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犬猫飼い主捜し 獣医師奔走 /岩手

 迷子で保護されたり飼い主が持ち込んだりした犬や猫の命を1匹でも多く救おうと、盛岡市保健所の獣医師らが奔走している。あの手この手の取り組みで、犬では一昨年度71・7%、昨年度は78・0%が返還・譲渡され、全国平均(一昨年度28・9%)を大きく上回った。原動力は「殺処分するつらさに比べたら、できる限りの手を尽くしたい」という思いだ。20日、動物愛護週間が始まった。

 市保健所に犬が保護されてくると、岩崎ささ子獣医師(30)らはまず、首輪に鑑札があるかを調べる。ない場合は、保健所のホームページに保護情報を載せ、飼い主捜しの作業が始まる。

 登録簿を基に、近くで飼われている似た犬の飼い主に1軒ずつ電話をかける。ポスターを手作りして張って回る。車に犬を乗せ、スピーカーで呼びかけながら走ったこともある。こうした努力で、10年前には盛岡地域では23%だった返還率を7割近い、全国でも高い水準まで引き上げた。

 市保健所は2008年4月、市の中核市移行に伴いスタートした。飼い主捜しのこうした手法は、「住民に近い市と一体の保健所だからできた」(佐藤圭生活衛生課長)という。

 手間はかかる。だが、飼い主が見つからなければ殺処分しなければならない。ただ待っているだけでは、いたたまれない。だから、ポスターを見た飼い主から連絡が来ると、フロア全体が喜びに沸く。それでも飼い主が見つからなかった場合、新しい飼い主への譲渡を考える。こうして、昨年度は保健所に来た犬82匹のうち64匹が命をつないだ。

 登録制度のない猫の場合、昨年度保護・引き取りされた118匹のうち返還・譲渡は38匹のみ。「庭にふんをする」「鳴き声がうるさい」など苦情も多く、同保健所は今年度、愛護団体「動物いのちの会いわて」と協働で「地域ねこモデル事業」に取り組む。

 飼い主のいない猫に不妊手術をして増えないようにした上で、餌やりを管理し、猫用トイレも作る。地域の理解と合意のもと、適正に管理する狙いで、各地の成功事例を参考に準備中だ。

 岩崎獣医師は「保健所だけでできることはほとんどないが、愛護団体や獣医師会、市民の協力があれば、1匹ずつ救える命が増えるはず。飼い主には、ぜひ鑑札や迷子札を付けてほしい」と力を込める。
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| 報道 | 22:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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