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[しっぽの気持ち] 動物たちに快適な環境を=渡辺眞子

毎日新聞 しっぽの気持ち 2011年11月29日 より
 http://mainichi.jp/life/housing/news/20111129ddm013070018000c.html

動物たちに快適な環境を=渡辺眞子

 風が冷たい空気をはらむころになると、毛皮を身につけた人たちを見かける。ジャケットやコート類の襟と袖口といった衣服のワンポイント遣い以外にも、手袋やブーツの縁、キーチェーンやバッグなどにアクセサリーとして装着するタイプも多い。

 服の先で揺れている毛皮製品の数々。それらは、かつて生き物だった。そして、その命は人を飾るためだけに奪われた。海外では特定の動物の毛皮製品の輸出入や取引を禁止したり、ひとつの町が毛皮の衣料品販売を禁じる条例を可決したりと、ファッションのための毛皮を否定する動きがある。

 私たちの生活は好むと好まざるとに関わらず、多くの動物たちの犠牲の上に成り立っている。実験動物や畜産動物について口にしようとすると、よく質問されるのは次の二つだ。「では、あなたは肉も魚も食べない?」「病気になっても治療を受けない?」。完全な菜食主義者や一切の医療を拒否する人しか、畜産と実験動物についての思いを述べることが許されないのだろうか。

 牛や豚や鶏が、それぞれの動物種に合った環境で、できるだけ快適に暮らしてほしい。実験に供されるネズミやウサギが、可能な限り痛みや不安なく、3Rの原則(数の削減、苦痛の軽減、代替法)が順守される中で飼育管理されてほしい。結果的に食用に処理し、実験の末に安楽死処分する対象への扱いを憂えるのは偽善なのかもしれない。それでも、これだけの恩恵を受けている彼らへの福祉を徹底したいという考えこそ健全ではないだろうか。

 環境省では「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正案についてパブリックコメントを来月7日まで募集している(環境省ホームページ参照)。内容には「虐待の防止」「罰則規定の見直し」などに加えて実験動物と産業動物の取り扱いが含まれる。動物実験や肉食の是非を問うのでなく、その動物たちの扱いに適切な規制を設けるべく、たくさんの方にご意見をお送りいただきたい。

 冬空の下、帰る家のない猫たちが毛をふくらませて寄り添い合っている。命について深く考えさせられた1年が、大きな宿題を残して過ぎようとしている。(作家)
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