」難航

毎日jp 2011年05月27日
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110527dde041040040000c.html

◇人手確保のめどなく、無断放牧など混乱も
◇「放射線影響を研究」--サンクチュアリ構想も

 東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域に残る家畜について、政府が福島県に安楽死の実施を指示してから26日で2週間が過ぎた。放射線量の高い地域での実施は簡単ではなく、計画策定や人手の確保は難航。牧場主が区域内に立ち入って家畜に餌やりを続けているのに、何者かが無断で放牧するケースが発生するなど混乱も起きている。被災者や動物たちが振り回される中、動物の命を守ろうという動きも出始めた。

 県によると、警戒区域内には少なくとも牛1300頭、豚200頭が残る。県は市町村を通じ、所有者から同意を得て安楽死を進める考えだが、住民はばらばらに避難し、所在の把握が難しい。放牧された家畜の場合、柵を作って囲い込み、所有者を確認して作業する必要があり、「想像もつかない膨大な手間と時間がかかる」(県畜産課)という。

 混乱も起きている。区域内で酪農を営む男性は3日に1回、警察の検問を避け山道を通って牧場に入り、餌やりを続ける。しかし、先月29日に牧場に着くと、「餌を与えないのか」「命は殺していいものと子どもに教えるのか」などのビラ約60枚が張られていた。

 今月17日には、牛舎の戸をこじ開けられ、約130頭の牛のほとんどが外に出されていた。水をやろうとしたのか、水道から無理にホースを引っ張った跡があり、蛇口が壊され給水できなくなっていた。水を飲もうとしたのか、ぬかるみにはまって動けなくなった牛も26頭おり、助け出せないという。

 屋根付きの牛舎から出さず、梱包(こんぽう)された干し草を与えていたのに、外に出た牛は屋外の青草を食べている。牛舎に戻したいが、時間も人手もない。男性は「状況が好転した時に牛の汚染濃度が低ければ、将来へのかすかな希望もあったのに。牛は大量の放射性物質を体内に取り込んでしまっただろう」と悔しがる。近隣の畜産農家3軒も同様の被害に遭ったという。

 こうした中、獣医師ら有志が、所有者が安楽死を拒んだ動物を集め研究目的で飼育する「ファームアニマル・サンクチュアリ構想(仮称)」の準備を進めている。そうした動物を集めた農場を作り、放射性物質の影響を研究する計画だ。家畜の命を救い、原発事故収束後は観光目的で活用することもにらむ。

 菅直人首相は16日、推進役の一人の高邑(たかむら)勉衆院議員(民主)に検討を指示。鹿野道彦農相は同日の衆院予算委で、学術的な意義など公益性が認められ、食用にしないなど一定の条件を満たせば家畜の生存を検討すると答弁した。

 二本松市の農業生産法人「エム牧場」の村田淳社長(56)も、浪江町の警戒区域内にある農場へ餌やりに通う。約330頭いる牛の安楽死に同意するつもりはない。構想について「学術的にも貴重だし、原発事故を後世に語り継ぐためにも実現してほしい。牛も土地も建物も全部提供しても構わないが、殺処分された牛たちが農場に埋められる光景だけは見たくない」と話している。



牧場主への張り紙は、きっと状況がよく解っていない人がやったんだと思います。
残してきた家畜の世話が出来ない事を嘆いている牧場主もたくさん居る事をしらなかったんでしょう。

「命は殺してもいいものと子どもに教えるのか」この言葉は政府に向けて使うべきです。

牧場の柵の破壊や無許可の放牧は、それが行われた当時の状況では、家畜を生かす為に最善と思われたのでしょう。
これもまた、政府が「畜産動物も全て救い出す。畜産動物の給餌給水の為の立ち入りは許可する」と早い段階で宣言していれば、こんな事にはならなかったと思います。

ようやく報道に「ファーム・サンクチュアリ構想」載りましたね。
だいぶ内容が明確化されたから報道に載ったと思いたいです。




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| 報道 | 06:09 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ファーム・サンクチュアリ構想。軌道にのって欲しいです。
一筋の光明ですね。

それと原子力エネルギーからの脱却を考えないと、何の罪もない動物が、汚染の懸念があるというだけで命を奪われるのは見ていられません。このままだと、同じことの繰り返しになります。

もっと早急に代替エネルギーのこと、考えてもらいたいな。
うちは太陽光発電やってます。再生可能エネルギーです。ただコストがかかりすぎることが難点ですが、少しはエコに貢献できているかな?

太陽光自体は無料ですが、コストが高いのは、工事作業員の方の人件費やパネル代(実際めちゃくちゃ高い)も含まれているからで、政府の原子力発電とのコスト比較発表には問題がありますよね。

小さな水力発電の「水車」も見直されているとか。大掛かりなダムを作る必要がないのです。
安定した供給は難しいかもしれないけど、蓄電技術ももっと進んでいくと思われるし、自然の力を有意義に生かしてもらいたいです。
そして、自然の中で共存していく世界が出来ていけばいいですね。

| こじにゃんひなにゃん | 2011/05/28 15:33 | URL |

Re: タイトルなし

まず原子力からの脱却は必須ですね。

代替が火力になるとコストと二酸化炭素の問題があるので
長期的な方法としては不可。

そうなると風力と潮力と太陽光が残りますが、
風力と潮力は、あまりにも自然任せなので、
やっぱり、太陽光になるんでしょうか。

私の家でも太陽光発電をやろうかと思って調べて見ましたが、
あまりに高くてびっくりしました。

環境に良い方法を取りたいと思いますが、
生活にそんなに余裕が無いので無理っぽいです。

電力会社が100%出して太陽光発電を普及し、
各家庭ではこれまで通りの電気代を払うようにすれば、
各家庭に発電所の役割が出来るのではないでしょうか?

あとは、こじにゃんひなにゃん様の言う通り
蓄電技術の向上ですね。

例えば、車に2個のバッテリ-が載っていて、走行中に蓄電し、
1個は取り外して家庭で使えるようにするとか。

一番簡単なのが節電。各家庭、お店、企業が揃って節電を行い、
無駄な電力消費を行わないようにしましょう。

| ぐーパパ | 2011/05/29 10:56 | URL |















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