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[報道] イルカ漁解禁の太地町ルポ 捕鯨は文化か蛮行か

毎日.jp 2011年09月12日
 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110912dde012040111000c.html

◇「海の人間」を殺すのか、牛や豚はよくて、何で?--漁業者と反対派、続く「長い闘い」

 捕鯨の町として、今や世界的に知られる和歌山県太地町。1日にはイルカの追い込み漁が解禁されたが、今年はイルカ漁に反対する欧米の市民団体の抗議行動に備え、警察と海上保安庁が“厳戒態勢”を敷いた。イルカ漁に揺れる町を歩き、反対派にも話を聞いた。

 台風12号が近付く太地町の空は、不穏な雲に覆われていた。太地町は約400年の捕鯨の歴史があり、捕鯨発祥の地と言われる。昨年3月、この町のイルカ漁を批判的に取り上げた映画「ザ・コーヴ」(入り江の意味)が、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞し、人口約3400人の小さな町「タイジ」の名は世界に広まった。

 イルカは小型鯨類に属し、生物学上は「小さい鯨」。日本の捕鯨は欧米のような鯨油目的ではなく、食料の確保だったため小型鯨類も対象としてきた。バンドウイルカやハナゴンドウなど小型鯨類の漁は、モリで突いて捕獲する「突きん棒漁業」と、「ザ・コーヴ」で撮影された「追い込み漁」がある。突きん棒漁業は北海道、岩手、宮城などでも行われているが、追い込み漁は太地町だけだ。

 捕鯨反対の活動家たちは漁の現場の映像を撮影して公表してきた。突きん棒漁業は捕獲後、船上で解体して帰航するので映像になりにくい。そこで、イルカの群れを湾に追い込む太地町の追い込み漁が標的にされたとみられる。

 町で民宿を営む磯田喜代子さん(75)は、父も夫も漁師だった。南極海の鯨漁に出ると、半年は戻らない。毎日、仏壇に手を合わせ、毎月1日は神社にお参りして無事を祈った。「鯨漁は命がけ。伝統を守って一生懸命やってきた。牛や豚は食べてもよくて、何で鯨やイルカはいかんのやろうか」と納得できない。

 イルカ漁を巡っては、いけすの網を切断したり、食用のイルカを処理する様子を撮影しようとする反対派と、地元漁師との間でいさかいが続いてきた。追い込み漁の漁業者で作る「太地いさな組合」(23人)の副組合長、三好雅之さん(66)は「抗議行動とは長い闘いになってしまった。もう10年ぐらいになる。暴言を吐かれたり石を投げられたりして、その挑発に乗ってしまった。追い払おうとするのを映像に撮られ、反対派の宣伝に使われた」と悔やむ。今は「絶対に挑発に乗らない」と申し合わせている。

 米国のNPО「アース・アイランド研究所」は、今年のイルカの追い込み漁の解禁に合わせ、イルカ救援活動のカリスマ的存在、リック・オバリーさん(71)を担当責任者として「日本のイルカを救おう」キャンペーンを展開。「太地町でイルカのために祈りをささげよう」と呼び掛けた。これに応じたボランティア18人を含む11カ国の23人が来日。オバリーさんらは「平和的にイルカ救援を訴える」と述べ、「シー・シェパード」のような過激な団体とは一線を画すと強調した。

 台風12号による雨の中、畠尻湾でイルカに祈りをささげるリック・オバリーさん(左端)ら=和歌山県太地町で1日正午過ぎ 漁船がイルカの群れを追い込む太地町の畠尻(はたけじり)湾。和歌山県警は40人態勢で警戒に当たっていた。オバリーさん一行は解禁日の1日、チャーターバスで到着。駐車場で待機していた和歌山県警がパスポートをチェックし、来日目的や滞在期間を聞いた。その後、海岸でメンバー全員が輪になって手をつなぎ、イルカへの祈りをささげた。

 これまで漁業の主たる問題は、捕り過ぎて種の保存が危うくなることだった。追い込み漁も、水産庁がイルカ類とゴンドウ類で計2165頭と捕獲枠を定めている。法律を守り生態系と調和して漁をしてきたところへ「イルカは知能が高いから捕ってはいけない」という全く別の価値観が飛び込んできた。

 映画「ザ・コーヴ」では、太地町のイルカ漁を撮影するクルーの案内役をしたオバリーさん。「なぜ捕獲に反対するのか」と問うと、「イルカは『海の人間』だ」との答えが返ってきた。

 「私は1970年まで10年間、イルカの調教師をしていた。イルカは『自分』という存在を理解する自己認識能力がある。そんな動物を捕ったり殺してはいけない。60年代に私は、イルカが登場するテレビ番組『フリッパー』(イルカの名)で、イルカを調教していた。デッキにテレビを運び、フリッパー役のイルカに見せたところ、テレビに映っているのが自分だと理解していた。科学者の研究では、イルカの腹に日焼け止めを塗ったら、イルカが鏡に映して腹を確認した事実もある」

 「食物連鎖で高位にあるイルカには、水銀が蓄積されている。そんな肉が市場に流通している。危険にさらされているのは日本人であり、これは日本人の問題だ」

 イルカ肉の水銀について和歌山県は「急性中毒を引き起こす量でないことは明らか。イルカを多く食べる太地町でも水銀中毒の報告はない」としている。話はかみ合わない。太地町をクローズアップするのは、日本のイルカ漁に反対すると多額の寄付金が集まるからでは、とぶつけてみた。

 「金のためではない。金が欲しいならイルカの調教師を続けている。調教師だったころはポルシェを5台持っていた。イルカに深刻な事態があれば、フランスだってアイスランドだって行く。太地町のイルカ漁が今は一番重要だ」

 思わず「あなたは太地町の歴史と文化を否定するのか」と尋ねた。それでもオバリーさんは「私は太地町の歴史や文化を攻撃したり否定するために来たのではない。イルカについて私が知っていることを伝えたいだけだ。イルカ漁をしているのは漁師の中でも一部だけだ。太地町にとって、イルカ漁は絶対に必要なものではない」と、町民の気持ちをおもんぱかりながらも漁の中止を求めた。

 70年、可愛がっていたフリッパー役のイルカが死んだ。オバリーさんは、飼育のストレスでイルカが自ら死を選んだと感じ、イルカの捕獲や飼育に反対する活動家に転じた。今の活動は、調教師だったことに責任を感じているからなのか。

 「その通りだ。私はイルカで最高と最悪を味わった。『フリッパー』で多くの人がイルカを好きになってくれて最高の気分だった。その結果、各地の水族館にイルカが閉じ込められ、ショーが行われている。最悪の気持ちだよ」

 和歌山県資源管理課は「どの食文化が正しくどの食文化が野蛮かなどと言う権利は誰にもない」と反論する。あまりにも深い溝が、そこにはあった。



私個人の意見で正しいとも正しくないとも言いませんが、

「牛、豚はよくて、何故イルカはいけない」では無くて、
「もう既に、牛、豚、鳥を人間の都合で増やし殺し食べているので、それ以外の動物(この場合はイルカ)まで食べなくてはいいのでは」と思います。

私には一生理解出来ないと思うのですが、
イルカ漁って何故あんなに残酷な殺し方をするのでしょうか?
牛や豚も屠殺は即死するような方法が取られているはずです。

死ぬまで衝き続ける方法を取れる事が、漁と言うよりもただの殺戮のように思えてなりません。




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COMMENT

断固「NO」です。

こんばんは。

この件は個人的には食べたことも食べたいとも
思わないので断固「NO」です。

イルカは形は違うけれど「海の人間」と言われていますよね。
生態系を脅かす生き物・・・と言われていますが
私は昔、スーパーマーケットでラスト業務として
働いていた事があって
こんなことがあっていいのか・・・と思うほど
廃棄物が大量にある事に疑問を持ったことがあります。
賞味期限が来た商品を捨てるよう指示が
出ていました。
日によっては大量の日もあります。
殆ど大量にありました。
仕事に従事していた者しか知りません。

廃棄される為に捕獲された魚介類に家畜肉・加工品・・・。
いつかこんな事していたら天罰が下る・・・と
思ったほどです。

食べきれないほど大切な資源を獲って結局・・廃棄。
イルカも同じと思います。

歴史のある文化だからと言うけれど
関西に出回っているのを見たことも無く
3400人の町で
2165頭と捕獲枠を定めているイルカを
お腹に収められます?
毎日イルカ食ですね。

私も疑問を持ち 色々調べましたが肯定派と否定派の決着は
多分 終わることは無いでしょう・・。

<どの食文化が正しくどの食文化が野蛮か
   などと言う権利は誰にもない>
悲しいかな現実はそうなのかもしれません・・・。
食べない人が増えると自然と衰退しますので
それを願うばかりです。

私は食べ物がイルカだけになっても食べませんよ(^^)

| kinnogoma | 2011/09/13 20:07 | URL |

自分の偏食を押し付けられても

世界には様々な食生活がある。
フランスではウサギのペーストをよくたべる。
アジア南部では蛇が市場にいて、生きたまま皮をはぐ。
自分が食べるかどうかは個々の判断でしょ。

スーパーの問題は流通の問題であり、だからイルカを取るなというのはお門違い。

オバリーはシーシェパードともつながりのある環境カルト活動家であり、欧米に多いセタシアン(鯨類愛好家)に過ぎない。ガイア教の宣教師にでもなったつもりなのだろう。イルカを海の人というのはそのカルトの信者たちだけだ。

| ednakano | 2011/09/13 22:46 | URL | ≫ EDIT

Re: 断固「NO」です。

kinnogoma様

こんばんは。

私もスーパーでは無いですが、飲食店でバイトした事があります。
あらかじめ作っておいたものが余って残飯となるもの、お客が残して残飯になるもの、当時は何も気にしていませんでしたが、今思い返して見るとすごい量でした。

そう考えると日本中で1日に出る残飯ってどの位あるんだろう?
何頭何羽の牛豚鳥が無駄に殺されている事になるんだろうと考えてしまいます。

そんな日本で、これだけ世界中で騒ぎになっているのにイルカを食べる必要があるのでしょうか?

肯定派と否定派の話、私もあちこちで見ました。そのやりとりを見ていると、私も永遠に決着がつかないなという感想です。

> <どの食文化が正しくどの食文化が野蛮か
>    などと言う権利は誰にもない>

人間のどの食文化も野蛮なんだと思います。
殺す為に増やし始めた時点で野蛮になったんだと思っています。
(ジャングルで野生動物相手に狩猟をして命を繋いでいる民族の方は該当しません)

> 私は食べ物がイルカだけになっても食べませんよ(^^)

私も食べませんね。

| ぐーパパ | 2011/09/14 00:13 | URL |

Re: 自分の偏食を押し付けられても

ednakano様

初めまして。
コメント有難うございます。

仰られている通り、世界中で様々な動物が食べられていることは誰にでも分かる話です。

肯定派の人はすぐに食文化や食生活だから自由だと言われますね。
では、極論になってしまいますが、日本国内に人間を食べる文化を持つ人達が居ても自由なんですね。
人間はダメで、人間以外の動物は好きに食べれば良いでは話になりません。
それは人間の驕りでしかありません。

報道の記事を鵜呑みにすると、全てでは無いかも知れませんが、太地内でもイルカ肉をクジラ肉として販売しているそうです。
また、局地的な漁であるにもかかわらず、地場産業として確立しようともせず、他県にアピールする事もしないのは何ででしょうね。

それは、あの殺し方に問題があるからでしょう。

私は食べる食べないよりも、あの殺し方を止めて欲しいと思っています。
(漁自体が無くなるのが一番良いですけど)

オリバーと言う人は全く知りませんし、シーシェパードのやり方もとても賛同出来るものではないと思っています。そして私は宗教が大嫌いです。

その人達が何を言っているのか知りませんが、私の意見は事実としてあるイルカ漁の殺し方を見ての意見です。

オランウータンの事を「森の人」って言いますよね。
イルカが「海の人」って呼ばれるのは的を得ていると思いますけど。
どちらも知能が高いそうですし。

| ぐーパパ | 2011/09/14 01:02 | URL |

すみませんでした。

流通なら無駄にしても良いとの発想・・幼稚です。
どうすれば無駄を無くす為の良い対策がとれるかを
考えるのが消費している者としての責務でしょう。

国から許可された物を信じて食べる・・
動物園の動物とよく似てますね。

でも多分 深く考えることの無い
 ednakano の様な意見が大半でしょう。

私がコメントしたばかりに余計なお仕事が
増えてしまいました。
   すみませんでした。



| kinnogoma | 2011/09/14 11:03 | URL |

Re: すみませんでした。

kinnogoma様

こんばんは。

全然あやまる必要なんかないですよ~。

このテーマで記事をUPする前から、肯定派の人からのコメントも入るだろうなと思っていました。

逆に1件だけだったので拍子抜けした位です。

kinnogomaさんが思った時に、思った事をコメントして頂ければと思います。

| ぐーパパ | 2011/09/15 00:47 | URL |

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