信濃毎日新聞 2011年11月17日
http://www.shinmai.co.jp/news/20111117/KT111116SJI090010000.html 南アルプスの高山帯や亜高山帯でニホンジカによる植物の食害や踏み荒らしが深刻化する中、南ア食害対策協議会(事務局・伊那市)は16日、長野県側の高山・亜高山帯では初めてとなる捕殺に向け、伊那市長谷の南ア林道沿いの山林に「くくりわな」と「囲いわな」を仕掛けた。県も、山梨県と連携した捕殺への取り組みに着手した。
対策協は伊那市、飯田市、諏訪郡富士見町、下伊那郡大鹿村や南信森林管理署などで構成。この日は長谷猟友会員ら約20人が、板を踏むとワイヤの輪が締まり、脚が抜けなくなるくくりわな22個を標高1800メートル付近に設置した。本格的な降雪までの間、会員が連日見回り、掛かったシカを処分して麓まで下ろす。
囲いわなの設置は信大農学部に委託。同1600メートル付近に、立ち木を利用して高さ2メートルのネットを20メートル四方ほどに張った。内側に塩を置き、なめに来たシカがワイヤに触れると落とし扉が下りる。竹田謙一准教授(応用動物行動学)によると、シカは寒さとともに里側へ移動し、大平山荘(1960メートル)付近では既に確認しにくくなっている。今回の設置の箇所や時期で、どの程度の効果があるか確かめたい考えだ。
一方、長野、山梨両県は12日から12月末まで、互いに相手側の地元猟友会員にシカ捕殺許可を出し、県境を越えて活動できるようにした。山梨側では2009年度から捕殺を始めているが、長野側に逃げ込むと手が出せなかった。それぞれ猟友会員が随時、南ア林道を車で移動しながらシカを撃つほか、期間内に複数回、県境の北沢峠付近へ同時にシカを追い立てる計画だ。
長谷猟友会の北原幸彦会長は「それぞれの活動を組み合わせ、効果的な対応につなげられるといい」と話している。
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